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転送
ゴウンという強烈な爆発音が周囲に響き渡った。
そして彼の家は、周りの物質を一部もぎとって消えていた。
隣の家を含め、それ以外の日常に影響はなかった。
はじめに目を覚ましたのは、カレンだった。
「間に合ったようですね」
そこは、広大な砂漠の、真ん中だった。彼らは、家ごと空間転移し、そこにいた。
家も庭も、切り取ったように、そこにある。
ほどなく、タケルが目を覚ました。
「ここは…どこなんだ」
「咄嗟のことでしたので、他の座標に転移しました。内部に、限定的なバリアをはりつつ、人が少ないところを咄嗟に想像したので、ここにみんな、転移されてしまいました」
「意味がわからないんだが、要はワープして違うところに来たということか?」
「正確には異次元ですね」
カレンは自慢げにいった。




