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帰路にて
カレンの提案で、その日は皆それぞれの場所に戻って考えるということで、解散となった。
「今まで、すまなかった」
レオンは堕天使らしくなく、タケルとクララに謝罪した。
「俺はいいけど、クララにはもっと謝っといたほうがいい」
レオンとクララを置いて、三人は家に戻った。クララの真意もレオンの気持ちもわからない以上、そうするしか思いつかなかった。
「ただし、クララになにかしたら、許さないぞ」
「にわかには信じられないわね…今日のできごとが」
帰り道、ヒナタは独り言のようにつぶやいた。
「信じろっていうのは無理な話だよ、いろいろありすぎた」
タケルも首をすくめる。
「私も仕事が済んだので一安心です。一旦上司に報告してきます」
カレンはあっさりと言ったので、タケルは微妙な気持ちになった。
「あなたはやはり外の人間ね。仕事が終わったじゃあサヨウナラっていう作法を教わってきたの?」
カレンに食ってかかる妹の心理は、兄の気持ちを代弁するものだ。タケルは妹のそういうところは、嫌いではなかった。むしろありがたかった。




