第三話 帝国軍壊滅
お知らせです。二年前に書き始めて、すぐ中断してしまった、もう一つの作品を、現在、改稿中です。
近日、改稿が終わりましたら、投稿を再開する予定です。
いくら、干ばつで食糧が不足したからといって、《食糧を支援してくれ》ともなんとも言わず、戦争を仕掛けてくるなど、言語道断。
こんな頭の悪い帝国の中枢にいる者達は、領民を苦しめるばかりで、統治能力は皆無と判断せざるを得ない。
従って、俺は、帝国の中枢を破壊し尽くすことに決めた。
ただ、まず、帝国軍の侵攻を止めなくは、ならない。
そうして俺は、二つの部隊を派遣した。
一つは、ポーカーに命じて訓練させた特殊部隊。隊員50名で、今回は、ボッシュに作らせたハンググライダーと、高度数アルコールの火炎瓶爆弾を装備させた。
ブルータスの街の北にある山の山頂から、ハンググライダーで、一気に帝国の首都まで飛び、城ごと帝国中枢を壊滅させる作戦だ。
二つ目の部隊は、正規軍2000名で、高度数アルコールの火炎瓶を投擲する、移動式投石機250台と、火縄銃で武装させた。
ハーベスト領に迫った帝国軍に対しては、火縄銃の一斉射撃で足を止め、固まったところに、火炎瓶を投擲して、恐怖心を植え付ける作戦だ。
周辺の領民の避難完了を待って、作戦を開始した。
作戦開始の際に、逃げ遅れた子供達がいたそうだが、無事に保護できたそうだ。
一方、特殊部隊は、作戦開始から三日後に、帝国の首都に到達し、上空から城を爆撃し、跡形も無く破壊し尽くした。
途中、風が弱い日があり、予定より一日遅れたそうだが、訓練の甲斐があり、一人の脱落者もなく、作戦を遂行したとのことである。
俺は、作戦を終えると、王城へ使者を走らせ、帝国中枢を崩壊させたので、直ちに王国が帝国を併合し、侵攻した軍の撤退処理と、領民の統治を行うように要請した。
また、帝国領民に対し、ハーベスト領から、直ちに食糧支援の部隊を送るので、王国からもこれに続くように要請した。
王城では、少し混乱したようだが、事実が伝わるのが早く、間もなく、要請どおり実施されることとなった。
ただ、貴族達は、この事実を知って、もし、ハーベスト領に手出しをしていたら。
と、震え上がったらしい。
この無益な戦争で、多くの命が失なわれ、そして、罪もない領民達が苦しみに会い、誰も勝者とは呼べない結果に終わった。
だが、この戦いの唯一の勝者は、幼い弟や妹を守り抜いた一人の少女である。




