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★ゆかからの手紙★

光が・・・消えた。きえた光は二人を包み込み、静かに眠らせた。そのとき、ルナたちは森から戻ってきた。「さえ!?ゆか!?」ルナは慌てて駆け寄り、そばにある魔方陣が描かれた手紙を手に取った。(デビルの気配はしない。今ならゆっくり読める。)そうして、ルナは解除魔法をかけると、封を開けた。

《ルナへ

  ルナ、私、身代わり魔法を使うって決めたよ。一生眠ってしまうかもしれない魔法。デビルの魔法は強い。だから受け止めるのは大変だと思う。今頃私はもう夢の中。ルナがこの封筒を開けたってことは私はもう眠っているということ。さえは一時的に強い魔力の消耗で眠ってしまうかもしれないけど、すぐ回復できるから、明日の朝には起きれると思う。私は・・・ずっと眠ってるはず。こんなのわがままかもしれないけど、ルナ、さえと一緒に、みみたちと一緒に私を目覚めさせて。私はずっと夢の中で待ってる。みんなを信じるから。私も世界を救う手伝いをしたいの。今は疲れをとっている途中。いつでもいいから。待ってるから。自分でかけた魔法なのに、他の人に解除してもらうのはおかしいかもしれないけど、ルナたちならきっとやってくれる。私を、助けてくれるって信じてる。》

ルナは涙をこらえて、ゆかをそっと見つめた。(世界を守る手伝い、十分できてるのに。)「まってて、必ずたすけるから。」ルナはそう誓った。「今は休めておこう。準備ができたら、目覚めさせよう。」ルナはみみたち3人に強い目で言った。3人は息ぴったりにうなずいた。「でも、私たちにできることなんて・・・。」みみは心配そうだったがルナはにこっ。と笑顔を見せた。「だいじょぶ。きっとあるはず。」

お昼ご飯の準備の合間に・・・。

ななはみみに申し訳なさそうに話した。「私、みみみたいな才能がほしくて、願ってしまった。絵が描けたらなあ。って。私が才能を奪ったことには変わりないから・・・その、ごめん!」ななは半分涙をうかべて、謝った。「ううん。いいのいいの!てか、私、思ったんだ。私の絵って、才能魔力だけのおかげだったんだって。気付いた。わたし、努力してなかった。絵をもっと上手く描きたいとか考えないで、生まれつきの才能ばかり見ていて、この才能は私のがんばりでなく、ただの魔力。そう感じたの。今、才能魔力は私の元にもどってるみたいだけど、私、才能なんていらない・・・そう思うの。才能があったってそれは努力の結果じゃないから。」みみは涙目で、涙をこらえて無理矢理笑っているようにななには見えた。ななは言葉をかけることができなかった。(才能がいらない・・・か。)ななには理解できなかった。「ななはきっと、魔力なしで想像する力という才能を見つけたんだよ!」みみは元気に笑みをうかべた。ななには、一瞬みみの目から涙が出たように見えた。


今日の出来事は午前中で終わったというのに、なんだかとても長く感じた。夜中になっても、ルナはゆかのことが気になってなかなか眠れなかった。やがて、ルナもみんなが寝静まった頃、デビルは現れた。だれにもとりついていないデビルが。黒い霧はキャンプ場を包み込む。

『さあ、どうしようかしら。私の闇の力を最大限にひきださないと・・ね?もう少し、十日まで。あなたを闇のそこへ突き落としてやるわ。レインボー魔法の勇者、ルナ。フフフ・・・。』不気味な笑い声だけがキャンプ場に響き渡る。今夜もよからぬことをするに違いない・・・。『願いは闇の力でかなえてあげる。みみさん。』

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