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隣の天使様が今日も心の中で信じられないくらい毒吐いてて怖い  作者: 日暮キルハ


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「あ、天音いるじゃん」


「ほんとだ! 天音! ちょっと教えて!」


 クラスの女子に認知されていない俺。

 ドン引きする天羽さん。

 なんか一方的に損をしているような気がしていると教室の扉からそんな声が聞こえた。


 視線を向けるとそこには何やらノートやパンフレットらしきものを抱えた天羽さんの友人の姿が。

 たしか名前は………………たぶんあの二人も俺のこと知らないだろうし別にいいか。


 というかよく考えたらここにいる女子の名前天羽さん以外知らねぇわ。

 まぁ、普段関わりがなかったら同じクラスでもそんなもんか。


「天音~! コスプレ衣装ってどこまで大丈夫か教えて~!」


「なんか去年のルールとか文実で聞いてたら……ってこれガイドライン? もしかして去年の?」


「あ、うん。音無君が持ってて」


 天羽さん駆け寄って抱きつく友達Aさん。そんな彼女の後ろから歩いて天羽さんの席までやって来た友達Bさん。

 Bさんは机の上に置かれたガイドラインを手に取ると天羽さんの言葉にこちらを向く。


「音無、ナイス。今めっちゃこれ探してた」


 そして、サムズアップでそう言った。


「サイコーだよ音無君!! せっかく職員室まで聞きに行ったのにみんな分かんないって言うから困ってたんだよ~!」


 そんなBさんに後ろから抱きつくようにしてAさんが言う。

 なんか知らんが役に立ったようで何よりだ。


「……役に立ったならよかったです」


 それよりも二人の反応の方がよっぽど問題だ。

 もしかして、この二人は俺の名前ちゃんと覚えてるのでは?

 俺、すこぶる無礼なのでは?

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