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勇者召喚に巻き込まれた一般人です。~世界最強かもしれない冒険者パーティーと出会った結果、普通が何なのか分からなくなりました~  作者: 天晴/晴夜
第一幕

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96.換気魔導機構。

 ノーラの工房を訪ねてから数日後。赤樫亭の工房では、朝から作業台の上に大きな図面が広げられていた。

 描かれているのは、壁に取り付ける循環改め『換気魔導機構』の本体と、風量を切り替えるための小さな操作箱だ。

 持ち帰った寸法を元に、恒一が改めて描き起こしたものである。

「……うん。これなら棚にも干渉しないはず」

 図面の端に書き込んだ数字を確かめ、恒一は頷いた。

 換気魔導機構の本体は、工房の奥にある壁の高い位置へ取り付ける。内部に風魔石と術式板を収め、外側には雨除けを設ける構造だ。

 ガロンの倉庫で作った循環魔導機構とは違い、今回は外へ空気を逃がすための通り道も必要になる。

 その分、箱の形にも少し工夫が要りそうだった。

「こっちは、もう少し余裕があってもいいんじゃないか?」

 隣から図面を覗き込んだアステルが、操作箱内部の一角を指差した。

「術式板を収める場所。切り替えの仕組みを入れるなら、ちょっと広い方が作業しやすいと思う」

「なるほど。じゃあ、ここの幅を少し増やそうか」

「うん。……ああ、そのくらいあれば十分だな」

 恒一が線を引き直すと、今度はオルビスが外側の覆いを確認した。

「雨除けは、この角度なら良さそうだ。ただ、取り外せるようにしておいた方がいい」

「掃除のため?」

「ああ。網戸と同じ構造を使うのだろう? なら、埃や細かな屑が溜まるのは避けられない。手入れができない構造では困るだろう」

「確かに……。下手に魔導機構の本体を外すより、外から掃除できたほうが簡単だし安全だね」

 恒一は図面に書き込みを加えた。

 作る時には、つい完成した形ばかり考えてしまう。けれど、実際に使い続けるなら、掃除や修理のしやすさも大切だ。

 そうしたことを一つずつ教わりながら、図面は少しずつ形を整えていった。

「よし。じゃあ、これで作ってみよう」

「おう!」

 アステルが元気よく返事をする。

 その横で、オルビスは既に術式板に使うミスリルを取り出していた。こんな所でも相変わらず阿吽の呼吸の兄弟である。

 恒一は図面を丸めて脇へ置き、木材を選び始めた。

 本体の箱には、加工しやすく、十分な強度のある木材を使う。高い位置に固定するものだから、必要以上に重くしないことも大切だ。

 板を切り揃え、組み合わせる部分に印を付けていく。鋸を動かす音が工房に響き始めると同じ頃、隣ではアステルがミスリル板に細い線を刻み始めた。

 時折、オルビスと相談する声が聞こえてくる。

「ここで切り替えるなら、魔力の流れはこっちを通した方がいいかな」

「そうだな。ただ、切り替えの途中で両方に流れないようにする必要があるだろう」

「分かってるって。そこはちゃんと考えてるよ」

 軽口を交わしながらも、手元は真剣だ。恒一も自分の作業を進めつつ、時折その様子を覗き込んだ。

 以前なら、ただ複雑な模様にしか見えなかった術式の線が、今では少しだけ意味を持って見える。

 どこから魔力が流れ、どこで風を生み出し、どこで強弱を変えているのか。

 もちろん、全てを理解できるわけではない。それでも、教わったことが実際の形になっていくのを見るのは、やはり面白いものだ。

 しばらくして、本体の箱が大まかな形になったところで、恒一は一度手を止めた。

「……さて。次は操作箱か」

 作業台の端には、昨日描いた小さな箱の図面が置かれている。上部に触れて操作する四角い部分は、ガロンの倉庫と同じく水晶板の部品。その下には、左右に回して風量を切り替える丸いつまみ。

 以前は市販品だという金属製の箱部品を使ったが、今回は外箱も手作りだ。

 手の届く場所に取り付けるものだから、できる限り全体を小さく、使いやすい形にしたい。なるべく薄板が良いだろう。頻繁に触れて動かすだろうから、摩耗に強い堅さと密度も欲しい。

 恒一は材料を探そうと、棚の方へ目を向けた。そこで、ふと一つの箱が目に留まる。

「……あ」

 棚の上に置かれていたのは、風鳴樹の端材をまとめた箱だった。

 グラナード山地から持ち帰った風鳴樹は、丸椅子の製作に使ったほか、曲げ加工や削りやすさを確かめるため、様々な試験にも使っている。

 その中には、薄く加工した板の残りもあった。

「これ、使えるんじゃないかな」

 恒一は箱を下ろし、中から数枚の薄板を取り出した。

 淡いクリーム色の表面には、細かく詰まった木目が走っている。手に取ると、薄くともしっかりとした硬さが感じられた。

「何だ、コーイチ?」

 声に気付いたアステルが顔を上げる。

「操作箱の材料なんだけどさ。風鳴樹を使ってみようと思って」

「風鳴樹?」

「うん。あれだけ硬くて丈夫なら、毎日触るところに使うのも良さそうだろ?」

 恒一が薄板を見せると、アステルは興味深そうに覗き込んだ。

「おお、いいじゃん! しかも、これ磨くと綺麗になるんだよな」

「そうそう。小さい箱なら、この残りでも十分作れそうだし」

 オルビスも手を止め、薄板を一枚手に取った。

「確かに、操作箱には向いているかもしれないな。傷も付きにくいだろうし」

「ただ、加工するのが大変そうだけどね」

「そこは頑張るしかないな」

 恒一が苦笑すると、アステルが楽しそうに笑った。

「コーイチ、そういうの好きだもんな!」

「否定はしないけどさ」

 実際、少し楽しみだった。

 丸椅子の製作では、風鳴樹の硬さに随分と苦労した。だが、今度作るのは手のひらに収まる程度の小さな箱だ。

 同じ材料でも、用途が変われば加工の仕方も変わるだろう。その違いを確かめるのも面白そうだ。

 恒一は薄板を図面に合わせて並べ、使う部分を決めていった。

 鋸を入れると、やはり普通の木材より進みが遅い。それでも、椅子の時よりは随分楽だ。

 少しずつ切り揃え、角を整え、箱の形へ組み上げていく。

 内部には術式を収めるための空間を確保し、背面には壁へ固定するための金具を取り付ける。

 そして、正面には四角い操作部分と、丸いつまみを設けた。

 つまみも同じ風鳴樹から削り出したものだ。指で掴みやすいよう縁にわずかな丸みを付け、左右の決まった位置で止まるよう内側に小さな溝を設ける。

「……よし。こんな感じかな」

 仮組みしたつまみを回すと、こつん、と小さな手応えが返ってきた。

 左へ回して弱。右へ回して強。

 途中で止まりにくく、どちらの位置にあるのかも指先で分かる。

 何度か動かして確かめていると、アステルが横から覗き込んできた。

「お、できた?」

「まだ仕上げ前だけどね。ちょっと触ってみてくれる?」

「いいぜ」

 アステルはつまみを摘まみ、左右に回してみた。

「おお。ちゃんと止まるな」

「どう? 回しにくくない?」

「全然。これなら分かりやすいと思う」

「良かった」

 恒一は頷き、つまみを一度外した。

 仕上げは、もう少し丁寧にやっておきたい。

 風鳴樹は磨くほどに自然な艶が出る。

 細かな傷を消すように表面を整えていくと、淡いクリーム色の木肌が、少しずつ滑らかな光沢を帯びていった。

「……相変わらず、綺麗だなあ」

 思わず呟く。

 木なのに、磨いた石のような手触り。それでいて、指先にはどこか柔らかな温かみがある。

 毎日使うものなら、こういう感触も悪くない。

「お、いい感じじゃん」

 アステルが完成した箱を覗き込み、感心したように声を上げた。

「これ、ノーラ喜びそうだな」

「そうだといいな」

 恒一は笑い、箱を作業台の上へ置いた。

 その隣では、アステルとオルビスの術式板も、ちょうど仕上げに入っているところだった。

 細かな線が刻まれたミスリル板に魔石を近付け、魔力の流れを確かめる。

 アステルが小さく頷いた。

「……よし。こっちも大丈夫そうだ」

「切り替え部分は?」

「問題なし。途中で変な流れにならないようにしてある」

 オルビスも術式板を確認し、満足そうに頷く。

「では、操作箱と繋いで試してみよう」

「ああ!」

 恒一は完成した箱を差し出した。

 アステルが内部へ小さな術式板を収め、つまみの裏側には術式の一部が刻まれた小さな円盤状の部品を留める。左右に動かすことで、術式回路内の魔力の通り道(ルート)が切り替わり、風の強弱を変更できる仕組みだ。

 最後に本体へ風魔石を、そして本体と操作箱の双方へ遠隔操作用のシグナルオパールを組み込めば、ひとまず完成だ。

「じゃあ、まずは弱からな」

 アステルが操作箱の上部に触れる。

 すると、作業台の上に置かれた試験用の風路から、柔らかな風が流れ始めた。

「おっ、動いた!」

「よしよし。んじゃ次、強にしてみて」

 恒一がつまみを右へ回す。途中で、風がふっと途切れた。切り替わる際に一度回路が途切れ、魔力の流れが止まるのだろう。

 こつん、と手応えがあった直後、再び流れ出した風の音は、先程よりも少し大きくなった。

「おおっ!」

「きちんと切り替わったようだな」

 オルビスが風の流れを確かめると、アステルは得意そうに胸を張った。

「どうよ!」

「ああ、バッチリだよ! すごいな、つまみ一つで本当に変わるんだ」

「だろ? これならノーラも使いやすいと思うぜ」

 恒一はもう一度、つまみを左右に動かしてみた。

 弱く、強く。

 そして上部に触れると、風が止まる。

 昨日まで図面の上にしかなかった仕組みが、こうして実際に動いている。

 そのことが、何だか嬉しかった。

「後は本体の仕上げをすれば魔導機構は完成だな」

「そうだね。取り付けた時に問題が出ないか、もう一度確かめておこう」

 オルビスの言葉に、恒一は頷いた。

 そこからも、角度や外観等に至るまで細かな調整を重ね、最終的に換気魔導機構一式が完成したのは、数日後のことだった。


◇◇◇


 そして、取り付けの日。

 ノーラの工房では、既に換気口の増設工事が済んでいた。

 工事を請け負ったのは、赤樫亭のダン達だ。恒一の図面を元に壁の構造を確認し、工房の奥、天井に近い位置へ新たな開口部を設けてくれている。

 内側には網戸の小さいものを、外側には雨の吹き込みを防ぐための下向きの覆いも取り付けられていた。換気機構の本体を収めるための準備は、これで万全だ。

 ノーラの工房を訪ねると、戸口から顔を出した本人が、待ってましたとばかりに笑顔を見せた。

「おっ、来た来た! 魔導機構できた~?」

「うん。今日は取り付けまでやろうと思って」

「やった、楽しみ! さあ、入って入って!」

 ノーラに迎えられ、恒一達は工房へ入った。

 クロムは今回も戸口の脇で留守番だ。既に前回と同じ場所で、満足そうに伏せている。どうやらこちらはこちらで、気に入りの場所と過ごし方がもう決まっているようである。

 工房の中で、事前に決めておいた位置へ換気機構の本体を取り付けていく。

 アステルが脚立の上で高い場所での作業を担当し、オルビスが下で固定具や工具を渡す。恒一は操作箱の位置を改めて確かめ、ノーラに手を伸ばしてもらった。

「ここで大丈夫そう?」

「うん、ちょうどいい感じ。作業の途中でも手が届くね」

「じゃあ、ここに固定するよ」

 壁へ取り付けた操作箱は、思っていた以上にしっくりと馴染んだ。淡いクリーム色の風鳴樹が、工房の木壁に小さな明るさを添えている。

 ノーラが興味深そうに覗き込んだ。

「……あれ、この箱に使ってる木って、もしかして」

「うん、風鳴樹だよ。前に丸椅子を作った時の、試験材の残りを使ってみたんだ」

「やっぱり!」

 ノーラは指先で箱の表面に触れた。

「あ~、やっぱスベスベしてて気持ちいい~! これなら毎日触るのが楽しみになりそう」

「気に入ってもらえた?」

「もちろん! こんな立派なもの、贅沢なくらいよ」

 嬉しそうな笑顔に、恒一もつられて笑った。

 その後、本体の固定と外側の雨除けを確認し、いよいよ試運転となった。

「じゃあ、ノーラ。上の四角いところに触ってみて」

「はーい!」

 ノーラが指先を当てる。

 すると、工房の奥から、かすかな風の音が聞こえ始めた。

「おお~……!」

 天井近くの魔導機構に吸い込まれるようにして換気口へ、ゆっくりと空気が流れていく。

 窓から取り込まれた空気が工房を通り、奥へ抜けていくのが感じられた。

「これが弱だね。普段はこのくらいで十分だと思う」

 恒一が説明すると、ノーラは何度も頷いた。

「なるほどね。これなら革や型紙を広げてても邪魔にならなそう」

「じゃあ、次はつまみを右に回してみて」

「こうかい?」

 ノーラがゆっくりつまみを回すと、こつん、と指先に小さな手応え。

 次の瞬間、換気口から聞こえる音が少し大きくなった。

「おおお、強くなった!」

「ちゃんと切り替わったな」

 アステルが嬉しそうに笑う。

「どうよ、ノーラ!」

「何これすっごい! 分かってたけどすっごい!」

 ノーラははしゃぎながら何度かつまみを動かし、風の強さが変わるのを確かめた。

 その様子を見て、恒一も嬉しくなる。

 けれど、実際の作業で困ることがないかは、まだ分からない。

「ノーラ、ちょっと普段の道具を広げてみてもらっていい?」

「ああ、そうね。使ってみなきゃ分からないこともあるし」

 ノーラは作業台に型紙や革の切れ端を並べ、いつものように手を動かしてみた。

 弱運転では、特に問題はなさそうだった。

 ところが、強運転に切り替えたところで、作業台の端に置かれた薄い型紙が、ふわりと持ち上がった。

「あわわ」

 ノーラが少し慌てて押さえる。

「これは気を付けないと、うっかり飛ばしちゃいそう」

「……ああ、そっか。空気を吸い込む時に風が少し下を通ってるのか」

 恒一は型紙と換気口を交互に見た。

 工房全体の空気はうまく動いている。しかし、強くした時だけ、作業台の上を通る風が思ったよりはっきりしてしまうらしい。

「もう少し上にできる?」

「うん、ちょっと待ってね」

 恒一は脚立に登ると、本体の吸い込み口に設けた風向き調整板の角度を少し変えた。

 再び強運転にすると、今度は型紙が浮き上がらない。

「どう、ノーラ?」

「うん、これなら大丈夫そう!」

 ノーラは型紙を持ち上げ、元の位置へ戻した。

 何度か手を動かしてみても、邪魔になるような風は感じないらしい。

「よし。じゃあ、ひとまず完成かな」

「やった!」

 ノーラは嬉しそうに操作箱を眺め、再び何度か切り替えて手応えを確かめる。

「いやー便利だね。こうやって自分で加減できるってのは」

「基本的に普段は湿気対策として弱く回しておけばいいと思う。あとは天気によっても様子を見ながら使ってみて」

「そうするよ。もっとも、乾燥させすぎるのも困るからね。その辺りはあたしが気を付けるよ!」

 ノーラが笑う。その言葉に、恒一も頷いた。

 魔導機構があれば何でも解決する、というわけではない。革の状態を見極めるのは、やはり長年扱ってきた職人の仕事なのだ。

「使ってみて気になるところがあったら、また教えてよ。直せるところは直したいし」

「もちろん。けど、今のところは文句なしだよ」

 そう言って、ノーラは改めて工房を見渡した。

 棚に収められた革も、壁際に並んだ道具も、何一つ変わっていない。ただ、これまで少し気になっていた奥の空気が、静かに外へ流れている。

「……うん。これなら、雨の多い時期も少し安心できそう」

 満足そうな声だった。

 その表情を見て、恒一も嬉しくなる。

 自分一人で作ったものではない。むしろ、魔導機構の肝心な部分は、ほとんどアステルに任せきりだった。

 それでも、使う人の話を聞いて、必要な形を一緒に考えて、こうして役立つものが出来上がった。

 それが、何より楽しい。

「さて、と」

 ノーラが軽く手を叩いた。

「せっかく空気も良くなったことだし、あたしは仕事の続きをしようかな」

「あ、そうだ」

 恒一は片付けかけていた工具を置き、顔を上げた。

「ノーラ、折角だから今日はこのまま見学しててもいい? 午後は休み貰ってるんだ」

「ん? あたしの仕事を?」

「うん。前からちゃんと見てみたかったんだ。邪魔にならないところにいるからさ」

 ノーラは一瞬きょとんとした後、からからと笑った。

「何だ、そんなこと! もちろん構わないよ。どうせなら近くで見てってよ」

「いいの?」

「当たり前でしょ。分からないことがあったら聞いてもらっていいよ。ただし、刃物を使ってる時は手を出しちゃダメ!」

「ああ、了解」

 思わず声が少し弾んだ。

 すると、隣で聞いていたアステルが、にやりと笑う。

「コーイチ、今度は革細工の勉強か?」

「いやほら、せっかくの機会だしね。木とは全然違うだろうし、面白そうじゃないか」

「ははっ、ほんと好きだなあ」

 呆れたような口調とは裏腹に、その顔は楽しそうだった。

 オルビスも小さく笑い、使い終えた道具を片付け始める。

「なら、俺達も少し見せてもらおうか。革の加工は、知っているようで知らないことも多いからな」

「おや、今日は見物人が多いわねえ」

 ノーラはそう言いながらも、どこか嬉しそうだった。

 作業台の上を片付け、棚から一枚の革を取り出す。柔らかな光沢を持つその革を広げると、恒一は自然と身を乗り出した。

「それ、何の革?」

「これはねぇ――」

 ノーラが答えながら、道具を手に取る。

 窓から差し込む午後の日差しの中、工房には革を扱う小さな音が戻ってきた。

 その傍らでは、新しく取り付けた魔導機構が、静かに空気を動かしている。

 外では、日向ぼっこをしていたクロムが、静かに寝息を立て始めていた。

 何か特別なことが起きるわけでもない、穏やかな午後。

 恒一はノーラの手元を見つめながら、また一つ、新しい世界を教わろうとしていた。

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