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9 魔石ショップガイド

補足説明を魔石ショップのザザさんにお願いしてみました。


とは言え・・・まぁなんて言いますか読み飛ばして頂いても結構かと。


いらっしゃいませお客様。

魔石カウンターの責任者をさせて頂いております、ザザと申します。

お客様こちらのご利用は初めてでしょうか?


左様でございますか、よろしければ一通り説明させて頂きますが、如何ですか?


畏まりました。

それでは少しお時間を頂きまして・・・

こちらでは魔石の買い取りと販売を賜っております。

失礼ですが、探索者の方でいらっしゃいますか?


恐れ入ります。探索者様でいらっしゃいましたら買取の方から説明させて頂きますね。


魔石を分類するための要素として挙げられるのが、色と大きさで御座います。


色で御座いますが、魔石は大きく無色のものと色付きとが御座います。

どちらも魔石の持つエネルギーの密度で色の深さが変わってまいります。


色がついている物は透明な物からより強い色合いに。

強いと申しますのは、より鮮やかで鮮烈であること、ビビットな状態で御座います。

鮮やかな色の物ほど多くのエネルギーを内包しているのです。


無色の物は透明な物から吸い込まれるような黒に変化いたします。

無色の魔石はあらゆる情報や状態を記憶する魔石と言われています。

黒い魔石ほど多くの情報を蓄えることが可能で御座います。


黒を色と考えますと、やはり透明から強い色合いにということになりますね。

黒く見えるほど純度の高い記憶石(メモリーストーン)は滅多にお目にかかれない希少な物で御座いますから、一般的に透明であると言われてきたのでしょう。


次は大きさ。サイズで御座います。


こちらは単純明快で体積がエネルギーの量と比例致します。

大きいものほど大きなエネルギーを、無色でしたら沢山の、あるいは高密度の情報を記憶させることができます。


お値段についてで御座いますが、色大きさ共に一定のクラスまでは市場相場により決定されております。

こちらをご覧ください。こちらが色見本と対応するクラス表、こちらがサイズのクラス表になっております。

先ほど申し上げました通りその時の市場価格でそれぞれのクラスのお値段が変動してまいります。

それぞれのクラスの現在の価格は・・・このようになっております。


魔石の市場はほぼ探索者ギルドが一手に扱っていると言っても過言では御座いません。

市場価格はおおよそ2月(ふたつき)毎に探索者ギルドのネットワークによって更新されております。

もちろん支部ごとに多少の時間的な誤差は御座います。より正確にお知りになりたい場合には、各国首都が最新の価格に近いとお考えいただければ宜しいかと存じます。


さて、先程一定のクラスまではと申し上げましたが、一定クラス以上の魔石は大変希少で御座います。

そういった希少な魔石は基本的にはオークション等で取引されております。世の中に出回っている数を考えましても、おおよそ相場と言うのも存在しないもので御座いますので。


参考までに今年の落札価格ですと、王都のオークションで、ある資産家が所有していた火の魔石・・・これは過去に火竜から産出された物ですが1億2千万白金貨で取引されております。


滅多に産出しない物では御座いますが、オーバーサイズの魔石をお持ちになられた際にはオークションのご案内などさせて頂きたく存じます。


買取に関しては以上で御座います。

何か気になる点が御座いましたら、魔石ブースの者にお気軽にお声がけください。



さて、販売の方で御座いますが、大きく分けて娯楽目的の物、実用利用目的の物、記録目的の物が御座います。


娯楽目的の物は、記憶や映像を追体験し楽しむ目的の物で御座います。

ジャンルも色々御座います。

販売ブースにご用意が御座いますので、お気に召すものを探していただければ幸いです。

もしどういった物が観たいのか決まっておりましたら、販売ブースの者におっしゃって頂ければご案内致します。


次に実用利用目的の物、これはスキル、あるいは魔法の習得用の魔石ですとか、戦闘指南、戦術指南といった・・・俗に言う兵法書と言われる物ですね。他には専門職のマニュアル等も御座います。


いずれの物も経験を体験することによって、感覚的に理解を深める事が目的で御座います。

追体験は目の前で見ることより多くの気づきが御座います。

百聞は一見に如かずと申しますが、百見は一験に如かずと言った所でしょうか。


ひとつ注意点が御座います。

追体験致しますと、感覚的な理解は大変深まるので御座いますが、ご自身の肉体的な状態ですとか感覚的な鋭さとか、そういった部分の訓練は必要なことが往々にして御座います。

筋力的な部分、マナを操作する練度、あるいは味覚ですとか、音を聞き分ける聴力、兵法書等ですと理解する予備知識と言った部分も御座いますね。

そのような部分が十分ではない場合、体感として理解はできても実行できないことも御座います。


最後は記録目的の用途で御座います。


歴史書、過去に起こった戦の記録、災害の記録、奇跡の記録、国家間、あるいは種族間で交わされた約定の記録、そういった物の公式の記録などが含まれます。こちらもすべてでは御座いませんがいくつかの代表的な物は取り扱わせて頂いております。


また、こういった物は一般に公開されていないものも御座いますが、公開されておりますものは取り寄せることも可能で御座います。ご必要でしたらこちらも販売ブースの者にご相談ください。


以上で御座います。

もっと掘り下げるとどうやって色々な種類の魔石が出来上がるのかの考察とかもありますが、またの機会に。


市場相場は世界的なネットワークがあるわけではないので、おおよそ国、あるいは近隣地域の市場圏で決まって行きます。その地域に不足している物、あるいは需要の大きい物はよく売れて高く。そうでない物は安くなっていきます。

これは魔石の供給自体が安定な物ではないので、需要と供給のバランスはその時々で大きく変動するだろうという想定で、このようになってます。



あと記憶の販売という部分があります。

今回アレンが売った飯テロみたいな案件です。


一応、即時買い取りと版権化して売り上げの数割がバックする仕組みを選択できるみたいなのを考えてます。


長期で膨大な数売れそうなものは版権化すると良さそう、バズるか分からない場合は提示額で買い取ってもらうみたいな?


即時買い取りは記憶の密度と時間の長さでお値段変わりますが、商売ですのである程度販売が見込めるか査定があります。査定次第では買取価格の上乗せがあります。

提示価格に納得がいかなくて売れる自信があるなら版権化を選択しますが、初期ロットの魔石代は売れそうな内容ならギルドが持ってくれます。ダメなら自分で持ち出し。あくまで内容部分に付加価値が付く感じですね。

追加増版になったら全部ギルド持ちで、経費なしでお金が入ってきます。



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