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転生したら幻想郷の神様でした  作者: 内田
第1章 幻想郷の神様でした
5/8

邪神復活

お久しぶりです!小説書くのをサボってたら結構日にちが経ってました…今日は5、6話目の投稿となります。駄作ですが楽しんで頂けると幸いです!

 この幻想郷に転生して何日経っただろう。少なくとも前の世界よりは長く生きた。しかしこの世界は不思議すぎるほど平和だ。戦争なんて物は起きないし物騒な事件もほとんどない。仮にあったとしても霊夢がすぐに解決する。


 以前はさん付けをしていたが今はもうしていない。それほど親しくなったのだ。まぁ友人以上の関係の人はいないのだが…


「行ってくるわね雪。」


 霊夢は今日も異変の調査だ。彼女は強いが正直心配だ。俺も手伝ったほうがいいと思った事もあったが、きっぱりと断られた。一応俺も神様なのだから少しは働きたいのだが。


 今日も毎日のルーティーンである散歩を始める。これは転生してからずっとやって来たことだ。だから外す事はできない。そして何より今は体を鍛えている。別に鍛えなくてもこの体のおかげで力は出せるのだが、やはり肉体美は欲しいのだ。器具は最近知り合った商人から買えるので筋肥大も十分に狙える。


 本当に理想的な生活だ。前世では何度も憧れた普通の人生。幸せと言うのはこういう事なのだろう。



「ねぇ、君さ…雨琉雪って知ってる?」


森を歩いていると怪しげな男が話しかけて来た。雪を探していると言っているように聞こえたが、この男には殺気がある。


「私に聞いているのか?」


「そう君だよ。金髪で魔法使いみたいな格好をしている君だよ。」


「悪いが敵意があるやつに仲間の位置を知らせるわけにはいかないな。」


 その言葉だった。私は返答を間違えた。雨琉雪なんて知らないと答えていれば助かったのかもしれない。だが私は居場所を知っていると答えてしまった。


「知ってるんだね。」


 次の瞬間私は木に横たわっていた。そして、腹部の感覚が無かった。まるでそこだけ無くなっているかのように…


「話してもらおうか…雨琉雪の居場所。」


 身動きが取れなかった。身体に力が入らなかった。怪しげな男は私の足を掴み、ゆっくりと、ナメクジみたいな速度で私の足を逆方向に曲げていった。


 私は絶叫する。痛いなんてレベルじゃなかった。死を覚悟するほどの純粋な恐怖。生物である限りこの男からは逃げられないと悟った。


「雨琉雪の居場所を教えてくれるなら治してやる。だが、話さないのであればまずは目玉を、次に四肢を、」


 話せば私は助かる。でも本当にそれでいいのだろうか。彼の居場所を教えたら彼が危険な目にあってしまう。それだけは嫌だ。怖い。今すぐにでも逃げ出したい。それでも、あいつには幸せになって欲しい。少しでも時間を稼がなくては…


「誰が…教えるか…」


 私は最後の力を振り絞ってそう答えた。するとその男はため息をつき、


「ふーん。まぁあいつの位置は分かってるから聞く理由なんてなかったんだけどねぇ〜」


 何も聞こえない。何も見えない。何も感じない。全身が使い物にならなくなった。雪は逃げられるだろうか…あの男は倒せるのだろうか。霊夢がいれば今までは大丈夫だったかもしれない。でも今回は、今回だけは違う…


「魔理…沙…?」


 それは、魔理沙と呼べるのか分からないものだった。目玉は飛び出てて、四肢は逆方向に曲がり、内臓が飛び出ている。吐きそうだ。泣くこともできない。


「殺してやる…」


 今まで湧かなかった感情が湧いてきた。必ず魔理沙を殺したやつをぶっ殺すとその瞬間心に誓った。


「ごめんね…雪…」


 あなたなら助けてくれるだろう。でも、魔理沙は私の親友だ。決着は私がつけなければならない。



「待ってろ。雨琉雪…俺を封印した事を後悔させてやる…」

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