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猪突猛進ナル妹のビッグバン  作者: 月読カイト
二 イケメンには漆黒の羽根が似合う
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堕天使は悪魔の秘術を使いすぎる

「で、レオンどの」

 しびれをきらしてカレンが口をはさんだ。

「結局、堕天使の使命とは?」

 レオンの顔から微笑みが消えた。

「その話は、俺のへやでしていいか?」

 彼は携帯を取り出して、何やら入力した。

「転移」

 そういっただけで、みんなは、レオンの部屋に瞬時に移動した。

「あきれた!」

 カレンはその強引さ、横暴さに怒った。これでは、信じろという方が難しい展開だ。

「まあまあ、悪意がない証拠だろ?」

 タケルはいつの間にか、元の鞘に収まっている。クララが元気で、安心したのだろう。

「ここに、トラップや罠が仕込まれていたら、どうするんです…」

 カレンはまだ堕天使であり、レオンが仕事の対象であることを忘れてはいない。

「全ては、魔王の魔力の賜物さ。俺の魔力じゃない」

レオンは心の底から、自分を卑下していた。

「…実は、お願いしたいことがあるんだ」

 初めてレオンは頭を下げた。それは、学校でも見せたことがない光景だった。




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