表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化・コミカライズ】植物魔法チートでのんびり領主生活始めます~前世の知識を駆使して農業したら、逆転人生始まった件~   作者: りょうと かえ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

857/859

857.氷の広間

 大気も白く、幻想的な光景になってきた。


「おおっ……」


 一面が氷と霜で覆われた広大な空間。そこに俺たちは到着した。


「キラキラしてるですー!」

「もぐ! 冬の高山みたいもぐー!」


 ララトマがいた広間と同じく、光る苔が生えているのだろうか。

 天井にはツララが生え、プリズムのように広間を映し出している。


 そこに地下コカトリスの目の光が組み合わさり、オーロラのようになっていた。


「ぴよー」(ふわー、凍ってるぅー)

「ぴっぴよー」(きれいだねー)


 一方、ステラは静かに壁面を撫でていた。


「雰囲気が第四層そっくりになってきましたね……」


 ナナも研究用に、羽でごりごりと壁を削っている。


「うん、魔力濃度も高いね」


 それは俺も気が付いていた。首の裏がそぞわぞわする。


「魔物がいるかもしれません」


 俺たちは頷き合いながら、広間の奥へ足を踏み入れる。

 そこで俺はつるっと滑りそうになった。


「うおっ、足元に注意しないとヤバそうだ」


 ここの地面はよく滑る。一面の氷で遠近感も掴みづらい。

 意外と危ないな……。他のみんなは大丈夫だろうか?


「もぐ! しっかり足元を踏みしめるもぐ!」

「慎重にです!」


 おお、イスカミナとララトマの足取りはしっかりしている。


 そういえば、ドリアードが転んだ場面とか見たことない。

 体幹がしっかりしているのか。 


 ステラやナナ、コカトリスもちゃんと歩いている。

 もしかしてここでも俺が一番、足取りが危ない……!?


「段差があるみたいですね。数段階に渡っていますので、気を付けましょう!」


 ステラが広間の奥を指差す。数十センチほどの氷の段差だ。

 段差ごとに徐々に下がっているようで、それが数メートル間隔で連続している。


 映画館やスタジアムの座席みたいな段々だな。


「ぴよっ!」(ぴょん!)

「ぴよよーっ!」(ジャーンプ!)


 地下コカトリスたちは躊躇なく段差を飛び越える。


「「ぴよっーー!!」」(着地ーー!!)


 すちゃっとうまくポーズを取る。すごいバランス感覚だな。


「よいせっと……」


 俺はゆっくり段差を越える。


「ふうふう……」


 ナナは苦労しているな。その着ぐるみはどう考えても、段差に向いていない。

 大丈夫……か? まぁ、いざとなったら誰かが担げるか……。


 挫けることなく、俺たちは段差を進んでいく。

お読みいただき、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ