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神が宿る世界でー能力者育成機関本部決定戦編ー  作者: 斑鳩
第6章 狂乱の宴(クレイジー・フェスティバル)
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第71話マークと葵

「終わったぞ。マーク・レベレスタ」


佐島家の者を殲滅した葵は姿の見えない者へ語りかけていた。


「良く気づいたな」

「アメリカ軍の元帥がこそこそと何をしている?」

「……色々と抱えている者があってな」

「色々?」

「日本に居るチーム[ドミネーション]について、君には協力して貰いたい。そう言った筈だ」

「……アメリカ軍がその気になれば、いつでも潰せるだろう」

「確かに、だが、アメリカ軍はこの件で動くつもりは無い。だからこそ、日本人に対処して貰いたい」

「……断ったら?」

「日本はチーム[ドミネーション]に支配される」

「……どのみち、流島家に留まろうとしている訳ではない。俺の居場所を造ってくれ、それで従ってやる」

「居場所?……君も大変だな」


居場所と言うその言葉を受け、何かを察したマークは少し考えると答えを出す。


「良いだろう。それぐらいはしてやる。メンバーの候補は出来ているが、それを率いるのは若い男になると思うが……どうだ?」

「年齢はどうでも良い。強さがあれば」

「保証しよう」

「引き受けた」


今回の佐島家と流島家の抗争は佐島家がアメリカ軍の力を借りて、分家である佐島家を本家である流島家から奪うとして、始まったが、全てはアメリカ軍のマーク・レベレスタが仕組んだものだった。

マークは葵と接触するためだけに今回の佐島家との会合に出席し、佐島家に僅かながらの協力をし、現在の様に葵との接触こそが沖縄支部に来たのが目的だった。


「……今日は帰る。連絡はいずれする」

「了解した」


マークは出現した魔法陣によって、姿を消す。

かくして、流島家と佐島家の抗争は流島家の勝利で幕を閉じた。


ーーーーーーーーーーーー


「どうするつもりなのか、お聞かせ下さい」


流島家の者達は当主である丈助へ駆け寄り、問い詰めていた。


「何の話だ?」

「捕らえた流島家の者達の事です。まさか、このままでは終わらせないでしょ」

「……殺せと?」

「当然の事!ここまでの被害が出て、このままでは済ませる事は死んでいった者達への冒涜と言えるでしょう」

「だからと言って、佐島家の人間を殺してどうする?」

「……このままで済ませるおつもりか?」

「どうしたいと言うのだ」

「一人残らず、殺して下さい」


判断を決めかねる丈助の前に葵が現れる。


「……葵。何の用だ」

「そんなに警戒しないでくれよ。流島家の窮地を救った男なんだからよ」

「……一族に属さないお前が何を言った所で」

「だが、実際救ったのは俺だ」





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