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その修飾語はどこに
#Nolaの三題噺
喫茶店 電話 最愛
https://x.com/i/status/2077666166773096758
『最近はコーヒー豆の価格もあがって、前みたいに一杯650円では提供できなくなってしまった』
行きつけの喫茶店のマスターから、ため息交じりの電話がかかってきて、そんなことを言われた。
「じゃあ、新しいメニューのデザインを起こせばいいのね?」
『うん、お願い。マキちゃんのセンスは信じてるから』
「まかせてえ」
さっそくいくつかの案を思い浮かべながらわたしは言う。
「最愛の、店のマスターからの頼みだもん、張り切っちゃう」
『えっ⁉』
スマホのスピーカーから、ガシャン、と音が聞こえる。
「マスター⁉ だいじょうぶ⁉」
『ま、ままま、まきちゃん⁉ 今、あの、なんて……』
「ん? なに? 最愛の店からの頼みだから、張り切るって言ったのよ」
『あーっ、そうか、そういう……』
急にテンションが下がったマスターに、その意味を尋ねてもはぐらかされるだけだった。
どうしたのかしら。




