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魔王を倒した英雄~300年後に飛ばされ世界を統べる~  作者: 乱丸
第二章~王都編~

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幻の上位種 レジェンド・グリフォン

いよいよ高ランク魔物が多い渓谷ですわ。


綺麗な景色だね。


本当に美しいわ。


昆虫型はいないだろうね。


私が以前来たときはいなかったですわ。


よーし。早く行こうぜ。


あ、足元に黒光りする虫が・・・・


ひぃ~パタッ。


おい、また倒れたぞ。

2回続けて意地悪だな。


おほほほほほ、つい、うふっ


とりあえず先に進もう。


あら、アリスト様も冷たいですわね。


いや、ちょっと面白かった。てへ

4日目

美しく壮大な自然を感じさせるエルーニ峡谷。

 見た目の美しさに反し、強力な魔物の生息地でもある。

 渓谷に入って程なく、魔物の歓迎を受けた。

 エルーニ渓谷、空の支配者グリフォンの襲撃だ。


「アリスト、見たことの無い毛色のグリフォンが2体だ」

 クレイズが叫ぶ。

 グリフォンが全速で走る馬車を追いかけて来る。

 早い。

 グリフォンが火球を放つ。

 アリューシュの結界が防ぐ。

 クルーシとアリューシュがフレイム・ショットを放った。

 30以上の火球をグリフォンはその素早さで、全てをかわす。

「アリューシュ、当たらないわ」

「異常に速いですわね」

 あの毛色、もしかして・・・

 護衛団の魔法使い達も、上空に向け攻撃を放つ。

 弓矢も同時に放たれた。

 神速の動きで攻撃をかわし、グリフォン1体が急降下。

 鋭い鍵爪で馬車を引き裂きにかかる。

 馬車の屋根に飛び乗ったベイルが鍵爪を弾く。

 体制を崩すベイル。

「何て威力だよ。アリスト、このままではジリ貧だ」

 馬車では足場が悪すぎる。

「馬車を降りて引き付けよう」

「了解だ」

「クレイズさん。俺達で倒します。馬車は止めず、先へ」

 馬上のクレイズは困惑する。

「バカを言うな。護衛団と協力して」

「いいえ、先に行く馬車を誰が守るのです」

「しかし、アリスト」

「急いで」

「分かった。無事離れたら、半分を救援に向かわせる」

「大丈夫ですよ。俺達は強いので。さぁ、早く」

「自信満々かよ。死ぬな」

 笑顔で答える。

「ベイル、行くぞ」

「おう。ラタールの翼の仕事だ。腕がなるぜ」

5人は馬車から飛び降りた。


「フレイム・ショット」

 アリストの周囲に浮かび上がる10の魔法陣。

連射される無数の火球を、物凄い速度でかわすグリフォン。

異常な早さだな。

 荷馬車から標的が変わった。

「来るぞ」

 グリフォン2体が左右に分かれる。

 挟撃か。奴らの狩の基本だな。

 2体のグリフォンが同時に魔法を放った。

 トルネード・スラッシュにファイアー・ストームが左右から迫る。

 アリストが魔法障壁を球体で展開した。

 放たれた2つの魔法が重なり、炎の竜巻となり舞い上がる。

「何だよ、これは。グリフォンが火炎魔法を使うのか。風魔法も中級だぞ」

 ベイルが叫び、レイラもクルーシも驚いている。

「レジェンド・グリフォン。長く生きて進化した上位種ですわ」

「そんなのが居るのかよ。伝説級か」

「早いだけの魔物ですわ」

「流石だな、アリューシュ。倒した事があるんだな」

「ベイル・・・・無いですの」

「マジか」

 上位種。道理で動きが早い訳だ。

 1体が魔法を放ち、1体が鋭いくちばしや鍵爪で連携攻撃を仕掛けて来る。

 アリューシュが結界で防ぐ。

 ベイルとレイラの攻撃が空を斬った。

 グリフォンが2人に迫る。

 アリスト素早く前に出た。

 グリフォンの首を狙う。

 素早く剣を交わすグリフォン。首から鮮血が流れた。

 浅いか、素早いやつだ。

 剣をかわしたグリフォンは、再びレイラに襲い掛かった。

 鋭いくちばしの攻撃を剣で弾いたレイラに、鍵爪が横から迫る。

 レイラの肩から鮮血が飛んだ。

「くはぁ」

「レイラ」

 追撃の鍵爪をアリストの剣が防ぐ。

アリューシュの大鎌がグリフォンの片翼を斬り裂いた。

「グオォォォ」

 咆哮を上げるグリフォン。

その背後から飛び出したもう一体の攻撃でアリューシュは弾き飛ばされた。

「クッ」

 戦斧を振り上げ、斬り込むベイル。片翼を失ったグリフォンが火球を放つ。

 至近の火球をとっさに戦斧で受けた。

 吹き飛ぶベイル。

「ぐわっ」

クルーシは片翼のグリフォンにウインド・スラッシュを放ち、立て続けにもう1体にも魔法を放った。

 弾き飛ばされたアリューシュに襲い掛かるグリフォンに、クルーシのフレイム・ショットが迫る。


 片翼のグルフォンは残った片翼を広げウインド・スラッシュを放ち魔法を相殺する。

「うそ」

 驚くクルーシ。

 力を振り絞ったレイラの剣が、片翼のグリフォンの横腹を斬り裂く。

「なめんじゃないよ、獣風情が」

「クガァァァァ」

 咆哮を上げ、片膝を付き動けないレイラを襲う。

 クルーシの爆裂魔法が炸裂。

 怯んだグリフォンの残った翼を、アリストが斬り落とす。

「キシャァァァァ」

 真上に飛んだアリストの剣が、翼を失ったグリフォンに突き立てられた。

 グリフォンは沈黙した。


迫るフレイム・ショットを素早い動きでかわすグリフォン。

 アリューシュの大鎌がグリフォンの前足を一つ斬り落とした。

「カァァァァ」

 奇声を上げ、火球を連射する。

 後退しながら火球を大鎌で切り裂いていくアリューシュ。

 グリフォンがフレイム。バーストを放つ。

 アリューシュが素早く避ける。

 大地が爆発し、火柱が上がる。

 グリフォンは続けてフレイム・バーストを放つ。

 アリューシュは後方に飛ぶ。

 眼前の大地が爆発。上がる火柱。

 火柱を斬り裂き、アリューシュが間合いを詰めた。

 クルーシがアイス・バーンを放つ。

 舞上がろうとするグリフォンの足元を凍らせ、大地に貼り付ける。

 アリューシュの大鎌がグリフォンの首を狩り取った。


レイラの肩はアリューシュの中級治癒魔法で完治。

 ベイルは両手両足に火傷を負っているが、旨く避けた様だ。

 クルーシの初級治癒魔法で完治した。

「いやー、参ったよ。普通のグリフォンの3倍は強かったぜ」

「全くだよ。こんな傷を負うなんて久しぶりよ」

「2人共、無事でよかった。俺もあのグリフォンは見たことが無かったよ」

「アリスト様、私も見たのは200年以上前ですわ」

「お、やはり幻の魔物だな。それを俺達が倒したんだな」

「なんだ、凄いじゃないか」

 ベイルとレイラは死にかけた事など忘れ、大喜びだ。

 クルーシも喜びの輪に加わっている。

 冒険者って・・・・・ま、そうでなければ続けられないか。


しばらくして、クレイズ達が迎えに来た。


いやー、俺達も強くなったな。


まだまだよ。油断大敵ですよ。


そうだよ。魔族が出たらどうするのよ。


も、もちろん、た、た、戦うさ。

 

あら、ベイル。私楽しみにしていますわ。


おう。


コソコソ

なぁ、急に強くなる魔法知らないか(小声)


そんなのないぞ。修行しろ。


修行か~楽な方法ないのか。


あ・な・た・本気で言っているの。


( ゜д゜)ハッ!


いつもの事だな。


次回も楽しみにしてくれよ。





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