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魔王を倒した英雄~300年後に飛ばされ世界を統べる~  作者: 乱丸
第二章~王都編~

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城砦都市ロージスへ

いよいよ出発だな。

 アジミールとの国境方面は初めて行くぜ。


何が起こるか楽しみだよ。


私もよ。でも国境はどうやって越えるのかしら。

 姿を消せる魔法があればいいのに。


その魔法は研究中ですの。

 難しいですのよ。


昔、その魔法試して宿屋吹き飛ばしたって聞いたけどな。


そんな古い話、何処で聞いたのですか。


王都の宿屋では、伝説として語り継がれているらしいぞ。

 

ちょっとした手違いでしたの。おほほほほほっ(;'∀') 


はぁ。


期待と不安を抱え、旅立つ一行だった。


 



アジミール王国へ向かう出発の朝。

 国王達が見送りたいと願い出たが、丁重にお断りした。

 冒険者の見送りに王族が出向くなど、大騒ぎになる。

 ロニエスなど付いて行くと駄々をこね、泣きつかれて大変だった。


なんだかんだあったが、カミール商会本店の倉庫に集まった。

 王国軍に武具納品も、無事完了した様子。

 城砦の町と国境砦に納品する武器も無事揃ったようだ。

 ガルフ、仕事が早い。流石だ。

 荷馬車には、武具、鉱石、食料、装飾品などなど、多くの商品が積み込まれている。

「さぁ、こちらが皆さんのお入りになる荷になります」

 エマルドが満面の笑みで指す方を見る。

「樽、酒樽か・・・」

 全員が顔を見合わせる。

「はい、定番の隠れ蓑ですな」

 アルテシアも「なにか?」みたいな顔をしている。

 念の為、聞いてみる。

「これは、国境を通る時だけ入れば良いのですよね」

「はい。両国の国境を越える時にお願いします」

 全員がイヤそーな声で返事をした。

「はーい」


荷馬車は3台、満載の商品を積んでいる。

 エマルド親子、執事と侍女。4人の馬車が1台。

 俺達と護衛団の為の馬車が1台の計5台。

 護衛団の馬が18頭。俺達の馬が2頭。

 御者は護衛団員が務める。

 護衛団はクレイズを隊長に30人編成の大所帯だ。

 まずは王都イクリオンから城砦の町ロージス。6~7日工程だ。

 ロージスには1日間滞在する。棚卸と商談があるとか。

 そこから3日で国境の砦に着く。

 そして、アジミールへ向かう。

 まずは城砦の町ロージスへ。

 

王都を出た所で、クレイズの護衛団と合流する。

 武装集団が王都をうろつくと民衆が不安になるから、という配慮らしい。

「アリスト、ラタールの皆さん。今度も世話になる」

「こちらこそ」

 クレイズと軽い挨拶をかわした。

 王都を出発し、東南東に向かう街道を行く。


初日は、順調に街道を進んだ。


2日目

 平野を抜け木々が増えて来た地点で、魔物と遭遇した。

 キル・ペイン・マンティス(カマキリ型)が2体。

 人より少し大きい、昆虫型のC+の魔物だ。

「アリスト、オークの借りを少しだけ返す。ゆっくり見物してくれ」

 クレイズは笑いながら、部下と共に魔物に向かって行った。

「ベイル、今回は見学だ」

「何でだよ。俺達も参戦しようぜ」

「クレイズさんが、オークの時の借りを返すと言っている」

「返すなら、物でくれ~」

 何となく、その気持ち分かってしまう。最近の俺。


 クレイズの指揮能力は抜群だった。

 魔法で先制攻撃。

 水魔法、高圧縮水を細い線にして放つ。

 高圧縮された水流は鉄をも切り裂く。

 昆虫型の硬い脚を切り取った。

 機動力を奪い、爆裂系魔法で視界とダメージを奪う。

 カマを振るい、反撃するキル・ペイン・マンティス。

 体格の良い戦士がカマを受け止めた。

 その戦士を狙うもう1体。

 火炎魔法が直撃。続いて剣士、戦士が怒涛の攻撃。

あっさり倒してしまった。

足を失った1体はクレイズ敵ではなかった。瀕死状態。

とどめは、フレイム・ハーストで丸焼きだ。

「良い動きだったろう」

 戻って来たグレイスはドヤ顔だ。

 どこかで見た顔だ。

 な、ベイル。


3日目、

 川を渡り、森林地帯を駈ける。

 Cランク相当のキラー・ビー6体と遭遇。

 馬の頭程ある蜂型の魔物だ。

 俺達も参戦し、問題なく倒す。

 続いて、巨大ムカデ、ルビアン・ハンドレット2体。

 Bランクの魔物だ。

 魔物の目がルビーの様に赤く輝き、高額で売れるそうだ。

 ここは昆虫型の魔物が多い。

 アリューシュとクルーシは魔法攻撃で、あっさり倒して見せた。

 クルーシの成長ぶりには驚くほどだ。

 

 この森林に入ってからレイラが大人しい。

 どうやら昆虫型は生理的に無理だそうだ。

 戦闘中は「キモイ、むり」と言って馬車から出てこない。

 困ったものだ。


4日目

 最大の難所。強力な、魔物の生息地。

 エルーニ渓谷を通過する。


樽はイヤですわ。

 あんな狭い所はキライですの。


そんな事より、なんでここは昆虫型が多いのよ。

 虫は苦手なんだよ。


強気のレイラでも苦手があるのだな。


だって、カサカサ,にょろにょろ だよ。

 ひぃ~キモイ。むりむりむ~り!


顔に似合わず、可愛いな。

 

な、なに言ってんのよ。(赤面、全開)

 私にだって、苦手はあるわよ。


あら、レイラ、肩に黒光りの虫が・・・・


ひやぁ~


あ、倒れた。


あらあら、可愛いです事。うふっ


見た目通り、意地悪だな。


あら、見た目通りとは聞き捨てなりませんわ、ね。


あ、ベイルが呼んでる。

 ぴゆぅー。


逃げられましたわ。

 仕方ありませんわね。

次回は久々の戦闘ですわ。

           楽しみですわね。


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