スタート視点を決めよう
最初の小さなやるべきことが見えました。
では、始まりの舞台を決めましょう。
ナーロッパは広い世界。ですが、主人公は小さな世界で生きています。
農民なら、田舎暮らし。商人の子供なら家と商店街。貴族なら貴族街。
住むところは決まっていますし、貴族が平民の暮らしがわからないように、平民が貴族街に入るのは、よほどの事情や立場がないと無理。
交通が発達していない時代の大体の人間は、半径500メートル以内の場所しか認知していないのです。
それに平民であれば、国の歴史も、他の領地も、自分が住んでいる領地の、立ち入ることのない場所すら、知らなくて当然なのです。
だから、難しい設定はひとまず置いておきましょう。
主人公も読者も、世界全てを知らなくても、物語を楽しめるのですから。
主人公と一緒に、少しずつ世界が広がって行けば十分なのです。
特に、一人称で書くなら、主人公が見て、聞いて、知っていることしか書けないのです。
まずは半径500メートル。その世界をしっかりとイメージしましょう。
農村? 貴族街? 下町? 荒野? 海沿い? 山の中?
お話が始まる舞台によって、全く違うナーロッパが見えてきます。
それによって、出会う人々も変わるのです。
リアリティは、複雑な設定より、身近な風景の方に宿る。
書き始めはそういうものだと思ってください。
(設定好きで世界観作るのが苦にならない人は、ご自由にどうぞ。今回は書き始めるのが難しい人向けでした)




