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出会いと対峙

さっきまで話をしていた人がこうも呆気なく崩れ落ちる様は、

まるで漫画やアニメの様で、リアルでは無い体験だった。

先程の影は見えなくなっていて私を助けようとしてくれた男の人に目を移す、

自分の周りは血塗れで、目の前には矢が刺さり目を見開いた男の人。

きっとこの世界のどこかに奥さんや子供が居るだろう、

そう思わせるキラリと光る左薬指のリング。

ココはこうも呆気なく命が失われてしまう世界。

矢はさっき音がした茂みから飛んできた様に見えた、

そう考えた時、先程の茂みから数人の足音が聴こえてきた⋯


(次は私か⋯)


そう思ったと同時に

その数人の足音が茂みから出てきた

“冒険者“その言葉がお似合いな身なりをした人達がそこには居た。


(もしかしてこの人達が? でも、向こうも呆気にとられてるみたい⋯違う⋯のかな?)


そう、茂みから出てきた“冒険者“と思わしき人達は私を見るなり警戒したように睨み付けてきた、がすぐ側に横たわる男の人に目がいった途端目を見開き呆気に取られていた。

それも束の間リーダーらしき人物が声をかけ話し込み初めてしまったのだ。


『オイ!オマエ!』


話しかけられたと言うことは、話は纏まった様だ。


『何が起きた!オマエがやったのか?!』


先程のリーダーらしき男が何か話している⋯

大柄で大きな剣を持つ人にこうも怒鳴られると萎縮してしまう。

それに如何せん言葉が分からない⋯どうしたらいいか⋯

そう首を捻って悩んでいる所を、妖艶を体で現したようなお姉さんが間に立ってくれた。


『この子には装備も何も無いでしょ!?それに、何か訳がありそうって話したじゃない!!』


これは庇ってくれて居るのだろうか⋯

リーダーらしき男と妖艶なお姉さんが言い争っている⋯

申し訳ない気持ちと状況を伝えたくて精一杯声を出してみた。


「わ、私⋯はやってない⋯です⋯」


通じるとは思っていない⋯ココは外国なのだから

だが、残念な事に私は外国語が出来ない⋯

するとまさかのローブを着たおじいさんが飛び出して来て


『それは!!古代語じゃ!!お主!!それを何処で知ったのじゃ?!』


えっ⋯と⋯これは⋯余計に怒らせてしまったのだろうか?

興奮している様にも見えるが、息巻いてるせいかどちらか分からない、

このままではまずい⋯どうしよう⋯


『ん』


細身のフードを深く被り上半身程の大きな弓を持った男性が、

木の棒を渡してくれて目の前に絵を描いてくれた。


(そうか!!その手があった!!)


まだ立ち上がれないので座りながら

フードの人の絵の横に先程の状況を拙いながら描いてみた。

信じて貰えるか不安だったが、フードの人は優しく頭を撫でてくれて絵を丸く囲ってくれた⋯伝わったのだろうか?

リーダーらしき男と妖艶をお姉さんが言い争いをしている中

フードの人とローブのおじいさんが少し話して頷き、

私と少し会話がてら”絵しりとり”ならぬ"絵会話"をしていた。

意外と伝わるらしく色々おじいさんは私に話を聞かせて欲しい見たいで目が怖かった⋯


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