表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
支配された帝国【番外編】、淑女養成学院  作者: 鎖乃れいな
第4章〜神の器として〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

106/116

104話【器・転Ⅴ】〜甘美なる処刑台、廊下に響く聖餐〜

 ホームルーム棟1階の廊下、見慣れたはずの廊下の様子が今日はなんだか違う。両脇には、執事見習いに連れられた商品達だけでなく、紳士養成学院の生徒を連れた女中見習いもいたのだ。氷室様は私たちの拘束を解くと冷酷な声で次の試練開始を告げた。


 「これより最終検査『レール渡り』を開始します。制限時間は30分。完走できなければ、体内の洗浄液を出すことは許可しません。大和、001号が無様にすずを鳴らしたら、あなたがこのスイッチを押して、懲罰を施行しなさい」

「承知しました。001号、早く始めろ。時間切れなねなるぞ」

「大和、余計なこと言わなくていい。その優しさが、001号を苦しめると早く自覚しなさい。大和、001号の下半身のピアスを引き、導いてやりなさい」

「…ッ承知しました。行くぞ001号」

大和様が、力いっぱいそれを引いた。


 「うぎゃぁぁぁぁああああ」

「001号、静かにしなさい。他の商品の迷惑です」

「申し…訳…ござい…ません、氷室さまぁ……」

私はレールに跨り、いつものように手の力で進もうとするが、腰がクネクネと動いてしまい、思うように進まない。それに、さっき引っ張られた所が擦れて痛い。

「001号、心拍数が乱れています。もっと上手く腰を使って進みなさい。あと20分ですよ」

いつもより長く感じる。だけど、レールに染み込ませてある潤滑剤のせいか、愛理様の薬のせいか……いや、両方のせいだろう。先程は痛みしか感じなかったのに、だんだんと気持ちよくなってきた。


 「001番、心拍数上昇を再度確認。呼吸数も上昇。大和、躾てあげなさい」

「承知しました」

「うぐ」

躾の刺激か、ただ我慢の限界がきたのか、お腹が痛くなって来た。


 「氷…室…様…限界です…お腹が痛い…です…」

「001号、30分以内に渡りきれたら出していいと命じたはずです。我慢しなさい。出したければ早く渡りきればよいのです」

「うぅ…仰せのままに…我が…主」

出そうになれば、悲しそうな目をした大和様に躾られ、強制的に括約筋を締められる。


 「大和、まだ優しさが残っていますね。これで001号のピアスを全て繋ぎなさい」

「承知…しました」

氷室様が大和様に手渡した物、それはタコ糸だった。

「大和、そのタコ糸を001号に咥えさせなさい。001号、当たり前ですが、タコ糸が一瞬でも緩めば懲罰対象とします。いいですね」

(全く良くない。良くないけど、私の答えは誓約書によって決められている。)

「仰せの...ままに...我が...主」

私がタコ糸を咥えると、氷室様はさらなる地獄の淵へと私を突き落とした。

「大和、001号のリードを引きなさい」

「承知しました」

大和様にリードを力いっぱい引かれ、私は引きずられるようにして、時間内にクリアした。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ