救出
アリューシュ、バケモノは任せたぞー。
俺は女性達を助けて来るぜ。
これはモテモテだな。
はいはい。
アリストは群がる盗賊達を斬り捨てる。
ほとんどの盗賊を始末した。
後方で戦っているアリューシュの相手の存在値が跳ね上がったな。
何をしたのだ。
まぁ、アリューシュの敵では無さそうだ。
城内に入り、地下の入り口を見つける。
「罠はなさそうだ」
地下に降りて行くと複数の牢に女性が囚われている。
「皆さん、無事ですか」
30人、全員若い女性だ。
アルテシアを見つけた。
「アルテシアさん。ご無事で良かった。皆さんも動けますか。助けに来ました」
驚くアルテシア。
「アリストさん。どうやって、こんな危険な所に。盗賊が何百人も居るのですよ」
「上で連れが戦っていますが、大丈夫でしょう。安心してください」
ディスペルの魔法で全ての鍵を解除する。
安堵の声が上がる。
「さ、皆さん早く・・・ちょっと待って下さい」
「アリストさん、どうしましたか」
「アルテシアさん。邪魔ものが来たようです。皆さん、私が戻るまで動かないで下さい」
全員が不安な表情を浮かべる。
「問題ありません。皆さん心配ありませんので、落ち着いて待っていて下さい」
「アリストさんの事を信じましょう。皆さん」
アルテシアが皆を落ち着かせる。
全員が頷いた。
アルテシアに笑顔を向けて、アリストは奥にある階段に向かった。
階段を駆け下りて来る足音が聞こえる。
15人か。足かせが付いている音が5人分。
足音に向かって走り出す。
「うお。貴様。侵入者か」
「正解だ」
盗賊が剣を抜く前に4人が斬り倒された。
「殺せ」
更に5人が斬り倒される。
「遅い」
「な、何なんだコイツは。動きが見えねぇ」
最後の1人、ハリスはとっさに人質を取った。
「キサマ、大人しくしろ。この女が死ぬぞ」
「人質か。無駄だ」
こそっとウインド・スラッシュを放つ。
剣を持つハリスの腕が床に落ちる。
「うおおお。腕が~」
血を浴びた女性が悲鳴を上げる。
「バケモノだ」
逃げだしたハリスにファイア・ボールを放つ。
「ぐあぁぁぁ」
「松明の代わりには丁度良いな」
全員無事で何よりだ。
アリューシュは終わったか。
私の見せ場は次回ですわ。
おー、楽しみだ。




