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★自分らしさ★

「ふぁ~。あれ?私が一番!」一番先におきたゆかがなにやら元気に飛び上がった。「何?地震?火事?朝?」寝ぼけたさえが起きてきた。「おはよー。」「まだ眠い・・。」「今は午前7時36分26秒か・・。」みみ、なな、ささは3人一緒に起きてきた。息ぴったり・・。「ふぁぁ~。おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。」「な、何?だれ?さえ?」「何言ってるのゆか、ここ、子供部屋よ。私は子供部屋ではそんな口調使わないわ。」「とういう事は・・・。」ゆかはまさかと思った。振り向いたゆかたちは、驚いた。「みなさま、どうなされましたか?」「ききらちゃん、どうしたの?」さえがふるえる声で聞いてきた。夜とは人格が違いすぎる。「クールになるなど自由になりたいなど、わたくしはなんておかしな事を考えていたのでしょう。自分らしさなんていりませんわ。」お上品に胸に手をあてるききらは、まるで別人だった。「本当にそう思ってるの?」「ええ、もちろん。」『ちがう、こんなの私じゃないよ。』「え?」ゆかにはしっかり聞こえた。「ちがうって。どういう意味?」さえにも聞こえた声。「どうしたの?」「何かあったの。」「そういえば、ききらさん、なんかちがうね。」みみ、なな、ささには、不思議なもう一つのききらの声が聞こえていない。

「今日から、お姫様として、がんばりますわ。」

『なにがお姫様よ!だれかたすけて!』

心に直接伝わってくる声。「助けてっていってるよ。」「うん!なんとかしないと。」ゆかとさえが目を閉じ、心の声に集中させる。

『何?さっきから思ってもないことをペラペラと・・。どうしたら・・・。』

少しの間、シーンと心の声はやんだ。『もしかして、私が間違っていたのかも。お姫様も面白いのかも。私、自分らしさなんていらない。クールなんていらない。これからはお姫様なんだ。』「!!」ゆかとさえはさっきまでの混乱したような声には聞こえなく。悲しく、静かな声に聞こえた。まるで、本当にそう思ってるように。いや、本当のホントにそう思い始めたのだ。「大変!止めないと。」「なんとかしなきゃ!」さえとゆかはベットに座っているききらの方を見た。「目を覚まして!ききらちゃん!」「あら、ゆか様、わたくしはとっくに起きてますわ。」「起きてない!まだ夢の中よ!」「さえ様、美しいお手本をありがとうございました。」「それでいいの?自分らしさなんていらなくないよ!」「ゆか様、何をおっしゃいますの?これがわたくしらしさですわ。」「感じがいしないで!人には本当の心があるのよ。あなたはそれに気づいてない。私にも、わたしらしさがあって、だから、今の私なの。クールになりたいのなら、なればいいわ!そうでしょ!ききらちゃん!いやききら!」さえは子供部屋に響き渡るぐらい大声で話した。「さ・・・え・・・。」今まで人形のように無表情だったききらの顔が、ゆるんだ。「さえ様、いや、さえ、私、間違えてた。そうだよね。お姫様なんて私の柄じゃない。私、自分の性格をむりやり変えるぐらいなら、婚約者なんて断った方がいい!」そういったききらの胸からクリスタルが!

「パープルクリスタル・・・。」ゆかの頭にはそう感じることが出来た。クリスタルは紫に光り、大きな輝きを放つ。「うわあ、きれい!」大きな光でみんなから忘れられていた人物が、目を覚ました。

「はぁ~。みんな、どうしたの?」ルナだ。いままでずっと寝ていたのだった。「あ、ル、ルナ、おはよ・・。」ゆかはそう答えるしかなかった。

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