第65話 背負いし宿命
能力者育成機関本部決定戦一回戦目も終盤に差し掛かり、残り時間と、残りの人数が僅かとなって居た。
そんな中、沖縄支部の代表である佐島佐助は自ら動く事なく、勝利を重ねていた。
「……つまらない」
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青い髪に目の下の酷いその男が産まれたのは、沖縄支部の名門流島の分家である佐島家に産まれた。
鬼神の能力、異能を持つ流島家と違い、佐島は特殊な能力、異能へと変化し、本家である流島家から追放され、沖縄支部でも腫れ物とされる一族が佐島家であった。
そんな佐島家に産まれた佐助は一族の中でも異質と言われる能力を持って、産まれた事が全ての始まりだった。
「……ここはどこですか?」
「何処でも良い。お前は大人しく待っていろ。相手の機嫌を損ねれば、死ぬぞ」
建物もなく、人の気配も無いその草原に佐助とその父がとある人物を待っていた。
すると、何も無い場所から空間をドアの様に開けて、とある人物が現れた。
黒髪に眼鏡をかけた白衣を来たその男性を一目見た瞬間佐助は悟る。
その人物が人智を越えた存在であることを
「……貴方がジェネシス・ワーデルですね。アメリカ軍大将の一人の」
「貴方が佐島家の代表ですか?それで貴方がやってくれるのですか?」
「この子が」
佐助の父は自身の背後で怯える我が子を掴むと前へと連れ出す。
「この子が錯乱兵器ですか?」
「ええ、狂乱の宴この能力は使えます。だからこそ、マーク・レベレスタとの会合の場を設けて下さい」
「それはこの子の活躍次第です」
「良いか。必ず、成功させろ!」
父の期待を背負い佐助はジェネシスと共に何も無い場所の空間を開けてとあるビルの屋上へと移動していた。
「ここは」
突風が吹き荒れる屋上で佐助はふらついていた。
「ここは管理する神の隠れ家。七歳の子供には過酷な戦場になるが、君の能力が本物なら、難なく、終える事が出来る。行こうか」
ジェネシスは屋上の空間を開き、足場の無くなった二人は落下する。
ジェネシスは落下の最中佐助を抱き抱え、着地する。
「任務開始だ。やれるかな?」
「頑張ります。佐島家の為に」
佐助は全身から大量の黒いオーラを放出させる。
ジェネシスは自身に影響が及ばない様に自身の周りの空間を開き、黒いオーラを別空間へと逃していた。
ジェネシスが別空間に逃していた以外の黒いオーラは壁、床をすり抜け、ビル全体を包み込んでいた。
「終わったかい?」
「はぁはぁ。はい!」
「では、様子を見ようか」
ジェネシスは床の空間を開け、下へと降りていく。




