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猪突猛進ナル妹のビッグバン  作者: 月読カイト
二 イケメンには漆黒の羽根が似合う
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帰路にて

 カレンの提案で、その日は皆それぞれの場所に戻って考えるということで、解散となった。

「今まで、すまなかった」

レオンは堕天使らしくなく、タケルとクララに謝罪した。

「俺はいいけど、クララにはもっと謝っといたほうがいい」

レオンとクララを置いて、三人は家に戻った。クララの真意もレオンの気持ちもわからない以上、そうするしか思いつかなかった。

「ただし、クララになにかしたら、許さないぞ」


「にわかには信じられないわね…今日のできごとが」

 帰り道、ヒナタは独り言のようにつぶやいた。

「信じろっていうのは無理な話だよ、いろいろありすぎた」

 タケルも首をすくめる。

「私も仕事が済んだので一安心です。一旦上司に報告してきます」

カレンはあっさりと言ったので、タケルは微妙な気持ちになった。

「あなたはやはり外の人間ね。仕事が終わったじゃあサヨウナラっていう作法を教わってきたの?」

 カレンに食ってかかる妹の心理は、兄の気持ちを代弁するものだ。タケルは妹のそういうところは、嫌いではなかった。むしろありがたかった。


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