第63話〜調教学革ベルトが奏でるメロディーと屈辱のプレリュード〜
9時間目。一日の最後を締めくくるのは、この学園の最重要科目――『調教学』だ。被服室での志乃様の執拗なリテイクにより、クラスの半数以上がまだ移動すらできていない。デザインの清書が終わった頃、いつもは班員全員での移動だけれど、合格したもののみ退室を許された私達は、退室許可をもらった直後、焦る心を引きずりながら、再び廊下の『レール』に飛び乗った。
(急がなきゃ……遅刻したら、どんなお仕置きが待っているか分からない)
重い足取りでようやく実技棟の特別教室に辿り着いた時、まだIランク、Jランク全員を含む、半数のクラスメイトが来ていなかった。そして、そのまま9時間目始業の鐘がなってしまったのだ。
「えらく人数が少ないな。奴隷の時間は主人の資産。それを守れたのは、お前たちだけか。1番、お前たちにとっての『ご主人様』は誰だ」
「はい。今ここにいらっしゃる、由羅様と執事・女中養成学校に通う皆様は勿論、私たちをより良い『商品』に導いてくださる先生方です」
私が答えると由羅様は満足そうに頷いた。
「そうだ。では、その『ご主人様』である我々の『財産』を奪ったのは誰だ?」
「はい『欠陥品』の『メンテナンス』を怠った級長である私です」
私は出来るだけ由羅様の機嫌が良くなるよう、慎重に言葉を選んでこたえる。
「そうだな。では、どうするべきだと思う?」
「はい。由羅様からお預かりした、大事な『商品』の『品質管理』もろくに出来ない愚鈍な私をどうかお仕置きしてください。お願いいたします、由羅様」
(クラスメイトを『欠陥品』というのはかなり辛いわね…)
「いいだろう。授業予定を変更して『商品管理』を怠ったおまえを躾てやろう。ここに居るもの以外俺の授業を受けることは許さない。執事養成学校の生徒たちは自分のパートナーが来たら、壁際に連れていき、朝練習させた『宣告の蹲踞』の姿勢で待機させていろ。大和、1番の調教は『懲罰』として俺がやるお前もそちらにまわれ」
「承知しました」
「ありがとうございます、由羅様」
「では、授業を始める。我慢できることに耐えても意味はない。我慢できないことにこそ耐えるのだ。特に痛みだ。お前たちのような低能は、言葉ではなく痛みで学ぶ機会がふんだんにある。痛みに耐えることが学ぶ姿勢の第一歩だ。引き締めて挑め。分かったな」
「かしこまりました」
「良いだろう。では、1番、前に来て気をつけの姿勢から上半身を倒し、足首を掴んで顔を上げろ。卑しい場所はなるべく上を向くよう、尻をしっかり持ち上げろ」
「かしこまりました」
指示通りの姿勢は馬跳びの『馬』に近いが、顔を上げ続けるのは苦しい姿勢だ。それでも私は懸命に背中を反らし、卑しい場所を水平まで持っていく。これ以上、上に向けるのは限界だった。顎をもたげ、見下ろす由羅様と視線を合わせる。
「全員同じ姿勢をとれ。1番、俺が叩く度にお礼を言え」
「かしこまりました」
「最初はこれだ」
ビュッ。
教壇で由羅様が右手を振りかぶると、『戒杖』が私のお尻を打った。
「ありがとうございます」
「お馴染みの、『戒杖』だな。初心者向けといえる。まずはこれを耐えれるようになってもらう。一度しか言わない。1人につき5発だ。最初は簡単な挨拶にする。打たれるたびに『気持ちいい、もっと叩いてください、私は変態です』と大声で叫べ。返事が聞こえなければ最初からやり直しだ。執事見習いの諸君、パートナーを5発叩け」
「1番お前もだ。最低あと5発だ」
「かしこまりました」
ビシ!
お尻全体が破裂したような打撃音に気圧される。
「あぁん……気持ちいいです。もっとぶってください」
「声が小さい。もう一度、最初から」
無慈悲に告げる由羅様に、歯を食いしばって頷いた。
2打目はどうにか声を振り絞った。片側のお尻でベルトが弾ける。
「んんぁっ……き、きもちいい、も、もっと叩いてください、あたしはへん――」
叫び終わる前に、由羅様が言葉を遮る。
「遅い。もう一度最初から」
ビシ!
「きもちいい、もっと叩いてください、あたしはへんたいですッ!」
半ば自棄になって叫び、3打目にして、ようやく由羅様が首を縦に振った。ここまでして、やっと一打の合格だった。
あと4回、連続でこなさなければ終わらない。
ビシ! 実質2打目。
「きもちいい、もっと叩いてください、あたしはへんたいですッ!」
ビシ! 実質3打目。
「きもちいい、もっと叩いてください、あたしはへんたいですッ!」
ビシ! 4打目が間髪入れずに弾ける。
「きもちいい、もっと叩いてください、あたしはへんたいですッ!」
あと1回。あと1回だ。
ビシ!!
最後の一打は、それまでより一際綺麗な音を立てた。刻まれたベルトの痕だけでなく、お尻全体が真っ赤に染まっているに違いない。
「きもちいい、もっと叩いてください、あたしはへんたいですッ!」
喉から声を振り絞る。
「以上。全員が終わるまでそのまま待機」
「かしこまりました」
「次は『竹製の指示棒』だ。これは20発受けてもらう。次の挨拶は、数を数えてから『サンキュー・サー』と言え」
既に熱を帯びたお尻は、それの対象にはならなかった。代わりに太腿の後ろを叩かれる。
「ひとぉつ!サンキュー、サー!」
「ふたぁつ!サンキュー、サー!」
「みぃっつ!サンキュー、サー!」
「よぉっつ!サンキュー、サー!」
「いつぅつ!サンキュー、サー!」
私は声が枯れんばかりに張り上げた。
痛みに合わせて大声を出せば、痛みが和らぐような気がしたのだ。今回はやり直しもなく、終わった。
「一度もやり直しがないとは。よく頑張ったな、1番。そのまま待機」
「かしこまりました」
全員終わったのだろう。由羅様がクルリと巻かれた革製のベルトを手に取った。
「これは見ての通り、『革製のベルト』だ。熟練すれば一振りで複数の的を弾くこともできる。全員第四服従姿勢」
「かしこまりました」
「今度は、打たれた場所を叫び、『ありがとうございます』と告げろ」
毎回異なる場所を打たれるようだ。一体どこに『痛みの雨』が降るのか。由羅様が目にも留まらぬ速さで腕を振る。横なぎに払われたベルトが弓なりに反り、私の乳首を打った。とても声など出せる状況ではない。
全身でも指折りの敏感な箇所を、由羅様は躊躇なく打ったのだ。
「お礼も言えないのか。最初からだ」
「申し訳ございません」
当然のやり直しだ。
ビシ!
今度はもう一方の乳首だった。呼吸が止まりそうになりながらも、なんとか声を上げる。
「んんぁっ……う、うえの突起です! ありがとうございますッ!」
ビシ!
「胸です! ありがとうございますッ!」
ビシ!
「あぁっ……ま、また上の突起です! ありがとうございますッ!」
ビシ!
「お尻です! ありがとうございますッ!」
ビシ!
「んんぁっ……ま、また上の突起でぇす! ありがとうございますッ!」
一度やり直してからは、半分べそをかきながらも指示通りに挨拶した。
「終わりだ。そのまま待機」
「かしこまりました」
「全員、第二服従姿勢」
全員の懲罰が終わったのか、次の道具を手にした由羅様の声が響いた。
「次は『通電板』だ。少しずつ電流を強くしていく。挨拶はサンキュー・マスターだ。5発叩いてやれ」
「いくぞ。騒ぐなよ」
ビり
「サ、サンキュー・マスター」
ビリ!
「サ、サンキュー・マスター」
ビリ!
「サ、サンキュー・マスター」
ビリ!
「サ、サンキュー・マスター」
ビリ!
「サ、サンキュー・マスター」
「よし。よく頑張った。そのまま待機」
「かしこまりました。」
「最後は籐製の極めて細い棒、『躾棒』だ。伝統的な拷問具である。自分の罪を告白し、お許しくださいと総括しろ。6発だ」
パシィ!
「1番は、『商品管理』も出来ない無能な牝です」
地味な音とは裏腹に、これまでと比べ物にならない痛みが走った。
「そうだな。よく反省しろ」
「かしこまりました」
パシィ!
「1番は、痣だらけの、欠陥品です。お許しください」
パシィ!
「1番はご主人様の手を何度も煩わせる悪い子です。お許しください」
パシィ!
「1番は、無能です。お許しください」
パシィ!
「1番の卑しいは、臭いガスをブウブウひねりだします。お許しください!」
「1番、まだ謝らなければならないことがあるだろう?」
バシィ!
「はい。由羅様。1番は、突起を叩かれて喜ぶ変態です。お許しください」
「1番、第三拘束姿勢」
「かしこまりました」
由羅様は第三拘束姿勢をとった私のおしりが私の前の壁にはめ込まれている鏡によく見えるよう角度を調整し、拘束していく。
「1番、俺が良いと言うまで、その醜いケツに出来た赤い筋を見て反省していろ」
「かしこまりました」
「よし。全員終わったな。今日の授業はここまでだが、『欠陥品』及び、『欠陥品』を『管理』する立場にありながら出来なかったゴミ。お前たちは今日夕食抜きだ。執事見習いの諸君は、パートナー拘束後、寮へ連れて行け。解散」
そういうと、由羅様は私の拘束を解き、さらなる地獄へと突き落とした。
「1番、お前にはもっときつい『懲罰』を与えてやる。大和、1番を拘束し、理事長室へ連れて行け。1番、第一拘束姿勢」
「承知しました」
「かしこまりました」
一日の終わり。それは救いではなく、さらなる地獄の入り口だった。理事長室――そこには、お兄様や悠羅様、そして光也様が待っているのだろうか。
第63話〜調教学革ベルトが奏でるメロディーと屈辱のプレリュード〜
9時間目。一日の最後を締めくくるのは、この学園の最重要科目――『調教学』だ。被服室での志乃様の執拗なリテイクにより、クラスの半数以上がまだ移動すらできていない。デザインの清書が終わった頃、いつもは班員全員での移動だけれど、合格したもののみ退室を許された私達は、退室許可をもらった直後、焦る心を引きずりながら、再び廊下の『レール』に飛び乗った。
(急がなきゃ……遅刻したら、どんなお仕置きが待っているか分からない)
重い足取りでようやく実技棟の特別教室に辿り着いた時、まだIランク、Jランク全員を含む、半数のクラスメイトが来ていなかった。そして、そのまま9時間目始業の鐘がなってしまったのだ。
「えらく人数が少ないな。奴隷の時間は主人の資産。それを守れたのは、お前たちだけか。1番、お前たちにとっての『ご主人様』は誰だ」
「はい。今ここにいらっしゃる、由羅様と執事・女中養成学校に通う皆様は勿論、私たちをより良い『商品』に導いてくださる先生方です」
私が答えると由羅様は満足そうに頷いた。
「そうだ。では、その『ご主人様』である我々の『財産』を奪ったのは誰だ?」
「はい『欠陥品』の『メンテナンス』を怠った級長である私です」
私は出来るだけ由羅様の機嫌が良くなるよう、慎重に言葉を選んでこたえる。
「そうだな。では、どうするべきだと思う?」
「はい。由羅様からお預かりした、大事な『商品』の『品質管理』もろくに出来ない愚鈍な私をどうかお仕置きしてください。お願いいたします、由羅様」
(クラスメイトを『欠陥品』というのはかなり辛いわね…)
「いいだろう。授業予定を変更して『商品管理』を怠ったおまえを躾てやろう。ここに居るもの以外俺の授業を受けることは許さない。執事養成学校の生徒たちは自分のパートナーが来たら、壁際に連れていき、朝練習させた『宣告の蹲踞』の姿勢で待機させていろ。大和、1番の調教は『懲罰』として俺がやるお前もそちらにまわれ」
「承知しました」
「ありがとうございます、由羅様」
「では、授業を始める。我慢できることに耐えても意味はない。我慢できないことにこそ耐えるのだ。特に痛みだ。お前たちのような低能は、言葉ではなく痛みで学ぶ機会がふんだんにある。痛みに耐えることが学ぶ姿勢の第一歩だ。引き締めて挑め。分かったな」
「かしこまりました」
「良いだろう。では、1番、前に来て気をつけの姿勢から上半身を倒し、足首を掴んで顔を上げろ。卑しい場所はなるべく上を向くよう、尻をしっかり持ち上げろ」
「かしこまりました」
指示通りの姿勢は馬跳びの『馬』に近いが、顔を上げ続けるのは苦しい姿勢だ。それでも私は懸命に背中を反らし、卑しい場所を水平まで持っていく。これ以上、上に向けるのは限界だった。顎をもたげ、見下ろす由羅様と視線を合わせる。
「全員同じ姿勢をとれ。1番、俺が叩く度にお礼を言え」
「かしこまりました」
「最初はこれだ」
ビュッ。
教壇で由羅様が右手を振りかぶると、『戒杖』が私のお尻を打った。
「ありがとうございます」
「お馴染みの、『戒杖』だな。初心者向けといえる。まずはこれを耐えれるようになってもらう。一度しか言わない。1人につき5発だ。最初は簡単な挨拶にする。打たれるたびに『気持ちいい、もっと叩いてください、私は変態です』と大声で叫べ。返事が聞こえなければ最初からやり直しだ。執事見習いの諸君、パートナーを5発叩け」
「1番お前もだ。最低あと5発だ」
「かしこまりました」
ビシ!
お尻全体が破裂したような打撃音に気圧される。
「あぁん……気持ちいいです。もっとぶってください」
「声が小さい。もう一度、最初から」
無慈悲に告げる由羅様に、歯を食いしばって頷いた。
2打目はどうにか声を振り絞った。片側のお尻でベルトが弾ける。
「んんぁっ……き、きもちいい、も、もっと叩いてください、あたしはへん――」
叫び終わる前に、由羅様が言葉を遮る。
「遅い。もう一度最初から」
ビシ!
「きもちいい、もっと叩いてください、あたしはへんたいですッ!」
半ば自棄になって叫び、3打目にして、ようやく由羅様が首を縦に振った。ここまでして、やっと一打の合格だった。
あと4回、連続でこなさなければ終わらない。
ビシ! 実質2打目。
「きもちいい、もっと叩いてください、あたしはへんたいですッ!」
ビシ! 実質3打目。
「きもちいい、もっと叩いてください、あたしはへんたいですッ!」
ビシ! 4打目が間髪入れずに弾ける。
「きもちいい、もっと叩いてください、あたしはへんたいですッ!」
あと1回。あと1回だ。
ビシ!!
最後の一打は、それまでより一際綺麗な音を立てた。刻まれたベルトの痕だけでなく、お尻全体が真っ赤に染まっているに違いない。
「きもちいい、もっと叩いてください、あたしはへんたいですッ!」
喉から声を振り絞る。
「以上。全員が終わるまでそのまま待機」
「かしこまりました」
「次は『竹製の指示棒』だ。これは20発受けてもらう。次の挨拶は、数を数えてから『サンキュー・サー』と言え」
既に熱を帯びたお尻は、それの対象にはならなかった。代わりに太腿の後ろを叩かれる。
「ひとぉつ!サンキュー、サー!」
「ふたぁつ!サンキュー、サー!」
「みぃっつ!サンキュー、サー!」
「よぉっつ!サンキュー、サー!」
「いつぅつ!サンキュー、サー!」
私は声が枯れんばかりに張り上げた。
痛みに合わせて大声を出せば、痛みが和らぐような気がしたのだ。今回はやり直しもなく、終わった。
「一度もやり直しがないとは。よく頑張ったな、1番。そのまま待機」
「かしこまりました」
全員終わったのだろう。由羅様がクルリと巻かれた革製のベルトを手に取った。
「これは見ての通り、『革製のベルト』だ。熟練すれば一振りで複数の的を弾くこともできる。全員第四服従姿勢」
「かしこまりました」
「今度は、打たれた場所を叫び、『ありがとうございます』と告げろ」
毎回異なる場所を打たれるようだ。一体どこに『痛みの雨』が降るのか。由羅様が目にも留まらぬ速さで腕を振る。横なぎに払われたベルトが弓なりに反り、私の乳首を打った。とても声など出せる状況ではない。
全身でも指折りの敏感な箇所を、由羅様は躊躇なく打ったのだ。
「お礼も言えないのか。最初からだ」
「申し訳ございません」
当然のやり直しだ。
ビシ!
今度はもう一方の乳首だった。呼吸が止まりそうになりながらも、なんとか声を上げる。
「んんぁっ……う、うえの突起です! ありがとうございますッ!」
ビシ!
「胸です! ありがとうございますッ!」
ビシ!
「あぁっ……ま、また上の突起です! ありがとうございますッ!」
ビシ!
「お尻です! ありがとうございますッ!」
ビシ!
「んんぁっ……ま、また上の突起でぇす! ありがとうございますッ!」
一度やり直してからは、半分べそをかきながらも指示通りに挨拶した。
「終わりだ。そのまま待機」
「かしこまりました」
「全員、第二服従姿勢」
全員の懲罰が終わったのか、次の道具を手にした由羅様の声が響いた。
「次は『通電板』だ。少しずつ電流を強くしていく。挨拶はサンキュー・マスターだ。5発叩いてやれ」
「いくぞ。騒ぐなよ」
ビり
「サ、サンキュー・マスター」
ビリ!
「サ、サンキュー・マスター」
ビリ!
「サ、サンキュー・マスター」
ビリ!
「サ、サンキュー・マスター」
ビリ!
「サ、サンキュー・マスター」
「よし。よく頑張った。そのまま待機」
「かしこまりました。」
「最後は籐製の極めて細い棒、『躾棒』だ。伝統的な拷問具である。自分の罪を告白し、お許しくださいと総括しろ。6発だ」
パシィ!
「1番は、『商品管理』も出来ない無能な牝です」
地味な音とは裏腹に、これまでと比べ物にならない痛みが走った。
「そうだな。よく反省しろ」
「かしこまりました」
パシィ!
「1番は、痣だらけの、欠陥品です。お許しください」
パシィ!
「1番はご主人様の手を何度も煩わせる悪い子です。お許しください」
パシィ!
「1番は、無能です。お許しください」
パシィ!
「1番の卑しいは、臭いガスをブウブウひねりだします。お許しください!」
「1番、まだ謝らなければならないことがあるだろう?」
バシィ!
「はい。由羅様。1番は、突起を叩かれて喜ぶ変態です。お許しください」
「1番、第三拘束姿勢」
「かしこまりました」
由羅様は第三拘束姿勢をとった私のおしりが私の前の壁にはめ込まれている鏡によく見えるよう角度を調整し、拘束していく。
「1番、俺が良いと言うまで、その醜いケツに出来た赤い筋を見て反省していろ」
「かしこまりました」
「よし。全員終わったな。今日の授業はここまでだが、『欠陥品』及び、『欠陥品』を『管理』する立場にありながら出来なかったゴミ。お前たちは今日夕食抜きだ。執事見習いの諸君は、パートナー拘束後、寮へ連れて行け。解散」
そういうと、由羅様は私の拘束を解き、さらなる地獄へと突き落とした。
「1番、お前にはもっときつい『懲罰』を与えてやる。大和、1番を拘束し、理事長室へ連れて行け。1番、第一拘束姿勢」
「承知しました」
「かしこまりました」
一日の終わり。それは救いではなく、さらなる地獄の入り口だった。理事長室――そこには、お兄様や悠羅様、そして光也様が待っているのだろうか。




