↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
12/37

★元気がとりえ みらい★

「あの・・・。婚約の件なのですが・・・。私は、その、お姫様なんて無理なんです。自分らしさを忘れたくないんです。だから、だから・・・。」

ききらはさえのお母さんに小さな声で話していた。自分はお嬢様のようなキャラじゃないと・・・。

「いいのよ。婚約者なんてあの子には早かったかもしれないわ。でも、なにもお姫様になれなんて私はいってないわ。気にしなくていいのよ。」

「はい。ありがとうございます。私は、ゆっくりと自分の相手を探します。」

「みんなも、いつでも遊びに来てね。」


ルナたちはさえの車にのって大きな城のような家にさらばし、少しはしったところでききらにもお別れをした。

「じゃあ、私はこれで・・・。」

「また会おうね!」

ききらはさえの大きな声に元気をもらって、去っていくのだった。


「あ~あ。最近キャンプ来てから変だよね・・。」

「やっぱり、ゆかもそう思う?私も思うの。ルナは?」

「もちろん、みんな同じ気持ち。」

ルナたちは、車の中で考えていた。最近、キャンプに来てから私たちの周りの子がみんな、悪魔法にかかっている。いったい、どうしてだろう。


車から降りて少し遊園地あたりに来た。

「ここって遊園地もあったの!?」

「もちろん、私が遊園地に行きたいって行ったら。親がすぐつくっちゃって・・・。観覧車からのながめが最高!私はタダだから、みんなも私と一緒ならタダだと思うよ。」

「わあ!やったーー!」

「みみ、張り切りすぎ・・。」

ルナは口をぽかんとあけながらみみにあきれていた・・。


観覧車の前についたルナたちは、ふと、ささの足が止まっているのに気がついた。「き、き、こここ、私、高所恐怖症・・。なの。それじゃ・・バイバイ!!」

さっさとそのへんのベンチに向かったささ。

「高いところが怖いって、私だったらありえないな。」

普通にバンジージャンプが出来るようなゆかには、観覧車は楽しくてしょうがない。

「さ、乗りま―。」

さえが言いかけたとき、

「まってまって!さえさまー!」

いきなりお団子ヘアの子が走ってきた・・・。

「え?えっと・・あなたは?」

「私の名はみらい!よろしく!ついでにゆっとくけど、私、それの双子の妹だから!」

みらいはゆかに指を指した。

「それとは何よ!!」

「え?ゆかって妹いたの?」

「あれ?言ってなかったっけ?」

さえの驚き顔に驚くゆかに、さえはまたまた驚く。

「そんなの聞いたこともないよ!」

「ま、私は観覧車に乗りたいな~って思ったんだよね。すると、そこに『これ』とさえ様がいたってわけ。」

やけにゆかをこれ、と強調するが。

「私はよく様とか呼ばれるけど、実際、たいしたことないただの一般人よ。呼び捨てでいいわ。」

お城のような家、というかお城に住んでいるさえは、よく『さえ様』と言われることが多い。

「じゃあ・・。さえ!よろしっくー!」

かなり切り替えが早い。

「それでお願いがあるんだけどさ!その、観覧車に一緒に乗せてもらえない?」

「いいよ~。さえ、こんなの乗せなく・・。」

「いいわ。さっそく乗りましょう!」

ゆかの話なんかまったく聞こうとしない。

「あの、私の存在感、あるのかな・・。」

この物語の主人公のはずのルナが・・。まったく話にはいっていけない。

「え?乗せてくれるの!?ありがと!」

「じゃあ、さっそく乗りましょう。」


観覧車の中から見る景色はそれはそれは美しいこと。

「すごい!公園の全部が見渡せる!」

ゆかが観覧車の中で響くような声を張り上げた。その声に、ルナの体はピクッと・・。

「この観覧車はとびっきり大きくしてもらったのよ。」

「すごい!さえってホンットお金持ちだね!!」

みらいの声にまたまたルナの体はピクッと動いた。

「そんなことないわ。世界のお金持ちと比べれば、貧乏な方よ。」

「世界のお金持ちと比べられるぐらいお金持ちなんでしょ・・。」

ルナはようやく話に入ることが出来た。  

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。