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異世界ランボーな生活《悪業には、天誅を。スマホ検索で、生活改善。俺の目指すのは、まわりのみんなの笑顔だよ。》  作者: 風猫《ふうにゃん》
第三章 俺の知識は、困ってる人々を救うためにある。
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第十話 夏祭り

 書き始めたばかりで、まだ知名度が低いので、ご覧んなり、皆にも読ませたいと、思ってくれた方は、評価のポイント付けをお願いします!

 この世界には、お祭りがない。露店の綿飴や金魚すくい、射的や輪投げ、食べ物の屋台。

 俺の郷愁を誘う、それらを思い浮かべているうちに思い立った。

 そうだ、夏祭りをやろう!


 そう決めた俺は、まず、ハーベスト子爵の許可を貰いに、舘に赴き話したところ、「全て任せるから、盛大にやってくれ」と言われ、丸投げされてしまった。

 ナターシャ夫人には、「まあ、すてき。期待しちゃいますわっ」の一言をいただき、ありがたくも、プレッシャーを授かってしまった。

 次に、カルロ達、商人を束ねる商業ギルド、ボッシュ達、鍛冶師を束ねる鍛冶ギルドを訪れ、企画を説明したうえで、協力を求めたが。

 なにやら判らないが、「代行様の考えることなら、凄いことに違いない」と、ものすごく乗り気になってくれた。

 商業ギルドには、食べ物の屋台を。鍛冶ギルドには、射的や金魚すくいなどの遊具屋台を担当してもらうことにした。

 俺は、祭りの中心には、盆踊りの櫓がいいと考え、ロッドの手伝って貰い、材木を組み立てて、やぐらを製作した。

 ボッシュに、大太鼓の製作を頼み、出来上がると、孤児院の子供達に、叩かせて練習させた。子供達は、見たことのない大太鼓に、夢中だ。

 音楽がないのと困るので、シスター達をはじめとした、孤児院の女の子達に歌を覚えて貰った。味をしめたのか、シスター達は、聖歌隊を作ると、張り切っている。

 それから二週間後、前世では七夕の日に、夏祭りが開催された。

 場所は、街の中心にある教会の敷地の広場、街中の人が集まり、広場の周囲に立ち並ぶ露店に群がり、金魚の代わりの《めだかすくい》や、ボッシュの力作である《綿あめ製造機》の前は、大混雑の行列である。

 孤児院でも屋台を出した。年長組は、《焼きそば》の屋台、味付けはこの世界では珍しいソース味だから、ほかでは味わえない美味しさだ。

 年少組は、《折り紙》の屋台。子供達が折った折鶴や亀、花や動物の色鮮やかな折り紙だ。

 そして俺の屋台は、《べっ甲飴》、鉄板の上で、水飴をいろんな形に描いて固める。細い棒の柄を付けて、出来上がりだ。甘い飴に、皆の注目が集まる。


 そして夕暮れ時、広場の周囲と中央にある櫓には、提灯が明々と灯り、孤児院合唱団の歌と太鼓が始まる。

 『そよぐ、そよ風、牧場に街に~

  吹けば、ちらちら灯がともる、赤くほんのり 

  がともる、

  ほら灯がともる~

  シャンコ、シャンコ、シャンコ

  シャシャンがシャン

  手拍子そろえて、シャシャンがシャン』

  

 俺と年長組が踊ると、見よう見まねで、皆が踊りの輪に加わる。次第に大勢の輪となり、人々に、夏の夜のひとときの、くつろぎを与える。

 そして、夏祭りは、この年から毎年行われることとなった。

 ただ、祭りの名前が、『みなしご孤児院祭』となったのは、あまりに、俺がやりすぎたためだろうか。

 でも、めげずに、来年からは、ゆかたとハッピを普及しようと、決意する俺であった。

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