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転生したら幻想郷の神様でした  作者: 内田
第1章 幻想郷の神様でした
4/4

蘇り

本日の投稿2本目の第4話です!自信はないのですが、面白かったのなら幸いです!

「実は君に大切な話があるんだ。」


 大切な話。しかも前世の、神様だった時の僕からの話だ。聞かないといけないのだろう。


「実は僕は邪神という男と戦い、彼を封印し、反動で僕は死んだ。そしてそちら側の世界に転生したんだ。」


 邪神、その名前を聞いた瞬間気分が少し悪くなった。そして、前世の僕…おそらく全盛期の時代だ。その時の僕でも勝てなかった相手だ。


「その邪神がそろそろ復活する。だから全盛期の時の力。能力を100%使えるようにならないといけない。」


「でも今の僕は能力を100%どころか、10%ほどしか使えないんですよ。」


 たった10%の力。そんな小さな力じゃ邪神には勝てない気がする。そして、今の僕じゃ10%以上の出力を出したら命を落とすかもしれない。


「丁度今フランドール・スカーレットと戦っているじゃないか。彼女と戦い、能力の最大出力を上げるんだ。」


 だが、僕の体は粉々になったはずだ。だとしたら僕はもう死んでいるのではないか?


「安心してくれ。前世の僕の体を顕現させる。それは人間の体ではないから多少の攻撃なら耐えられる。」


 前世の僕の体。つまり神の体だ。しかしそれは、人間の体以上の出力を出せるという事だ。僕の精神が耐えられるのかわからない。


「大丈夫だ。君は生き残る。そういう運命にある。さぁ、行ってきなさい。」


 僕の体は眩い光に包まれ、暗い世界が消え始めた。そして、目を覚ますと、レミリアさんとフランさんが戦っていた。


「体の感覚が違う。」


 血液一つ一つの動きすら感じ取れるほど、感覚が研ぎ澄まされている。そして、今なら何でもできる気がする。


───顕現


 今回は以前みたいな光の剣ではない。肉体を傷付けず、精神に直接干渉する、闇の剣。


「出力は大体50%くらいか。」


 俺は剣を構え、縦に振った。その斬撃は音速を超え、レミリアをすり抜け、フランに直撃した。


「これは…」


 レミリアがこちらに飛んでくる。よく見るとボロボロだ。俺が死んでいる間にこんな事になっていたとは…


「あなた、生きていたの!?」


「あぁ、何とかな。」


 レミリアは少し困惑しているように見えた。しかし、すぐにフランの方向を見た。フランはゆっくりと落ちて来る。それをレミリアは優しく受け止めた。


「ありがとう。雨琉雪。あなたのおかげでフランは助かったわ。」


 フランは気を失っているだけだ。だが、なぜフランがこうなったのかはわからない。急に暴れるというのもおかしな話だ。もしかすると邪神が関係しているのか?


 前世の俺に色々と聞きたいが、魂が同化したようだ。つまり、あいつとはもう会えないという事か。


───能力解除


「レミリアさん。紅魔館の復旧も手伝いますよ。」


 ここまでの惨状になっているのだ。何もせず帰るというのも申し訳ない。


「助かるわ。でももう少し人手が欲しいのよね。」


 人手か。なら、霊夢さんと魔理沙さんに頼んでみるか?いや、あの人達も忙しいのだろう。それに今の僕なら能力で何とかできる。

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