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★きょうだいって不思議★

観覧車はすーと下へ降りていき、やがてささが見えてきた。「みんな~!おかえり!」ささが手を振って向かってきた。「ささ、ひさしぶり!」「またあえてよかった!」みみとなながささに抱きつく。「たった15分程度でひさしぶりって・・・。」ルナはあきれるが、さえは当然のことのように言った。「だってあの3人三つ子の姉妹だから。」「え!?そんなの聞いてないよ!」「あれ?ゆか言ってなかったの?でも、きょうだいって不思議だわ。ちょっと会えないだけでああなるんだから。」「って、さえもきょうだいいたよね?私もきょうだいほしいな。でも、15分でひさしぶりの姉妹はあの3人だけでしょ。」そうだね!とわらいながら、先に歩いている3人のもとへ向かった2人。「なんでこんな所いるの!?」「ゆかがさえの足手まといになってないかなーっておもってさ!」「みらいの方が足引っ張るんじゃない?」「いえいえ、さえは私を求めてるの!」「さえは私の大親友なんだから!」「ねえ!おいてっちゃうわよー!」さえの声にはっと気づいた。こんな大勢の人がいる中で、なんて大声だしてケンカしてるんだろう。結局私たち、さえに迷惑かけてる・・・。2人はそう思った。


昼食として、遊園地の屋台の焼きそばを食べながらベンチでおしゃべりモードになったルナたち。

「みらいはどうしてさえを?」ルナはどうしてそこまでさえにあこがれてるのか、聞いてみた。「さえってさ。すごい魔法使えるじゃん!」さえは、すごい魔法・・。スター魔法の事ね。と心でうなずいた。「それはそうだけど、でも、ゆかも同じ魔法が使えるわよ?」「さえはお上品でやさしいからさ!これは魔力があっても、もの静かじゃないし。」「だからこれっていわないでー!」みらいとゆか、仲良しだなあ。ルナはけんかしながらも、姉妹感あるな。と少し吹き出してしまった。「ねえねえ!スター魔法見せて!」「いいわ。でも、目立つと大変だから、テントについてからね。」「わかったよ!」


「じゃあ、いくわよ!」

【虹よ 虹よ 虹よ 虹よ 虹よ 虹よかかれ!】魔方陣を描くように星の形を描き、円で囲む。最後に空に向かって飛ばす!これがスター魔法。

「すごい!すごい!すごい!あれとちがって、魔法のかけ方も姿勢良いし、サイコー。」「それより、空を見て!」はっ、とみらいたちはみんな空を見上げる。「うわあ!きれい。」そこには、大きなはっきりとした虹がかかっていた。「こんな虹、久しぶりにみたなあ。いや、はじめてかも!」みらいは1人でしゃべりまくり。「すごい!いいなあ!私もさえみたいになりたい!」「え?みらいがお上品だったら変だよ。」ゆかが口をはさむが、みらいはゆかをにらんだだけで、無視された。「さえ!私さえみたいにいつかお上品になるからね!」「うん。でも、あんまり無理はだめよ。」「わかってるよ!」なんだか、姉妹みたい。私より、さえの方が、みらいのお姉さんって感じがするな~。ゆかは、胸がしめつけられるようで、ヤキモチ?でも、だれに?とおもいながらも、2人を見ていた。

『フフ、いいこと思いついたわ。待ってなさい。すべてを壊してやるから。』ルナはなにか感じ取った気がしたが、振り返っても誰もいない。気のせいなのか・・と気にしなかった。


「まさかさえと寝られるなんて!ほんと感激!」狭いテントの中に、押すようにみらいはさえの隣に寝た。暗ーい暗い真夜中。名も知らない影が、またまた忍び寄る。

「さあ、今日は何しようかしら。ゆかという子の心を閉ざすには・・・。忘却悪魔法・・・かしら。まあ、やってみる価値はあるわね。」

【光よ 闇よ この者たちの絆を深め、この少女の忘却をせよ!】

テントの中は、黒い霧、黒い光で包まれていく。「望みは叶えたわ。みらいさん。」スーと闇の色は消えた。

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