第67話 佐島家とアメリカ軍
「任務完了だ」
ジェネシスは何も無い空間を開く。
「これで沖縄まで戻れる。マークとの会合が出来るかについては後日連絡すると、君の父親に伝えておいてくれ」
「は、はい」
佐助は開かれた空間へと入り、沖縄支部へと帰還した。
「良くやった」
帰って来た佐助を迎え入れた父の言葉はそれで終わり、直ぐ様姿を消した。
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後日、アメリカ軍の上層部と佐島家が秘密裏に行われる事になった。
「……今回の会合は佐島家とアメリカ軍の双方に利益がある一点があるからこそ、この会合が執り行われる事になりました」
アメリカ軍と佐島家との会合はアメリカ軍中将である重層の騎士が中心となり進められていた。
「……重層の騎士。魔力を何重にも張り巡らせたこの黒き鎧は日本の奈良支部で造られた物ですね。……中身が気になるのですが」
「アメリカ軍の闇が詰まっている」
佐助の父のその言葉にアメリカ軍元帥のマーク・レベレスタが答える。
「闇とは?」
「そのままの意味だ。そこの中将の重魔の騎士も同様になぁ」
「……そちらも一筋縄ではないと言う事の様だ」
「今回の会合はアメリカ軍も賛同しよう。アメリカ軍の後ろ楯はくれてやる」
「……ありがたい」
「一つ聞こう。何が目的だ?」
「泥水を啜る我らの反逆を」
「そうか」
アメリカ軍と佐島家の秘密裏に行われた会合は終了し、アメリカ軍の代表達は海を眺めていた。
「宜しかったので?」
重層の騎士のその疑問にマークは笑みを溢しながら答える。
「構わない。佐島家がどう足掻こうが、流島家には勝てない」
「ですが、佐島佐助の狂乱の宴は中々の驚異になるかと」
「ならば、お前と重魔の騎士は残り、佐島家の行く末を見守れ」
「了解致しました」
二人のそのやり取りを不満そうにしていた女は耐え兼ね、割って入る。
「お待ちを、それを許しては私の立場が」
「そんなものはどうでも良い。さっさと転移魔法でアメリカに戻るぞ」
「私の魔法の使用はアメリカ軍の取り決めで今回は」
「理解している。今回は行きは重層の騎士の転移魔法で来たからな。帰りはお前でも良いだろう」
マークの言葉に賛同しないその女を見かね、重層の騎士が動く。
「いい加減にしろ!シャーロット中将である君がただをこねるな。フルネームを名乗れない君は、嫌あの一族がアメリカにした事を考えろ。君が生かされているのはアメリカ軍にとって、都合が良かったからだ。それが失くなれば、君はアメリカ軍の手によって抹殺される事を忘れるな」




