自己紹介と対話
交流会という名の自己紹介で色々知れた事は嬉しいのだが、
やはり会話は難儀してしまい少し疲れてしまった。
この冒険者と思われる人達はやはりその通りだったようで
大柄な男性
“ジャマルさん“
大剣使いでこのパーティーのリーダーをしている大剣使い。
大柄な体格に大きな剣見たままの使い手と言った印象だ。
先程は危険な森とい事、宿屋の店主が亡くなっていた事もあり気が動転し、怒っているように見えていた様だ。
いや、あれはしっかり怒っていたと思う⋯
妖艶なお姉さん
“リムバラさん“
魔法使いで紹介の時小さな人形劇を見せてくれた!
ジャマルさんと話をして私を気にかけてくれていたし、
話し方を聞いてる限り、妖艶なお姉さんではあるが、
面倒見の良い姉御⋯の方がしっくり来る気がする。
体格に似合わない大きな盾を持ったお姉さん
“ドマリさん“
ドマリさん自身無口で声を聞いた事は今は無い。
説明はリムバラさんやジャマルさんがしてくれて
大盾使いでこのパーティーの前衛の様だ、
私から見た所凄い役割なのだろうが、
それよりも先程から感じる視線⋯
自然とボディータッチする辺り人懐っこい人なのかな?と言う印象が大きい。
そして多分凄い心配性なのだろう!!
細身のフードを深く被った男性
“シャルさん“
上半身程大きな弓を持っている辺りから弓士というのはわかっていた。
シャルさんも面倒見の良い人だと思っていたが
話せない妹さんが居るらしく私を妹さんと重ねて見てしまったのだろうか?
あまり話すのは得意ではない様で不器用そうに話してくれた。
フードについて聞いた所眩しい所は苦手で精密性に掛けるとか何とか⋯とにかくフードが大事らしい!!
先程森からここまで来る道中といい今も言い争いしている
ジャマルさんとリムバラさん⋯
そしてジャマルさんが言い過ぎている様に見えた時ゲンコツの様に殴りに行くドマリさん⋯
その様子はまるで昔馴染み⋯幼なじみの様に見える
シャルさんは扉の辺りに腰掛け常に緊張した空気を放っているので警戒心が強いのかな?
そしてこの家の主
“ゴードンさん“
出会ってからずっとテンションがおかしい⋯人だと思いたいが
現代で言う考古学者の様な人の様で、
様々な言語、遺物、文明を研究している様だ、
そのため初めて私が口にした言葉が古代語?だった様で
興味の目を向けられている様だった。
ゴードンさんから絵本と一緒に難しそうな本も渡されていたので読んでみたが⋯半分くらいしか読めなかった⋯これは医学書?
その旨説明をしてみると
古代語とはその昔神々が遣わせた人々、古代人が使っていたとされる言語らしく、
この本はその名残なのか遺跡で発見してきたが読めず私に解読をお願いしてみたようだ。
残念ながら半分くらいしか読めなかったので謝っておこう⋯
「良い、良い。少しでも解れば他も当てはめて考えられるからの!」
と、ご機嫌にかえされてしまった⋯
喜んでくれてるなら⋯うん、良かった!!
そしてこの私
“茨哀“
所謂普通の社会人である。
ミーハーな性格とその場の空気を読む所が項をそうしたのか、
広告代理店で総務部長を勤めていた!!
まぁ私の実力というより部下たちが慕ってくれて、
ここまで頑張れたという感じではある⋯ありがとう⋯みんな⋯
そして先程の古時計事件で話しかけられたのが
“日下部瑠璃“
私の親友の1人である。
そんな瑠璃は名の通り明るく美人で人気者なのだ。
そんな瑠璃とは幼なじみで昔から何かと気に掛けてくれていて、
今回瑠璃が結婚をするとなった時、
私がぼっちになると思ったら辞めると騒ぎ出すぐらいに心配性だ⋯
さて、みんなの話を聞きながら特徴を覚えつつ
私は少し謎解きをしていた⋯
何故あのタイミングで瑠璃の声が聴こえたのか⋯と
うーんうーんと頭を捻らせていると
ジャマルさんが話しかけてきた
「そういえばドマリ、お前昔の服無かったか?
アイツ変な格好して寒そうだし、何か着せてやれよ」
ふと自分の格好を見ると確かにこの辺りでは見ないであろう
緩い部屋着だった⋯それに腰辺りに血⋯
忘れかけていた⋯私はどうしてあそこにいたんだっけ?
悲しさを紛らわす様に手元の絵本を開ける
そこに映る少女は可愛らしいワンピースを着ていた
(まるで瑠璃を見てるみたい⋯お姫様みたいな格好⋯絶対似合ってたな⋯)
そんな私の前にドマリさんが肩を叩き、服を持ってきてくれていた。
ドマリさんに頭を下げ、ゴードンさんに指を指してこの部屋を借りる旨を伝え急いで着替えに向かう。
この服はドマリさんのお下がりなのだろうか?
豊満な方には似合うかもしれないそれは、生憎私には似合わない⋯
複雑な気持ちになりながらどうしようと辺りを見ると
紐やハサミを見つけたので、申し訳ないが手直しをさせてもらう事にした。
ある程度形を崩さない様に⋯




