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支配された帝国【番外編】、淑女養成学院  作者: 鎖乃れいな
第二部〜屈辱のオリエンテーション開始

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第19話〜開かれた屈辱、跪きの儀式〜

 体育館の冷たい空気の中に、お兄ちゃんの氷のような声が響き渡った。

「残念な事に、指定時間内に寮を出発出来なかったクラスがあった。六組全員、起立」

その瞬間、六組の子たちが補助員の人たちにリードをぐいっと引っ張られて、無理やり立たせられた。


 「尻叩き十発だ」

お兄ちゃんの無機質な命令。すぐに、バチン、バチンと、硬い板が裸のお尻を叩く乾いた音が体育館に響き渡った。私たちは、次は自分たちの番かもしれないっていう恐怖で、ただ震えて見つめることしかできなかった。


 「検体番号15番。命令に従えない家畜がどうなるか、もっとよく見ろ」

光也様にリードを引かれて、私の体の向きが変えられた。頭をガシッと掴まれて、顔を背けることも許されない。強制的に、級友たちが屈辱に悶える姿を特等席で見せつけられた。


 「躾の時間を削った罰を与える。全員壁側に並び、壁に手を付きケツを突き出せ。今日の躾が終わるまでそのままでいろ。少しでも姿勢を崩せばケツを叩いていい。終わる頃にどうなっているか楽しみだ」


 お兄ちゃんの指示に、補助員の人たちが薄笑いを浮かべて頷く。六組の子たちは、そのまま壁際に並ばされて、動くことさえ許されない地獄の時間を過ごすことになった。


 「では、今日の午前の調教を始める。この学院には、『拘束姿勢』と『服従姿勢』というものがある。午前中は『服従姿勢』を、午後からは『拘束姿勢』を覚えてもらう」


 「れな。第一服従姿勢」

「かしこまりました」

その子が、私たちが今とっている、最も無防備な検体姿勢をとった。……『れな』。私と名前が似ているその子が、お兄ちゃんの足元で従順に動くのを見て、胸の奥がざらざらするような嫌な気持ちになった。

「今お前たちがしている姿勢だな。今後は『第一服従姿勢』と命じられたらその姿勢をとれ。れな、第二服従姿勢」

「かしこまりました」


 れながとったのは、四つん這いになって頭を下げ、お尻を高く突き上げる姿勢。

「全員、第二服従姿勢。補助員は姿勢を正してやれ」


 お兄ちゃんの号令。私が必死にその姿勢をとると、頭を上からぐいっと押さえつけられるような感覚と、鈍い音がした。

「もっと頭を下げろ。足は秘部が見えるぐらい大きく開け」

光也様に姿勢を直される。


 「誰にも見られたことがないだろう秘部の奥まで丸見えだぞ」

光也様がふっと私の秘部に、吐息をかけた。

「……っ、恥ずかしいです、光也様」

「だろうな。だが、耐えろ。できるな」

「……はい」


 「全員、第一服従姿勢」

「れな、第三服従姿勢」

れなが示したのは、床に額を擦りつける土下座だった。

「全員、第三服従姿勢」


 素早く動きを変えたけれど、光也様の容赦ない声が降ってくる。

「もっと頭を床に擦りつけろ。またおさえつけられたいのか」

「……申し訳ございません、光也様」

「そうだ。できるなら初めからやれ」


 その後、昨日、特別カリキュラム中ずっと取らされていた姿勢、『第四服従姿勢』や、女学校で身につけた正座の『第五服従姿勢』は、なんとか無難にこなせた。光也様も満足そうに頷いている。


 でも、『第六服従姿勢』……膝立ちて背中を反らせ、両手を広げて胸を突き出す姿勢わとった時だ。

――ポチッ!

光也様が発信器のリモコンを操作した。

「手を床と水平にしろ」

「申し訳ございません……っ、光也様」

すると、腰周りに付けた発信器から、微弱な電流が流れ何とも言えない熱い感覚が体中に広がった。


 そして最後の『第七服従姿勢』。第一姿勢と同じように座るけれど、手は足の間について、腕で自分の胸を挟んで強調する恥ずかしい姿勢だった。

「もっと胸を寄せろ。腕で挟むようにするんだ。……お前の形のいい『巨乳』が歪に歪んでいるな。いい光景だ」

光也様の見つめる視線が、熱くて、冷たくて。私は恥ずかしさで頭がおかしくなりそうだった。

「服従姿勢は以上七つだ。覚えたか確認する。れな、第六服従姿勢で俺が『よし』と言うまで待機。その他の家畜たち、第一服従姿勢」


 そこからは地獄のテストが始まった。

「一組から三組、検体番号が奇数の者は第五、その他は第一」

お兄ちゃんの命令がどんどん難しく、複雑になっていく。

「よし、少し難しくするぞ。間違えた者は六組の家畜どもの後ろに同じ姿勢で並ばせていけ」


 時折、誰かのリモコンが操作されているのか、体育館のあちこちから「……ぁっ……んぅ……」と、必死に声を殺す吐息が漏れていた。私も、いつ光也様に発信器のスイッチを入れられるかと思うと、怖くて足が震えて仕方がなかった。チャイムが鳴るまで、私たちは汗と羞恥にまみれて、お兄ちゃんの声だけに従う機械みたいに動き続けた。


 「もうこんな時間か。この後、補助員指導の元個人練習をさせる予定だったが、愚鈍な家畜がいたせいでロスしたからな。予定を変更して午後から教える拘束姿勢をマスターしてから個人練習とする。寮に戻り、規定時間以内に食事を済ませ戻って来い。解散」

ようやく終わったと思ったら、光也様にすぐさま後ろ手で拘束された後、クラス全員が一本の長い鎖で繋がれて、私たちはまた全裸のまま、惨めな数珠繋ぎになって寮へと戻っていった。



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