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この世界について

家を動き回ってるとカルラの部屋に着いた、入ろうとして足?手?まあ両方使ってるがを止めた。

流石に人の部屋を勝手に見るのは…


(と思ったら俺赤ちゃんじゃんおじゃましまーす)


眼前に広がるは本!本!本である、魔法関連の本しかないが一つだけこの世界の歴史の本を見つけた。


(見るしかない!!)


本を開くと中身は読める、良かった別の文字とかじゃなくて。

他にもこの世界の地図もあったからああとで読ませてもらおう

ある程度読んだ所この世界の魔法は一般的らしい、詠唱が必要だが熟練の魔術師は詠唱無しで魔法を使うらしい。そして魔法ではなく魔術らしい、呼び方が変わっただけだと思うが一応魔術と言おう


(子供の頃から魔法は使えるのか、俺もできるのかな?でも生後半年だぞ?)


集中して本を見ていたら後ろからひょいっと摘み上げられた


「こらフーラ、お母さんの部屋に勝手に入っちゃダメでしょ?」

「あー、んー」


まだ喋れないのかこの体は!いつから喋れるとか授業で習ったが忘れたに決まってる


「これが気になったの?まだ読めないでしょうに」


読めるが?にしても言語の習得は早かった、前世の記憶があるからなのか原因は考えてもわからない

とりあえず本に手を伸ばしておいた、気になってますよを全力で伝えるにはこれが一番早い


「これそんなに気に入った?なら寝る前に読み聞かせてあげるね」


こうして毎晩読み聞かせをしてもらって言語の習得とこの世界についてを知ることができた、ただ赤子の体は想像以上に活動時間が短かったので本を読み終わる頃にはすっかり一年と少しが経っていた

喋れるようになった俺はとりあえずカルラの魔術の本を手に取った


「なるほど…魔力が必要なわけか。あとは魔道具もあると…」


目次には初級、中級、上級、超級、帝級、神級の項目があった、あの歴史の本によると上級まで使えればこの世界ではかなり強いらしい、つまりそれ以上は化け物の領域ということだ。

属性は水、炎、土、風、雷が基本らしい、あとは召喚術とか転移とか便利な魔術らしい


「初級やってみるか」


最初のページはウォーターボールだった、これが一番簡単なのだろう


「え~っと?水の女神をその身に宿し加護を放て。ウォーターボール?」


…出ない?なにか間違えたかな、そう思った矢先全身から手のひらに何かが集まる感覚の後に壁に水がぶつかった


「やっべ…」


壁は水浸しで床も大惨事だ、これは確実に…と思ったら


「あらあらもしかして魔術使っちゃった?」

「ごめんなさい」

「謝らなくていいわよ、むしろ早いくらいよ」


(早い?確かにまだ一歳と少しだがこの世界では早いのか)


「あなた~!ちょっと来て!」

「どうしたカルラ?」

「この子魔術使ったわよ!一歳よ一歳!!」

「お~もう使えるのか!?うちの子は天才だな!カルラに似たのかな」

「あなたに似たのよきっと」


目の前でいちゃつかれるとどうしてもムカつくな…心が狭いぞ俺


「あっでも次使うときは外でね?」

「それは…ごめんなさい」


使う許可が出たならやらなきゃ損だ、早速庭で試させてもらおう

何故かカルラに抱っこされながら庭に移動中だ


「そういえば母さんは無詠唱で魔術を使えますか?」

「無理なのよね、あれはもっと練習しないといけないから」

「練習次第で出来るんですね?」

「本にはそう書いてあったわね、でも元冒険者の私でも見たことないのよ?」

「父さんも見たことないんだよな」

「父さんも冒険者だったんですか?」

「そうだぞ?父さん強かったんだぞ!」

「それは寝るときに聞きたいです」

「お、おう?そうか」


庭に到着したから早速次の魔術をやろう


「えっと…ウォーターハンド?」

「それは水の手、さっきと違って形を保たないといけないから難しいかもね」


そう言われると燃えてくるな、絶対成功させてやる

にしてもさっきの手に魔力が集まる感覚すごかったな


「フーラの魔力はどれくらいなのかしら?」

「この年齢なら初級五回ってところじゃないか?」


(魔力が尽きたらどうなるのかは書いてなかったな、死なないよな?二人の反応を見るに大事にはならなそうだが)


「先生でも雇ってみる?」

「まだ早くないか?俺ですら5歳くらいからだったぞ」

「早い方がいいじゃない?」

「いや…この子は確かに賢いし周りと比べたら優秀だが一歳だ」


ひとまずウォーターボールを練習しよう、応用は基礎を完璧にしてからって前世でも言われた、聞き流したが。

一度感覚を掴んだら案外簡単だ、もう10発ほど撃っているが魔力切れの感覚はない


「あなた…この子本当に一歳?ついこの前歩き出したばかりよね?」

「ああ…俺にもわからん」


引かれてるのか驚いてるのか分からないが気にせず続けよう

だが11発目を撃ったところで体の力が一気に抜けて仰向けに倒れてしまった


(眠気がやばい…これが魔力切れ…)


俺の意識はそこで途絶えた。

目を覚ますとあったかく柔らかい感覚が全身で分かった、どうやらカルラがずっと抱っこしてくれていたようだ


「あ、目が覚めた?」

「…あ」

「魔力切れ起こしたわね、でもすごいわよ?11発も撃てるなんて」

「そうなんですか」

「それでね?お父さんと相談したんだけど家庭教師を雇おうと思うんだけどフーラは嫌?」

「今は…嫌です」

「そっか、分かった。お父さんのも伝えとくね」


教師は嫌だ、綺麗事を並べて機嫌を取って言うことを聞かせてくる。

…これじゃ前世と同じか、中身が俺じゃこうなって当然か

俺は何を決意したんだ?せっかくのチャンスをまた棒に振って家に引きこもるのか?


「違う。」

「フーラ?何が違うの?」

「あっこれは…気にしないで」

「そう?」


そして翌日、カルラが妊娠してることが発覚した、まあ部屋は隣だし聞こえていたが…

それと昨日寝るときに聞いたがこの家はかなりお金持ちらしい、強い冒険者だったから相当稼いでいたらしい

これから俺の妹か弟が増えるということでメイドを雇うことにしたようだ


「紹介するねフーラ、メイドのクロエさんよ」

「こんにちはクロエさん」

「はいフーラ様」

「様?」

「私はメイドですので」


これは生粋のメイドだ、でもなんかやりずらい


「あの…僕は呼び捨てでもいいんですが」

「いえ、仕事なので」


容姿は白髪に緑の瞳をしている、かなり美人だ


やることを整理しよう。

一つ目

家族関係を良好に保つこと

前世は家族仲最悪で喧嘩が絶えない家だったからな。まあ俺が引きこもってたせいだが

二つ目

魔術の練習をする、今日は撃てる数が増えていた。RPGと同じでレベルが上がったのかそれとも魔力切れによる上限の開放か

ひとまずこんなものか


二か月後

進捗をこっそり紙に記録することにした

まず魔術だが水魔術の初級をあと少しでマスター出来る、そして魔力を込めれば威力と大きさが変わることが分かった。そしてこれが一番重要、一度だけ無詠唱でウォーターボールを使えた、原因を解明しようとしたが出来たのはたったの一回だけだった。母さんが見てなかったのが惜しい


そして家族関係に関しては良好すぎるほどだ、メイドのクロエも慣れてきたようで初日の緊張もなくなっている

メイドのクロエ、容姿は白髪に緑の瞳でかなり美人

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