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「…………なんですか、急に」
「えぇ……めっちゃ嫌そうな顔すんじゃん。地雷だった?」
「いや、そういうわけじゃないですけど……」
雑談にしたってもっと面白い話題なんていくらでもあるだろうに。
「いや、だってさ。文化祭も二人で文実の委員長と副委員長やってたじゃん。そしたら、もしかしたらそうなのかなーって気になんじゃん?」
「たまたまですよ、たまたま」
「たまたま二人で文実の委員長と副委員長やって、たまたま生徒会長と副会長に……?」
「…………まぁ、色々あるんですよ。本当に、色々と……」
いや、まぁ、うん。自分で言っててもさすがにたまたまってことはない。どう考えたって何かしらの意図は絡んでないとこうはならない。疑われるのは当然だ。
実際、ここ最近またうちのクラスの男子たちで俺をどうやって処分するかの議論が熱い。処分されちゃう前に何とかしないと。
「……ふーん。……よく分かんねーけど、なんか大変そうだな(照れ隠し……って感じじゃないよなこれ。気になるけどこの話題嫌そうだしそろそろやめとくか)」
よほど酷い顔でもしていたか。妙な気を遣わせてしまった。
色々と話せないことは多いけど、別に話題そのものを避けたくなるほど精神的に追い詰められているわけではないのに。
「まぁ、あれです。とりあえず、一つ確定で言えるのは、本当に付き合ってるとかはないです。万に一つもないです。というかどう考えても釣り合わないでしょ、あんな超人と俺とじゃ」
「えー、自分を卑下しすぎだよ音無君。私は音無君のいいところいっぱい知ってるよ?(なんか保身に走りすぎじゃない?)」
「──っ!?」
「……っ。……天音ちゃん、いつからいたの? 全然気づかなかった……」
「今来たとこだよ。ごめんね、遅くなっちゃって(そういえば、なんで私と付き合ってるか聞かれて嫌そうな顔してたのかあとでちゃんと納得のいく説明を聞かせてもらうから)」
……全然今じゃないじゃん。最初から聞いてなかったらそうはならないじゃん。




