★死の予感★
「森についたよ。」
「どの辺でかくの?」
みみとささは森のいい空気をすいながら、うきうきしていた。どんな絵が仕上がるのだろう?そんな気持ちだった。
「ねえみみ、ささ、この先に大きなつり橋あったよね?そこで下の絵をかいたら?」
みみは目をかがやかせた。
「いいね!なな。」
そして3人はつり橋の上にたって、景色を眺めていた。
「よし!じゃあかくよ!」
そのときだった。あまりにいきなりのことだったので、みみとささは何も考えられなかった。ななが二人をつり橋からつきとばしたのだ。不気味に笑って・・・。
「な・・な・・?」
みみはつり橋の手すりを手で持っていた。
「まさか、悪魔法の・・影響?」
ささは声が震えていたが、しっかり手すりにつかまっていた。
「なんで死なないの?あきらめたら?」
ななはただつり橋につったっているだけだった。
「さようなら。これ以上、カラフルクリスタルの持ち主が増えるのはこまるから・・ね。」
デビルがななにとりついていた。デビルは両手をあげ、大きくこう言った。
【光よ!闇よ!この者たちの 必要のない力を 奪え!】
「力が・・ぬける・・・。」
「だれか、助けて・・。」
みみ、ささの声は、どんどん小さくなっていった。そして、二人の手は手すりから離れてしまった。「きゃー!」
「もう、無理なの!」
川までの距離は50メートルはある。二人は最後まで助けを求めた。そして、二人で息を合わせて言った。
「助けて!」
その瞬間、みみの胸元から青、ななポケットから黄色、ささのバックからは空色の光が強く輝いた。そして、二人はつり橋の上にあがってきたのだった。
『何?まさかカラフルクリスタルの力・・?しょうがないわ。今日はあきらめるわ。いずれこの世からきえるのだから。ななさんの体も疲れてきたわ・・。やっぱり、あの体でないと・・ね。』
デビルは、ななにとりつくのをやめ、どこかへいってしまった。ななはその場で倒れてしまった。
ななはゆっくり目を開けた。
「ここは・・・?」
みみは目をキラキラとさせ、ささはほっとため息をついていた。
「よかった!気がついた!」
「心配したの。なな、どこかいたいところはない?」
「う・・ん・・。」
ななは思わず涙を流してしまった。
「どこかいたいの!?」
みみは心配するが、ななの涙は止まらなかった。
「私が・・・私が二人をつきとばした・・。カラフルクリスタルがなかったら、親友を失ってた・・。私のせいで、二人とも亡くなるところだった・・。」
ななは必死に答えた。
「悪いのは デビルよ。」
さえは歯をかみしめながら声を震わせながら言った。
「実は、私とさえも、危ない目にあうところだったの。」
ルナは話し始めた。
みみたちが遅いと思って、湖の方に言ってみたの。みみたちはいなかったけど、なにかいやな予感を感じた。だって、湖が紫色に変色していたから。湖をのぞこうとしていた猫がいたの。でも、のどいた瞬間、海面が生きてるように動き出して、猫を飲み込もうとしていたの。私たちはいそいで魔法で救出したものの、自分たちが飲み込まれそうになったの。そんなとき、光が湖に伝わって、いつもの湖になったの。たぶん、みみたちのカラフルクリスタルの力だとおもう。
「デビルは、人を殺そうと思っているのね。もしかしたら、魔力が高くなっているのかもしれない。このままじゃ、殺されるかもしれないわ。」
さえはいつもの穏やかな声ではなく、かすかに震えているような声だった・・。ルナたちはゆかをみた。今、テントの中で眠っている。デビルに何かされたらどうしよう。全員そんな気持ちだった。ルナは、覚悟を決めたようにはっきりと言った。
「決めた。ゆかを目覚めさせよう。」




