未来予測今昔
あああ~~~っ!
最悪だあ~~~っ!
何が最悪だって今日の十二星座占いで「今日は最悪の日」ってなったからだ。
畜生、何で珍しく朝の番組を見ているときに限って、最悪の目が出るんだよ~っ?
って、実は嘘~~っ!
ぼくは占いなんてこれっぽっちも信じちゃいない。
話のマクラとして、こんなの書いてみただけ。
えーと、この文章を読む人の中で占いを信じている人、いるかな?
世の中にはいろんな占いがあるよな。
手相、人相、骨相などから、西洋では十二星座占い。天文に関係したのでは東洋では星宿なんて呼ばれている。あと風水も占いの一種だ。トランプ占い、タロット占い。水晶玉に、お茶の葉っぱ占いなんてのもある。東洋の筮竹を使う占いも歴史が長い。
もともと占いというのは、国家のものだった。
中国では鹿の肩甲骨や、亀の甲羅を火にくべて、ひび割れを見て未来を占った。多くは戦争の勝敗とか、穀物の生育、天候など。
個人の運命を占うのは、為政者に限られていた。なぜなら王や族長など、国家や民族を率いる権力者の運命は、その国家、民族の将来に直結していたからだ。
個人の運命を占うようになったのは後世のことだ。
中国では多分、漢の時代以降だろうし、西洋でも個人が占い師に運命を見てもらうようになったのは、中世以降だと思う。ほら、中世には魔女狩りってのがあったからね。
何でも中国、韓国では子供が運勢の良い日に出産するように、場合によっては帝王切開すらするらしい。本当かどうか、知らないが無茶だよな。
現代でも国家が将来を予測している。
いわゆる経済予測、ってやつだ。
経済というのは様々な数値がはっきりしているし、いろんな数式があるから予測も立てやすい。
まあ、全部当たるわけじゃないけど。
でも、これも占いの一種じゃないのか?
エコノミスト、と呼ばれる人たちは「これは科学であり、占いなどではない!」と怒り狂うだろうが。
将来、個人の運命を確実に占うような方式が出てくるだろうか?
ハインラインの短編で「生命線」といいうのがある。個人の生きる年月を、日単位で予測する装置を開発した科学者を描いた小説だ。
現在これに近いのでは、一滴の血液から将来罹る率が大きいガンや、病気を予想するシステムが開発されそうになっているそうだ。
これに個人の嗜好とか、趣味とか、性格などがコンピューターに数値化されて入力されたら……。
そういったデータがビッグ・データとして活用されるようになって、コンピューターが助言する未来なんてどうだろう。
「あなたは今日の昼、三時に〇〇公園へ行きなさい。そこでベンチに座りなさい」なんて指示が出される。指示通りに行動すると、そこへ自分の好みの異性がやってきて、話が弾んでやがて結婚へ……。
なーんだ。
結局、よくあるディストピア小説になっちゃった!




