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#番外編 3:見本市で買った黒い(役に立たない)クリスタル。

部屋のテーブルの上に、それは置かれている。


黒い結晶。


見た目は、相変わらずただの石。


「……で?」


腕を組んで見下ろす。


「何かする気はあるの?」


当然、返事はない。


(まあ、そうよね)


指で軽くつつく。


転がる。


止まる。


以上。


「……」


もう一回触る。


今度は少しだけ魔力を流す。


反応なし。


「ハズレ?」


思わず呟く。


高かったわけじゃない。


でも、わざわざ買ったものがこれだと、ちょっとだけ悔しい。


「それ、まだやってたのか」


ノアが呆れた声で言う。


「暇なの?」


「違う」


即否定。


「検証」


「結果は?」


「今のところゴミ」


ノアがため息をつく。


「だったら捨てろ」


「捨てない」


即答。


「直感が仕事してる」


「当てにならないやつだな」


「失礼ね」


軽く言い返す。


その横で、マイケルが興味深そうに覗き込んでいる。


「貸してみろ」


「やだ」


「即拒否か」


「壊されたら困る」


「壊れそうに見えるか?」


「見えないから怖いの」


マイケルはくすっと笑う。


「面白いな、それ」


「でしょ」


適当に返す。


セリアは少し離れた位置で観察している。


視線が鋭い。


「魔力反応は極めて微弱です」


冷静に分析する。


「ただし、完全な無ではありません」


「つまり?」


「何らかの機能は存在する可能性があります」


(ほらね)


少しだけ満足する。


「ほら、ゴミじゃない」


ノアが眉をひそめる。


「まだ証明されていない」


「時間の問題よ」


軽く言う。


そのまま、もう一度手に取る。


指先で転がす。


じっと見る。


(……何かあるはず)


その時。


ほんの一瞬だけ。


ぴく、と。


感触。


微かに。


「……え」


動いた。


気がする。


「今の」


思わず声が出る。


「どうした?」


ノアが反応する。


「今、これ」


結晶を見る。


もう何もない。


静か。


ただの石。


(気のせい?)


いや。


違う。


確かに。


「もう一回」


小さく呟いて、今度はしっかり握る。


魔力を少しだけ流す。


さっきより、意識して。


ぴく。


今度は、はっきり。


内部が、わずかに揺れた。


「やっぱり」


「何かあったのか」


ノアの声。


「今、反応した」


「俺には分からん」


「でしょうね」


マイケルが目を細める。


「面白いな」


「でしょ」


軽く笑う。


でも、視線は外さない。


(なんで私だけ?)


その瞬間。


背後で、音がした。


コツ、と。


静かな足音。


全員が、ほぼ同時に振り返る。


そこに立っていたのは


見覚えのないメイド。


白い髪。


無駄のない立ち姿。


表情は薄い。


冷たい、というより。


感情が読めない。


(……誰?)


セリアが一歩だけ前に出る。


警戒。


ノアも視線を鋭くする。


マイケルは、興味深そうに眺めている。


そのメイドは、ゆっくりとこちらを見る。


正確には


私の手の中。


黒い結晶を。


「それ」


初めて口を開く。


声は静か。


でも、はっきりしている。


「触らない方がいいですよ」


部屋の空気が、一瞬で変わる。


(……は?)


思わず眉をひそめる。


「理由は?」


すぐに聞き返す。


メイドは少しだけ目を細める。


その視線が、結晶に落ちる。


まるで。


“それを知っている”みたいに。


「それは」


ほんの一瞬、間。


「普通の物ではありませんから」


(やっぱりね)


口元が、わずかに上がる。


面倒なことになりそうな予感。


でも


嫌いじゃない。


「あなた、誰?」


問いかける。


メイドは軽く一礼した。


「フラムと申します」


白い髪が、静かに揺れる。


その目は、まだ結晶から離れない。


(あれ、絶対知ってる)


確信する。


手の中の黒い結晶を、軽く握る。


さっきよりも、少しだけ。


熱を持っている気がした。


今日、私の友人(仮名:渡辺美幸)が私の友人(仮名:芥見秀 /ニックネーム:焦げた脚)の金玉を叩いた。


あなたは私に、なぜ焦げた脚さんが足に火傷を負ったの??、それは簡単です、彼は再履修生していて、オートバイに乗っていて、オートバイが岩に乗り上げ、そのせいで彼は第3度の火傷を負いました。彼は本当にいい人だ。

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