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猪突猛進ナル妹のビッグバン  作者: 月読カイト
三 そして妹はいなくなった
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レオンの沈痛

「タケルさん、まずはレオンどののところへ行きましょう」

 非常事態だけに、カレンはその高価な、転移の魔法具を、惜しげもなく使った。

「カレン、来ると思っていた。クララも来ている」

 レオンは辛そうな顔で言った。

「レオン?妹をどうした、どこへやった!」

 タケルはもはや正気を失って、無駄にレオンを責めた。レオンもその真意を察してか、あまり口を開かなかった。

「依然、存在は確認できない」

「しんだ…ヒナタは死んだというのか!?」

 タケルは半狂乱になっている。認めたくない、その一心だった。

 クララは同情して涙をこらえている。カレンはその現実をまたいで、レオンに尋ねた。

「魔界とかいうところにも、彼女はいないんですか?」

「魔力の驚異的な増幅は、魔界にまで認められた。すぐにタケルに電話したが…」

 レオンは言った。

「可能性はなくなはいが、それは絶望的数値だ」


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