表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王を倒した英雄~300年後に飛ばされ世界を統べる~  作者: 乱丸


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/20

戦闘開始

グライムは心配性だ。

あら、仕方ありませんわ。責任者ですもの。

 めんどくさ。

とっとと、潰そう。

私の分も残して下さいまし。

 めんどくさ。


 冒険者ギルトでは、グライムが苦悩していた。

「だー。あいつ、また念話切りやがった」

 口調も荒くなっていやがった。

{アリューシュ}

{グライム。どうかしましたの}

{アーセブル城の賊は300人。今、アリストが城に突入すると連絡があった}

{ウフフフ、元気が良い事ですわ}

{笑い事じゃないぞ。急いでくれ}

{もう、お城が見えましてよ}

 結界?アリストが張ったのかしら。

{手の空いている冒険者を集めようか}

{あら。大丈夫ですわ。連絡致しますので待機してくださいまし。今来られたら、危険ですもの。ウフ}

{あーそうかい。邪魔なのね}

{あらー。今、大きな火柱が見えましたわ。急がなければ終わってしまいそうですわ}

{・・・・た、頼んだぞ}

{了解ですわ}

 あー不安だ。火柱ってなんだよ。アリューシュは暴れるつもりだし。後始末どうしよう。

 頭を抱えるグライムだった。

不憫・・・


「インフェルノ」

 荒れ果てた大広場に巨大な火柱が上がる。

 幾人もの盗賊が火柱に巻き上げられていく。

「ハハハハ。派手にいこうぜ」

「ライジング・メテオ」

 結界内上空を黒雲が覆い、雷撃が降り注ぐ。

雷撃に打ち抜かれる盗賊達。

怒号と悲鳴が飛び交う。盗賊達は混乱に陥った。

 混乱の中、数人がアリストに気付く。

「何だ、お前。お前がやったのか」

「敵襲だー」

「斬り殺せ」

 盗賊達は叫びながら剣を取り、向かって来た。

「貴様等に慈悲はないぞ」

 アリストの剣が舞、4人が斬り倒される。

 攻撃を回避した者達も状況に気付き、次々と襲い掛かる。

 アリストは剣に炎を付与した。

「敵は1人だ。一斉にかかれー」

 四方から襲い来る賊を鋭い剣技で一蹴する。

「ぐはぁ」

 斬られた者は燃え上がる。

「火葬付きだ。手間が省けるだろう」

 立て続けに襲い来る賊の剣や斧を交わし斬り裂いていく。

「フレイム・ショット」

 無数の炎の弾が盗賊達を焼き尽くす。

「死にたいヤツはどんどん来い」

 アリストの剣に次々と倒れ燃え上がる盗賊達。

場内にいた盗賊達がバラバラと出て来る。

 崩れかけたテラスには魔法使いが数人現れた。

「皆、一斉攻撃だ」

「アイシクル・スピア」

 

「あらあら。この結界、何て大きさなのですわ」

城全体を覆う様に結界が張り巡らせている。

 城門の傍らに縛られ蹲っている男を見つけた。

「あら、貴方は何ですの」

「あ、俺はクノッソルで・・す」

 こ、こいつは知っている。氷の様に冷たい眼光の女エルフ。

Sランク冒険者、死神のアリューシュだ。

 やばい、殺される。

「盗賊のお仲間かしら。何をなさっているの」

 クノッソルは飛び起き正座をした。

「アリューシュさんですかい」

 声は震えている。

「私をご存じなのかしら」

「はい。盗賊の間では有名でして」

「あら、嬉しいですわ。で、何をなさっているのかしら」

「見ての通り旦那に捕まりました」

「旦那、アリストの事ですかしら」

「アリストと言うお名前ですかい。情報を提供するので殺さないと言ってました」

「あら、仕方ないですわ。運がよろしいですわね」

 クノッソルは安堵した。

 た、助かったー。

「この結界はアリストが張ったのかしら」

「はい。中の者を逃がさない為だとか。あ、外からは入れる様です」

「器用な結界ですこと。本当に面白いですわね」


 アリューシュは笑顔で結界を見上げた。


 


次は、いよいよ私の出番かしら。

 

 めんどくさ。


ムキー!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ