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十六歳の妹の誕生日、私はこの世を去る。  作者: あいみ
リックフォードの場合

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11/13

6

 楽しいことを考えているうちに、屋敷はすぐ目の前だった。


 「父上!ルビアとの婚約を発表してきました!!」

 「だから?」


 机の向こうから返ってきた声は、あまりにも淡かった。


 胸の奥が、わずかに冷える。


 公爵としていつも厳しく、でも、父親として優しい一面も持っている。

 あまり感情を表に出さない人だったが、今日は特に冷たく感じた。


 「これからは彼女と共に、公爵家を……」

「お前に継がせるつもりはない」


 言葉が途中で切れた。


 「……は?」


 ようやく顔を上げた父上の目には、一片の情もなかった。その無慈悲な視線に、凍りついた心臓がギュッと掴まれたような感覚が走る。



 「どういうことですか、父上……?」


 俺の声は震えていた。父上の言葉の意味が信じられず、頭が真っ白になる。


「お前はもう、跡取りではない」


 父上はゆっくりと、しかし確信に満ちた声で告げた。


 時が止まったかのような静寂。聞こえるのは俺の心臓の音だけ。


 「理由を……教えてください」


 父上は引き出しから一枚の書類を取り出した。


「これは、お前が署名したものだ」


 視線を落とす。


 そこには、婚約破棄の文書と並んで一文。


 “ルビア・ジュエール嬢との婚約成立時、継承権を放棄する”


 息が止まった。


 何だこれは?そんなものに覚えはないぞ。


 いや、書類自体には見覚えはあるが、書いてある意味を深く読んでいなかった。


 婚約破棄の書類だと信じていたから、俺は……。


 「よもや、目を通さずにサインしたのか?」

 「っ……」


 すっかり忘れていた記憶が甦る。


 あのとき。赤毛はサインをすることを躊躇った。

 もしも、あの行動の意味が俺との関係を断ち切ることが嫌だったのではなく、この内容に対してだったとしたら?


 「まぁ、お前が平民の娘を選んだ時点で、後継者からは外していたがな」

 「俺とルビアは真実の愛で結ばれているんです!!」

 「だから、聞いただろう?本当に結婚したいのかと」


 あのとき、父上は本気だった。その眼差しは鋭く、決して俺を試すためだけの言葉ではなかった。だからこそ、俺も悩むことなく答えたのだ。


 ──あの答えが間違いだったとでも言いたいのか?


 「結婚は許した。後は好きにしろ」

 「ですからなぜ!!」

 「お前は!!由緒正しき公爵家に異物を混ぜるつもりなのか?」

 「い、異物?まさかルビアのことを言っているのですか!?ルビアは伯爵家の血を引いています!!」

 「だが、平民の血も引いている」


 その言葉に、俺は言葉を失った。確かに、ルビアの母親は平民だった。だが、それがどうしたというのか?愛は血筋で決まるものではない。


 俺はルビアを心から愛している。彼女の優しさと強さに惹かれ、共に未来を歩みたいと願っている。ただ、それだけだ。


 「俺以外に公爵の座を継げる者はいません!!父上もご存知でしょう!!」


 俺は公爵家の長男として、生まれながらにして家の未来を背負う者だと信じて疑わなかった。父上も、そのことを心から認めていたはずだ。そう信じていた。


 そこに、静かな足音と共に弟のアルフォンソが入ってきた。


 「大丈夫ですよ、兄上。僕がいますから」


 その声は冷たく、かつ確信に満ちていた。


 俺が父上を尊敬するように、アルフォンソもまた俺を尊敬していた。いつだって憧れの眼差しは眩しくて。


 だが、今のアルフォンソは違う。かつての憧れは消え失せ、代わりに侮蔑の色が濃く浮かんでいた。


 俺こそが次期公爵に相応しいと、毎日のように言ってくれていたのに。


 動揺が隠せない。幼かったアルフォンソがやけに大きく見える。


 「何を言っている?お前はまだ未成年だ。冗談も大概にしろ」

 「お前こそ何を言っているんだ。あと二年すればアルフォンソも成人。家を継ぐのに何の問題もない」


 父上は冷静に反論した。


 心臓がやけにうるさい。息も苦しくて、視界に映るものが色褪せる。


 まるでもう、覆せない現実であるかのように。


 視界が揺れる。自分の足場だけが、ゆっくり崩れていく感覚。


 「俺が!!次期公爵です!!アルフォンソは公爵となるべく勉強が終わっていない。継ぐのは無理だ!!」

 「面白いことを言いますね、兄上。学びに終わりはないというのに」


 アルフォンソが浮かべたのは警戒心を解くような穏やかな笑み。


 「そもそも。兄上だって勉強は終わっていないでしょう」

 「なんだと!!?」

 「アルフォンソの言う通りだ。平民の娘。いや、スカーレット嬢と出会ってから勉強の時間は減り、平民の娘と婚約を結んでからは完全に勉強をしなくなったじゃないか」

 「なっ……。違います!それは俺が優秀で学ぶことがなくなっただけで……」

 「ほう。それはおかしいな。家庭教師からは、お前が勉強に来なくなったと報告を受けているが?」

 「で、ですから。それは……。そうだ!家庭教師が俺を呼びに来なかったのが、その証拠でしょう!!」


 俺が何を言おうと二人の目は変わらない。感情がなく、言葉を発するたびに空気が重くなる。


 勉強の時間が減り、俺もルビアと過ごせる時間が増えた。

 どこにも出掛けられなくても、一緒にいられるだけで良い。


 顔を見るだけ。声を聞くだけ。それだけで俺の心は満たされ続ける。


 いつしか、家庭教師から俺に声をかけることはなくなった。その瞬間、俺はもう学ぶべきことがないのだと思った。


 あんなに口うるさく言っていた侍従のマーケルも、何も言わずに俺を見送る日々。


 「彼らは判断したんだ。何を言っても聞く耳を持たず、婚約者との時間のほうが大切だと口にしたお前は、公爵の器ではないと」

 「ち、違っ……」

 「アルフォンソは怠けることなく真摯に取り組んでいる」

 「今からでも……。そうすれば俺は……」

 「くどい。お前は自らサインしたんだ。公爵の座を辞退すると」

 「それを選んだのは、兄上ですよ」


 ダメだ、そんなこと。俺はずっと公爵になるために頑張ってきた。

 寝る間も惜しんで机に向かい、友人との時間も削った。


 人脈を広げるために社交にも顔を出し、次期公爵として振る舞ってきたんだぞ。


 くそくそくそ!!許されるわけがない。

 俺以外が公爵の座に就くなど!!


 「そうだ!!ジュエール家にはもうルビアしかいません!醜い赤毛は死んだ。天に還った!!俺とルビアが結婚して、伯爵家を援助しなければ……」

 「丁度いいではないか。お前が婿養子となり、伯爵家を継いでやれ」

 「なぜそうなるんですか!!」


 あの赤毛!!生きているときは煩わしかったが、死んでからも俺の邪魔をするのか!!


 アルフォンソよりも先に父上を説得して、公爵の座を取り戻さなければ。


 「…………待って下さい。もし仮に、俺がルビアではなく赤毛と結婚することになったとして。伯爵家はどうするつもりだったのですか」


 法律上、平民の血を引く者は家督を継げない。

 ルビアは伯爵にはなれないのだ。父上だってそのことは知っているはず。


 それなのに、正答な貴族である赤毛を俺の婚約者に薦めたのはなぜだ?


 「爵位が上がるなら平民の娘と結婚してもいいという男爵家の次男がいる。彼に嫁がせるつもりだったが……。はぁ、まさかこんなバカげた事態になるとは」


 ため息をついた父上は書類を引き出しにしまい、鍵をかけた。


 「間違っている!こんなこと!!そもそも!!父上が間違えたのが全ての始まりでしょう!!?」

 「私が何を間違えたというのだ」

 「俺の婚約者となるべき相手を、あろうことかあんな……赤毛の醜女と間違えたから!!」

 「兄上。貴方はいつもスカーレット嬢を醜いと言うが、色眼鏡で見ているのではありませんか?」

 「なんだ、アルフォンソ。あの女と会ったことがあるのか?」

 「いえ。ありませんけど」

 「ふん。だろうな。どうせ父上だってあの女の顔を見たことがないのでしょう!実際に会っていたら、そんなこと言えるはずがない。そばかすだらけの汚らしい顔をした女など、大金を積まれようが愛人にする価値もない!!」

 「リックフォード!!!!」


 父上が声を荒らげるなんて初めてのことだった。感情のなかった瞳に強い怒りが垣間見える。


 明確な怒りを俺にぶつける父上の顔は、これまでの優しくも厳しかった父親の影を覆い隠す。


 「リックフォード。今この瞬間を以て、お前を勘当する」

 「………………は?」

 「お前がただのバカであったのなら、伯爵家に嫁いでも多少の援助は考えていたが、それもやめだ」

 「いや……父上?何を……?」

 「私はもうお前の父親ではない」

 「父上!!」

 「お前をそんなにしたのは私の責任でもある。最後の情けだ。今夜一晩だけは滞在することを許可してやる。だが、明日の朝一番に屋敷を去れ。いいな?」

 「父……」


 伏せられた目が次に開いたとき、もう俺を映してはいなかった。


 冗談ではない。本気で俺を公爵家から追放した。


 「兄上。今の貴方はとても醜いですよ」


 縋ろうと無意識に手を伸ばすと、アルフォンソが冷たく言い放った。


 それは……その目は……。俺がいつも赤毛に向けていたものと同じ。


 「なぜ……?だって俺は……」

 「お前の勉強時間が減ったのはお前が優秀だからではない。スカーレット嬢が私に手紙を出したからだ」


 何を……言っているのか。


 赤毛からの一通の手紙だけで、どうして俺の学びの時間を奪うのか。頭が混乱し、理解出来ない。


 父上は椅子の背にもたれて、遠い記憶を辿るように天井を見上げた。


 「お前は本当に優秀だった。だからこそ私は、お前に期待した。しすぎてしまったのだ。幼いお前から自由を奪い、私以上の公爵になれるよう厳しく育ててきた」


 父上の発言は全て過去の俺に対するもの。

 幼い頃から、父上の厳しい教育と期待に応えようと必死だった。勉強も剣術も、すべては公爵家の名誉のため。


 決して楽ではなかったが、苦でもなかった。期待されることは嬉しかったし、出来なかったことが出来るようになる喜びは何者にも代え難い。

 俺は父上の自慢の息子でありたいと強く願い、努力を続けた。


 それらを否定する父上に、胸が締め付けられるような痛みに襲われる。つい、息をするのも忘れてしまう。


 「感情を表に出さないお前の疲れと苦しみを見抜いたスカーレット嬢は、少しでもいいからお前がお前でいられるように自由な時間を与えてほしいとお願いしてきた」

 「そんな優しいスカーレット嬢を兄上は醜いなどと言っていたわけですか」

 「そんなの嘘だ。仮に手紙が届いたとしても、それはルビアが俺のために書いてくれたもの!!あの赤毛がそんなことをするはずがない!!」

 「お前がどう思おうが、それが事実だ。リックフォード。早く部屋に戻り、出て行く支度を始めたらどうだ?この屋敷にお前の居場所などないのだからな」


 その言葉は心を深く抉る。


 家族の一員であることが否定され、これまでの努力が全て無駄だったと言われるようだった。


 間違ったのは父上なのに、俺が責任を取るように追い出されることに納得がいかない。


 「言っておくが。明日の朝、お前の姿を見かけたら警備隊に通報し、身柄を拘束させるからな」


 冷徹な警告が部屋の空気を凍りつかせた。


 聞いた瞬間、俺の胸は激しく締め付けられた。警備隊に捕まるということは、即ち犯罪者扱いされることを意味する。悪質な罪人は地下牢獄に連れて行かれ、拷問にかけられると聞く。


 ──俺は犯罪者じゃない!!


 心の中で何度も叫んだが、その声は誰にも届かない。父上が犯した過ちの責任を、なぜ俺が背負わなければならないのか。だが、もし警備隊が俺を狙うとなれば、その噂は一気に広まり、俺の名誉は地に落ちてしまう。


 俺に残された選択肢は一つしかなかった。自身の名誉を守るために、父上の間違いを俺が被ること。

 こんなにも親孝行の息子の優しさに気付くことなく、追い出そうとするなんて、父上こそ公爵の器ではなかったのだ。


 「マーケル!!」


 廊下ですれ違うマーケルに声をかけた。


 一瞬、鋭い目が俺を捕らえたがすぐに、いつもみたいに人懐っこい笑顔を浮かべる。


 「何かご用ですか?」

 「明朝、屋敷を出て伯爵家に行くことになった。ついて来い」


 マーケルは優秀だ。俺の侍従として幼い頃から勉学や剣術に励んできた。


 「嫌ですけど」

 「……は?」

 「俺の侍従だろう!!俺がお前の主だ!!命令に逆らう気か!!?」

 「貴方もご存知の通り、俺は次期公爵に仕える身。公爵家を追い出される貴方が俺の主であるわけがない」


 バカにしたように鼻で笑ったマーケルの胸ぐらを掴むとその瞬間、俺の体が宙に浮き視界が一変した。見上げれば天井があった。


 投げ飛ばされたと理解するのに時間はかからない。


 「俺はたかが三男坊ですが、伯爵家より爵位が上の侯爵。最低限の礼儀は弁えてくれますかね。ジュエール伯爵?」

 「なっ……、き、貴様~!!!!」


 すぐさま立ち上がるも、マーケルには一分の隙もなく、こちらからの反撃は難しい。


 訓練では一度も俺に勝てなかったくせに、まぐれで投げ飛ばしたからと調子に乗りやがって。


 「女にうつつを抜かして剣術をサボってきた貴方と、一度として鍛錬を怠らなかった俺。どちらが強いか試しますか?」


 次は手加減をしないという雰囲気。

 とっくに笑顔は消えて、俺を敵と認識する目。


 「なぜだ!!お前は俺に尽くしてきただろう!!?」

 「ええ。尊敬もしていましたよ。ずっと」

 「だったら!!」

 「平民の娘と婚約してからだったかな。貴方は変わった。人を見た目で判断し、見下す。しかもそれを、心の底から思っているからタチが悪い」

 「赤毛のことを言っているのか?アイツの醜さは言葉では表せない!!見た目も中身もだ!!」

 「はぁーーー」


 わざとらしくため息をついた。


 「貴方、ずっと言ってましたよね?あの赤毛はルビアから丈夫な体を奪った。正当な貴族の身分を横取りしたと」

 「それがどうした?事実だ!!」

 「母親が違うのに?」


 その一言は氷よりも冷たく、ナイフよりも鋭かった。


 「異母姉妹なんですよね、二人は。ならスカーレット嬢には何の罪もない。むしろ罪なのは、病弱に生んだ母親では?」

 「うるさい!黙れっ!!あの赤毛がいなければルビアは伯爵家の長女に生まれていた!!」

 「母親が平民の時点でその可能性は低いと思いますけど」

 「あの醜い赤毛のせいで!!ルビアが病弱になったんだ!!あんな醜い奴にもルビアがどれだけ優しく慈悲の心で接してやっていたか!!ルビアのおかげで二十年も生きられたんだぞ!!」


 屋敷から追い出すことも、罪人として警備隊に通報することなく、アイツの罪も失態も折檻だけで許す心の広さを持っているのは、世界中探してもルビアだけ。


 感謝することなく、当たり前のように生きる赤毛に、俺がどれだけ殺意を抱いていたことか。

 ルビアが止めなければ、とっくに殺していたところだ。


 「ルビアルビアルビア。貴方の口からその名前を聞くたびに、俺がうんざりしていたのに気付いてなかったでしょう?」


 こんな目をする男だったのか?

 人懐っこい笑顔を浮かべてばかりだったマーケルからは想像もつかない。


 「お前だってルビアの美しさを見たことがあるだろう。あの美しさと可憐さは天使だ」

 「知りませんよ。貴方は俺を一度として伯爵家に連れて行かなかったし、平民の娘と会わせようともしなかったくせに」


 そうだ。ルビアをあまり男の目に晒したくなかった。

 だが、あの天使のようなルビアを独り占めするのも気が引けたから、どれだけ素晴らしい女性かを語ってやったんだ。


 マーケルはいつも微笑んで相槌を打ち、ルビアの美しさに共感してくれていた。


 「これからは、貴方と共に平民の娘を天使と崇める侍従と語り合って下さい。では私はこれで」

 「ま、待て!!次期公爵に仕えるのであれば、今のお前の主人は誰なんだ」

 「愚問ですね。アルフォンソ様に決まっているではないですか」


 この一言が、無情にも俺の心を引き裂いた。


 これは何かの陰謀だ。アルフォンソが権力を得るために俺を陥れて、父上を騙しているに違いない。


 計画の中心にいるのは、弟のアルフォンソ。一人でこんな大それたことを出来るはずがない。

 協力者……マーケルが手を貸しているのか。


 二人して俺を陥れようとしている。


 なぜ?


 その疑問を口にする前にマーケルは背を向けていた。


 マーケルの足音が遠ざかり、廊下には俺一人。静寂が重くのしかかり、孤独が心を締め付ける。まるで足元が崩れ、奈落へと落ちていくような気分だった。


 やっとの思いで部屋に戻ると、やり場のない怒りがふつふつと湧き上がる。


 ──権力欲しさに弟が兄を裏切るなど!!


 「夜分に失礼致します」


 夜の静寂を切り裂くように、突然の声が響いた。


 俺しかいないはずの部屋に現れた影。

 月夜に照らされた不審者の姿に小さな悲鳴を上げた。


 人の形をしていながらも、頭には鋭い角が生えていた。まるで人ならざる者のような男。


 青い瞳には温かみはなく、冷たい氷のように光を失っていた。まるで闇を思わせる。


 ニヤリと嗤う不気味な笑みは恐怖心を煽った。壁に伸びる影がまるで生きているかのように揺らめく。


 本能が逃げろと叫んでいたが、体はまるで石のように動かない。恐怖に凍りついたように、ただその場で立ち尽くすしかなかった。


 窓は閉ざされているはずなのに、カーテンがふわりと揺れた。冷たい風が部屋を満たし、影の輪郭は次第に大きくなっていく。


 「……っ」


 人を呼ぼうとしても声が出ない。目の前に広がる恐怖が、ありとあらゆる行動を制限する。


 立つことすら出来なくなった俺は、その場に膝をついた。


 一歩、また一歩と近づいてくる男から逃げたい。そう思いながらも俺は……。


 口角を上げたまま男は、耳に残るような不気味な声で言った。


 「お迎えに上がりました。リックフォード・ヘルサン様」

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