6-A 貴族からの招待状
ヒーロータイムの後のといきたいのですが、すいません。間に合いませんでした。
今日は一話だけです。
本当に申し訳ないです。
「でね蝙蝠男のお腹に蹴りを入れてやったんじゃん」
『うむ、ようやった』
「でも、もぐら男には逃げられたじゃん・・・」
『いや、お前さんが無事なのが一番じゃよ』
「そういってもらえると嬉しい」
『うむ。本当に気をつけるんじゃぞ』
「そういえば、ダンジョンで死ぬと石になるらしいじゃん?そのあと復活できるそうだけど、あれってワタシもできるの?」
『できる。でも復活には祈りがいる。死んだ人を思って必死に祈らんといかんのじゃ』
「祈られないと?」
『死んでから一年、こっちじゃと432日たつと本当に死んでしまうんじゃ』
「あ~ボッチにはつらい世界じゃん」
『うむ、どこの世界も一人は辛いものじゃよ』
「仲間か・・・」
『お前さんにもきっとできるはずじゃ』
「だといいな」
『うむうむ。がんばるんじゃぞ』
「わかった。じゃあね」
『またな』
旋は電話を切って黒い電話ボックスから出る。
今日も裸だ。
闇と夜の神には最初にこっちを見ないでと伝えておいた。
相手がお爺ちゃんでも恥ずかしいものは恥ずかしい。
旋は若い女として、そこはしっかり線引きした。
夜が開ける前に旋は早起きの宿の主人に無理をいって、水浴び場タイル張りの水浴び場を使わせてもらっている。
臭いが限界の一枚しかない服を洗い、乾くまで闇と夜の神とお喋りしていた。
「生乾きじゃん」
干していた服を触って旋はがっかりする。
「でも、匂いはましになったかな」
旋はふんふんと生乾きの服の匂いを嗅ぐ。
「おかあさん何しているかな」
いつも洗濯してくれていた母を思い出す。
「服と一緒に湿っぽくなったじゃん」
早く乾けと旋はバッサバッサと生乾きの服を振った。
「今日は臭くありませんわね。昨日と同じ服のようですけど。替えの服は買えました?」
旋とクリスが朝食を食べていると、神殿からきたテーイが、旋に会うなり洗濯の成果を認めてくれる。
「まずは、おはようから始めてほしいじゃん」
洗濯の努力を認められるのは嬉しいが、まずは挨拶では無かろうか。
「色々あって服は買えなかったじゃん」
旋は昨日の色々を振り替える。
メッダル団、暗黒教団。
服を買いに行ったはずなのに買ったのは喧嘩だけだ。
まあ、喧嘩は旋も売っているのだが。
「なんだ、替えの服なかったのか。言ってくれたら貸してやったのに。服の大きさ、私と変わんないだろ」
今日は起きて朝食を食べているクリスが、旋に親切に言ってくれる。
「服の大きさは同じぐらいだけど・・・」
旋とクリスではある部分の大きさが違いすぎる。
クリスの服はそこが伸びているので、旋が着ればおかしな事になるだろう。
こっちの世界に牛乳あるかな。
地球である部分の為に、毎日一リットル飲んでいた白い飲み物を、旋は無性に飲みたくなった。
「今日は何か予定あるのか?」
クリスが旋に聞いてくる。
「今日こそ服を買う」
旋が決意と共に拳を握る。
「防具とかはいらないんですか?」
テーイが不思議そうに聞いてくる。
「ああ! 防具もいるんだった」
旋がポンと手を叩く。
「まあ、私らみたいな魔法とか治療がメインの仕事なら、厚手の服でいいんだけどな」
格闘メインなのに防具を忘れていた旋を、クリスがあきれたという風に見ている。
「あの闘いっぷりならいらないかもしれませんね」
テーイが旋の闘いを思い出して何かに納得をしている。
「お客さん、お客様ですよ」
宿の主人がわかりづらく旋達に来客を教えてくれた。
「クリスのお客さんじゃないの?」
「その可能性が高いですわ」
「誰だよ。こんな朝っぱらから。面倒くさい」
テーイは普段神殿にいるし、旋はほとんどこの世界に知り合いがいない。
残る可能性はクリスだけだ。
「騎士さんだよ」
宿の主人の追加情報にクリスとテーイが色めき立つ。
どこからか鏡を取りだし、前髪や顔に食べかすがついてないか確認し出した。
「服洗っといてよかったじゃん」
旋も簡単に顔と服についた食べかすをはらった。
「え、僕、何かしました?」
わかりやすくがっかりした様子のクリスとテーイを見てホムヅが動揺する。
「ホムヅは何も悪くなです。ただ強く生きてください」
旋はホムヅの肩をポンポンと叩く。
「はい。ありがとうございます?」
ホムヅは不思議そうな顔で旋にお礼を言った。
「で? こんな朝からなんの用だ?」
クリスがホムヅに要件を聞く。
ホムヅはドイルの同僚なんだからもっと丁寧に相手すれば良いのに。
旋は容姿のわりにクリスが男に人気がない理由が一つわかった。
「はい。先日ダンジョンで暗黒教団から助けた貴族の方が、皆さんにお礼をしたいとこれを」
ホムヅが丸めた紙に封蝋が押された物を三つ取り出す。
「面倒くさいからパス」
「わたくしも」
「貴族に会えるような服が無いです」
「ドイルさんと僕も招待されているんですが残念です」
ホムヅが丸めた紙をしまおうとする。
「気が変わった。ぜひとも行きたい」
「わたくしも」
「貴族に会えるような服が無いです」
クリスとテーイがホムヅの手から素早く紙を奪い取る。
旋は諦める。
貴族には興味があるが、こっち世界のドレスコードとかマナーがさっぱりわからない。
まあ、元の世界でもさっぱりなのだが。
「ああ、服は借りれますよ。あと今回はお礼なので、マナーもあんまりうるさく言われないはずです」
ホムヅが残りの一通を旋に差し出す。
「そう言う事なら」
旋は招待状を受け取った。
活動報告にも書きましたがうまく充電できたら来週は大丈夫のはずです。
今週はごめんなさい。




