英雄の力
アリストー 頑張れー
英雄の力見せてやれー。かっこいいぞー
アリスト、すごいわ。さすがです。
キャーキャー アリスト様ー ステキー
こっち向いて~ あ~ん しびれるわ~
えー、アリューシュ・・・・・
・・・・・
・・・・・
( ゜д゜)ハッ!
コホン・・・・流石です、アリスト様(顔 真っ赤)
(穴があったら入りたいですわ)
ヴァルザイムの攻撃を全てかわすアリスト。
両者の動きが止まり、対峙する。
高慢な態度でアリストを見るヴェルザイム。
「クククッ。どうした。諦めたか」
アリストは不敵な笑みを浮かべる。
「期待外れだ」
「なに」
「なかなかの魔法技術だが、その程度なのだな」
「逃げるだけのゴミが。ふざけるなー」
5本の鉄鎖球が超速で襲い来る。同時に10本の炎の槍が放たれる。
鉄鎖球をかわしながら炎の槍を剣で弾く。
左右に魔法陣が現れ爆発する。
爆煙を斬り裂き、ヴァルザイムに迫る。
鉄鎖球が素早く戻り、振り下ろした剣を防いだ。
間髪入れずにフレイム・バーストを叩き込む。
「グハッ」
爆裂で弾き飛ぶヴァルザイム。
追い打ちをかけ、斬り込む。
鉄鎖球が剣を弾く。
自動防御で魔法のダメージも軽微するのか、頑丈な鉄鎖球だ。
「そんな攻撃では、俺様の防御は破れんわ」
ならば、魔力量を増やす。
剣が光を放つ。
流石ガルフさんの打った剣だ。これだけの魔力を込めても問題ない。
鉄鎖球が不規則な動きをし、襲い来る。
常人では見切れない速さだが、最小の動きでかわす。
「いつまでかわせるかな」
ヴァルザイムは更に鉄鎖球の速度を上げ、爆裂魔法を展開。
行く手を阻むように魔法陣が浮かび、爆裂する。
爆風でバランスを崩したアリストの左手に、鉄鎖球が絡みついた。
「捕まえたぞ」
ヴァルザイムは高笑いをし、引き寄せる。
しかし、張り詰めた鉄鎖球は動かない。
「なに」
「もっと強く引けよ。非力な魔族だ」
アリストは力を籠め、鉄鎖球を引いた。
「うお、バカな」
強力な力で引き寄せられ、驚愕するヴァルザイム。
「インセプト・フレイム」
触った者を焼き尽くす。
「ウオオッ」
ヴァルザイムは燃え上がる。
「この程度で、勝ち誇り油断するとは」
アリストは左手に絡みついた鎖を斬り落とした。
「レイラ、良く見ておくのですよ。レイラ・・・」
アリューシュが振り向くと3人は紅茶を飲み、茶菓子を食べながらリラックスしている。
「お、アリューシュも食べるか」
ベイルが茶菓子を差し出した。
騎士達も紅茶を飲み、茶菓子を食べ観戦している。
見るとメイドが紅茶を振舞っていた。
「あなた達・・・・」
アリューシュは深いため息を付く。
が。
「私にも紅茶を下さいまし」
メイドが満面の笑みで返事をした。
俺様の攻撃が通用しないのか。あの者より劣ると言うのか、俺様が。
「どうした。もう、終わりか。もっと俺を楽しませろ」
「屈辱だ。俺様は上位魔族だぞ。400年生きた大魔族だ」
俺の眼前に魔法陣が浮かび爆発する。爆煙が視界を塞ぐ。
目くらまし。
だが、俺は周囲に魔力を放出している。魔法であろうが物質であろうが魔力に触れた時点で感知出来る。
2本の鉄鎖球が爆煙を突き抜け向かって来た。
2本とも叩き斬る。
加速し、ヴァルザイムに迫る。
剣と鉄鎖球の高速の攻防が繰り広げられる。
ヴェルザイムの血飛沫が飛び散る。
バカな。俺の自動防御より早いのか。
「グハァァァ」
ヴェルザイムが弾かれた。
無数の斬り傷と、左肩を大きく斬り裂かれている。
大量の血が噴き出す。
「貴様の様なクズでも、血は赤いのだな」
「グゥゥウ」
アリストが冷酷な眼光を向ける。
「そろそろ、死ね。魔族」
「ふざけるなー」
ヴァルザイムの魔力が急速に膨れ上がる。
「死ぬのはキサマだー。ダーク・ブラスト」
ヴァルザイムは超高密度の暗黒魔力砲を放った。
「グァハハハッ。跡形も無く消えよ」
漆黒の魔力砲が、空気を斬る裂き迫る。
辺り一帯を吹き飛ばすつもりか。小賢しい。
斬る。
「うおぉぉぉぉ」
ダーク・ブラストを剣で斬り裂く。
「バカな、これを斬り裂くなどありえん」
一気に間合いを詰めた。
「終わりだ」
ヴァルザイムを斬り裂いた。
「ガハァ」
ヴァルザイムは鮮血を撒き散らし、大地に叩き付けられた。
その光景を冷めた目で見下ろすアリスト。
冷酷で残忍な物が、精神をむしばんでいる気がした。
もう、きまりですわ。
(紅茶が美味しいですわ)
流石、アリストだぜ
(もう、酒飲んでもいいんじゃねぇ)
私は何も心配してなかったぜ。英雄だからね。
(紅茶じゃ物足りないわね)
凄かったです。英雄アリストですね。
(茶菓子が美味しいわ)
よーし。もういいだろう!宴だー
酒もってこーい!
わーい わーい わーい。
お前ら、そんな事していると痛い目見るぞ。




