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猪突猛進ナル妹のビッグバン  作者: 月読カイト
二 イケメンには漆黒の羽根が似合う
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クララの告白

 タケルはクララの「心」が気がかりで、それからの歩調を速めた。だんだん、駆け足になっていく。屋上がこんなに遠く感じたのは、初めてだ。

 屋上のドアを開けると、予想通り、クララが立っていた。だが様子が変だ。

「タケルくん、きてくれたんだ…うれしい」

 目は虚ろで、口調もゆっくりしている。学級委員長としての「凛とした」彼女の姿は、どこにも見えない。

「あたし本当は…タケルくんのこと、気になってたの…だから、真っ先に、そうだん、したんだよ…?」

 タケルは思った。むしろこれは、他人じゃないのか?と。それでもその言葉が嬉しく感じたのは、タケルの本心がそうだったからかも知れない。むしろ、そうでいてほしかった。

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