表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化・コミカライズ】植物魔法チートでのんびり領主生活始めます~前世の知識を駆使して農業したら、逆転人生始まった件~   作者: りょうと かえ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

850/860

850.トーフゥー作り

 休みの日、俺とステラは豆腐作りにチャレンジしていた。

 リビングには海水が入った木製のコップがずらっと並んでいる。


 このひとつひとつに、ちょっとずつ違う種類の海水が入っているのだ。

 小さなコップに海水が半分ほど、ジェシカの努力の成果である。


「すんすん……」


 ステラがぐるぐるとコップを手に取りながら歩き回っている。


「どうぴよ?」


 俺の胸元にいるディアが首を傾げる。


「まぁ……良さそうなのはこっちですか……」

「ウゴ、匂いでわかるの?」

「故郷に近そうなモノを選んでみます」

「ソムリエみたいだな」


 俺も試しに香りを確かめてみたが、さっぱり違いがわからない。

 ここはステラに任せるしかないな。


 子犬姿のマルコシアスはステラに抱えられている。

 くむくむと小さな鼻を動かしていた。


「多分、こっちがいいかもなんだぞ」

「ほうほう、マルちゃんもそう思いますか?」

「豊富な栄養を感じるんだぞ……!」

「さすマルちゃんぴよ!」


 やはり狼ではなく、犬なのでは……。


「まぁ、失敗しても深刻な話ではないが」


 すでに海水は多くの種類が用意されている。

 残された問題は豆腐作りに向いた海水を選べるか、だ。


 大豆は俺の植物魔法で大量に生み出せるし。


「三十種類のうち、とりあえずこの七種類で試しましょうか」

「わふー。この十一番がオススメなんだぞ」

「わかった。明日、選んだ番号の海水をジェシカに頼もう」


 そうすれば、選ばれた海水がそこそこの量で届くはずだ。

 あとはその海水でにがり、豆腐を作ることになる。


「ウゴ、煮詰めるのは道具があってよかったね」

「ああ、煮詰めたり乾燥させる魔法具はナールの手元にあったからな」

「天日干しにしようかと思いましたが、そこは省けそうですね」


 にがりは海水を濃縮させることで生まれる。

 濃縮の方法は天日干し、加熱……やり方は色々あるらしいが。


「ぴよ! じゃあ、トーフゥーはすぐたべれるぴよ!?」

「ええ、意外と近いうちに食べられますよ」


 ステラがにっこり微笑む。


「ぴよ! たのしみぴよー!」


 そうして海水入りコップを片付けていると、玄関からノックの音がした。


「ん? 誰だろう?」

「ウゴ! 俺が出るね!」


 ウッドが玄関に向かい、扉を開ける。

 そこには着ぐるみのナナがいた。


「ウゴ、いらっしゃい!」


 珍しいな、休みの日にこうしてナナがやってくるとは。

お読みいただき、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
エルトはともかく、にがり(塩化マグネシウム)のことを理解している人がいるのかどうかわからないよね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ