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神が宿る世界でー能力者育成機関本部決定戦編ー  作者: 斑鳩
第1章氷神の巨人(アイス・ゴーレム)
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第12話 対立

未來のその言葉を受け、勉の表情は変化していった。


「……力の譲渡は誰もがやって来た事だ。氷川も氷神の花畑(コールド・ガーデン)暴滅氷神竜タイラント・ブリザードを次の世代へと儀式によって、受け継がせている」

「氷川家のやり方と三川家のやり方は根本的に違う」

「しかし、本質的には同じ筈だ」

「同じにするな!」

「こちらには切り札がある。その気になれば、青森支部を使い、氷川家を潰すことも出来る立場に居る事を忘れないで欲しい」

「それは……脅しか?」

「そう受け取って下さいよ」

「……受けて立つ!」

「はぁ?青森支部を氷川家だけで戦えると思っているんですか?」

「思っているから、言っている。幾ら束になってもお前らでは勝てない事を知る事になる」

「後悔しますよ」

「お前がな」


氷川家と三川家の交渉は決裂し、終わりを迎えた。

勉は娘の涼香を連れ、氷川家を後にすると、告げた通り、氷川家が青森支部にどれ程危険なのかを嘘を交えて伝えた。

それによって、青森支部防衛局と氷川家の争いが約三年近く行われる事になる。

この時、涼香とひょうの間にはいずれ、氷川家と三川家の名に恥じない戦いをすると、約束をすると共にこれから五年間二人が出会う事は無く、再会は五年後の日本能力者育成機関本部決定戦で出会う事になる。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


現在、ひょうは無数の氷竜を利用した技、暴滅包囲網(タイラント・シージ)によって、氷竜を網の様に配置して、中にはひょうと涼香の二人だけとなっていた。

そんな中で涼香は怒りに任せて、ひょうに攻撃するものの、全て暴滅氷神竜タイラント・ブリザードによって、軽く遊ばれていた。そんな状況になれば、なるほど涼香の怒りは増すが、涼香の氷神の巨人(アイス・ゴーレム)の異能によって、氷で造られたゴーレム達はひょう暴滅氷神竜タイラント・ブリザードによって、造られた氷竜に接触すると、切断され、氷で繋ぎ止め、動きを止められていた。


「……何で、勝てない」

「お前と俺とでは、レベルが違う」

「レベル?」

「全てに置いてなぁ」

「私がどれだけの試練と訓練を行ってきたのか、氷川氷ひかわひょう……お前には分からない」

「知りたくもねぇ。ここで必要なのは、純粋な強さだけだ。俺にはあって、お前には無いものだ」

「それは……私にもあるものだ」


涼香は全身から冷気を放出させ、氷で造られた巨大なゴーレムを五体造り出す。


氷神竜一線(ブリザード・ライン)


ひょうは右手を突き出し、その右手から氷竜を出現させると、素早く矢の様に一瞬で五体を貫く。

氷竜に接触した五体のゴーレムは胴体を切断され、氷で繋ぎ止められる。


「……大分、不恰好になったな」

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