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堕天使は悪魔の秘術を使いすぎる
「で、レオンどの」
しびれをきらしてカレンが口をはさんだ。
「結局、堕天使の使命とは?」
レオンの顔から微笑みが消えた。
「その話は、俺のへやでしていいか?」
彼は携帯を取り出して、何やら入力した。
「転移」
そういっただけで、みんなは、レオンの部屋に瞬時に移動した。
「あきれた!」
カレンはその強引さ、横暴さに怒った。これでは、信じろという方が難しい展開だ。
「まあまあ、悪意がない証拠だろ?」
タケルはいつの間にか、元の鞘に収まっている。クララが元気で、安心したのだろう。
「ここに、トラップや罠が仕込まれていたら、どうするんです…」
カレンはまだ堕天使であり、レオンが仕事の対象であることを忘れてはいない。
「全ては、魔王の魔力の賜物さ。俺の魔力じゃない」
レオンは心の底から、自分を卑下していた。
「…実は、お願いしたいことがあるんだ」
初めてレオンは頭を下げた。それは、学校でも見せたことがない光景だった。




