そんなに続編が作りたい?
本日トム・クルーズの「ザ・マミー」を観てきたよ。
まあまあ、だったな。同じくトム・クルーズの「ミッション・インポッシブル」に「レイダース」を足したようなストーリーだった。巻頭からの三十分くらいは、もろ「ミッション~」だったし。
でも古代エジプト女王のアマネットを演じた女優さん、中々の美人だったけど、どっかで見たことのある顔立ちなんだよなあ……。
あっ、市川沙耶だ!
なんか似ているように、ぼくには見えた。
見終わった後、何の脈絡もないがサム・ライミ監督の「ダークマン」という映画を思い浮かべてしまった。
「ダークマン」は公開当時「13日の金曜日のジェイソンが、スパイダーマンになる!」と言われたほどで、ホラー映画なのにアクション・シーン満載の映画だった。
ここで唐突だがひとつクイズ。
トム・クルーズ、ニコラス・ケイジ、チャールトン・ヘストン、あるいはこれにショーン・コネリーが入るかな。これら男優に共通することは何でしょう?
はい、答え。
それはシナリオにこだわらず、ギャラをもらえれば何でも出演する(ように思える)ということです。
それにしてもトム・クルーズ、本当にシナリオを読んでいるのかね?
「オブリビオン」なんて映画のストーリー、サイエントロジーを信奉しているトム君にとってかなり皮肉がきいたシナリオじゃないの?
まあトム君は、自身が難読症だと告白しているくらいだから、読んでいないのかもしれないが。
ここで前述の「ザ・マミー」と「ダークマン」について。
どちらも映画のエンディングで続編がありそうな終わり方をしている。
が、両者はかなり違いがある。
「ダークマン」の方は、確かに続編になりそうな終わり方だったが、それはサム・ライミが「ダークマン」という存在を、ひとつの都市伝説として語ろうという姿勢で、仮に、続編の企画があったとしても関わるつもりはなかったろう、ということだ。実際「ダークマン」の二作目は制作されたが、サム・ライミは監督していない。
「ザ・マミー」の方は違う。
明らかに主役も同じトム・クルーズで、二作目、三作目を作ろうという意図が感じられる。
でも、もしも「ザ・マミー」がシリーズ化されたとしたら……。
「ミッション・インポッシブル」「ジャック・リーチャー」シリーズと、もう一つ増えることになるぞ。
これ以前に観た「ザ・コンサルタント」という映画もシリーズ化を前提にした終わり方だったし、最近、ああいうのが多すぎる!




