武器たちと文化祭!〜魔王城に笑顔の花が咲く日〜(外伝エピソード)
──第七武器庫・会議スペース。
「文化祭、やりたい!!」
アイリスが元気よく手を挙げ、周囲を見渡す。
「文化祭……?」
蓮はポカンと口を開けたまま固まったが、他の武器たちは意外と乗り気だった。
「ふふ、悪くないわね」
リリスが腕を組み、少し嬉しそうに微笑む。
「私たち、長い間封印されてたんだもの。こういう“普通の楽しい日常”、ちょっと憧れてたのよ」
「お祭りの屋台とか、憧れるわ〜♡」
セレナが目を輝かせ、ノワールも「夜に光る提灯……見てみたい」と小さく呟く。
ソフィアは「……人が集まる場所で、警備を任されたい」と腕を組み、ミラは「文化祭のパンフレット制作は私が仕切るわ」と既にノートを広げ始めた。
「え、待って待って!?
魔王城で文化祭とか、そんなの許可出るの!?!?」
蓮が焦ると、リリスがにやりと笑う。
「……もう、魔王様に“温泉施設要望書”出した時点で、
『何でも来い』って心境になってるんじゃないかしら?」
──数日後、魔王城・大広間は、文化祭仕様に大変身していた。
提灯が飾られ、テーブルには屋台風の看板、各種出し物の準備が進んでいる。
もちろん、魔王様は「好きにしろ……」と書類の山に埋もれながら呟いたのみで、反対はしなかった。
出し物ラインナップ!
リリスの「黒曜剣道場」
→ 模擬戦体験コーナー。「私に勝てたら、特製クッキーをあげるわよ♡」と笑顔で構えるが、誰一人勝てない。
セレナの「聖槍カフェ」
→ 紅茶と軽食のカフェコーナー。メイド服姿で「いらっしゃいませ♡マスター」なんて言われたら、蓮は直視できない。
ノワールの「夜の占い処」
→ 怪しげな占いブース。客に「貴方、恋愛運が上がるわね…ふふ」と微笑んで、なぜかリピーター続出。
アイリスの「射的屋さん!」
→ 景品は可愛い手作りグッズ。「マスター、私の景品当ててね♡」と満面の笑みで射的勝負。
ソフィアの「防具試着体験」
→ 「マスター、これ着てみて?……似合ってるじゃない」って真剣な顔で言うのに、ちょっと頬が赤い。
ミラの「古代魔法体験講座」
→ 難しそうな魔法陣を書きながら「この紋章の意味は……わかる?」とドヤ顔。実は蓮が横で「むずい…」とつぶやいている。




