第89話 大罪称号者同士の接触
一部下ネタを含みます。ご注意ください。そして不快になった方、申し訳ございません。
謁見式ラストの種族は翼人族である。
獲得出来れば陸海空が得意な軍団が揃うので、出来れば軍団として獲得したい種族筆頭である。
もっとも海担当である人魚族に関してはまだ軍団へと成長していないが…それは置いておこう。
セイレンには100人で軍団として認めると言ったが軍団化した後はラリアナさんの亜空間にて"マザー"からの修業を受けてもらう。
何気に戦闘用の軍団を持ってはいないマザーだがうちの副将であり強さ的には私やシルヴァお姉ちゃん達を引き合いに出さなければならない程度には強いのだ。
ヴァイアはマザーの事を第五の魔蟲族:支配者階級と言っており相当な強さを持っている。
なんでも攻撃に事前に適応したり、時止めやら色々できるようになっているとか。
シルヴァお姉ちゃんから度々修業をつけてもらっているらしくその影響で強さがインフレしたのだろう。
ちなみに私の事を"お嬢様"と言うのでメイド服を着てもらっている。 無論スカートの中にはナイフを装備するのは当たり前である。
メイド服を着用したことにより褐色、赤い瞳の子持ち、長身美女、更に胸デカとかいう属性てんこ盛りなゴキブリが誕生したのである。
忘れてはいけないのがマザーはゴキブリであるという点である。
もしも変態共が、マザーに手を出せば何かしらの疫病に感染する恐れがあるので注意が必要であり最悪の場合は体内に卵ぶち込まれるので辞めておいたほうが良いだろう。
まぁ子供が出来て良かったねとしか言えない(体内を喰い破って出てくる)が。
かなり動きやすいメイド服でありシルヴァお姉ちゃんの神糸性なので無論、メイド服は神器級である。
そういえば恐ろしい事が一つありクリスタ達5柱がシルヴァお姉ちゃんに気に入られたらしく服を作ってもらったらしいのだがそれも神器級の防御力を保有している。
シルヴァお姉ちゃん曰くどうやっても神器の性能になるから諦めたとのこと。
シルヴァお姉ちゃん性の服はアリシア、ラリアナ、ヴァルアお姉ちゃん、ウネヴァお姉ちゃん、私、マザー、クリスタ達5柱の王が使用している。
正直作ろうと思えば大量生産出来るらしいが、バランスブレイクが過ぎるので使用者を制限する事でバランスをとっている。
後でシルヴァお姉ちゃんと話さなければならないようだ。
そして、翼人族は代表として女王自ら参列したようで数名の部下を引き連れてやって来た。
前はよく確認していなかったがやはり女王は翼人族の上位種族である飛翔人族であった。
ギメルも出会った頃から龍人族であった事もあり偶に上位種族が産まれるのだろう。
恐らくこの女王もギメルと同じく偶然産まれた上位存在である。
しかし長身美女系が多い大陸である。魔物は基本的に女性の方が魔力量が多い傾向にあるようで女型の方が強い種族が一般的らしい。
恐らく子供を産む関係でそうなっているのだろう。
最たる例は、私達、魔蟲族である。虫の魔物である魔蟲族の繁殖能力はやはり虫並みなので普通の魔物よりも女型の強さがおかしい事になっている。
まぁ魔蟲族に関してはスキルで繁殖しているのでオス個体が全体の0.001%程度しかいないのだが、更に貧弱なので生き残れる奴が少ないので私の所だと見たことがない。
さて、結論から言うと女王様は…アリシアの軍門にくだりました!!つまり私の指揮下です。
一応言っておくが本人の希望である。
これからの時代、一種族のみでしかも魔王の加護なしで生き残れる保証など存在せず私の様な絶対的な強者がいる環境ならば安心出来るしその安心を自分達でも守れる様になりたいとの事であった。
真面目である真面目な銀髪ショートの美女王が軍門に加わったのである。しかもA+級(存在値約89万)であり強さも申し分なしである。
フライと言う名をアリシアから賜り従者にも名がそれぞれ与えられていた。
軍団名を考えねばならなそうである。
さて、謁見式終了、お疲れ様でした!!
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人魔大戦時、ラリアナとアリシアはある存在の気配を感じとり軍事指揮の全てをヴァイシアに任せて離脱した。
同時刻、同地域にて【大罪称号者】三名が接触しており被害地域は半径100kmにも及んだと推定されている。
「ほぅほぅ、あの虫俺の強欲と似たスキルを持っているな。まぁ要らねぇけど…しかし久しぶりの大戦だな。」
人魔大戦の戦場地を見つめながら人の男が呟いていた。
毛量の多い緑の髪に薄緑の肌、金の瞳の背の低い男である。到底人の見た目ではないがそれは当たり前であり彼は鬼族である。
小鬼族とは、元来E級から強くてもD級の魔物でありそれ以上の力をつけるためには進化し上位の存在にならなければならない。
しかし例外などどこにでも存在するのだ。
彼の名は"マモン"種族は小邪神、小鬼族の隔絶固有進化体であり強欲の大罪称号者である厄災級存在である。
「…面倒な奴らが来たな、。」
マモンはため息混じりに呟き振り返る。そこには二人の存在がいた。
「居た。」
「ハァ、眠いんだけど…サタン様の命令だし仕方ないかぁ。」
一人は大柄な白混じりの茶髪の男でありもう片方は薄青髪の幼女である。
「久しぶりだなベルフェゴールと筋肉変態大男。」
マモンは二人を見つめながら語り掛ける。
「誰が筋肉変態大男じゃ!腐ったミカン野郎!」
「どっちもうるせぇ、取り敢えずアスモデウスは黙ってろ。」
ゴシャッ!と言う音が辺り一帯に響き渡ると同時にアスモデウスの頭は消え去っており幼女の咀嚼音が小さく響く、どうやら喰ったようだ。
「そんな粗末なもん喰ってよく腹壊さないな。」
「私、堕神魔だし〜喰ったものは魔力に即変換されるから〜。んで用件なんだけど―――。」
「あぁ何となく分かるから言わなくて良いわ。」
マモンはベルフェゴールからの用件を全て聞かずにそう返した。
そう、【最悪王】サタンからの勧誘である。
「私的にも〜サタンの配下はオススメしないけど〜、同僚がこんな奴なの嫌だし〜愚痴る相手欲しいんだよね〜。」
「俺に言うな大体俺はサタンの配下なんぞやらんと本人に直で言ったはずだが?」
「そうなんだけど〜、まぁ【大罪称号者】6名のうちの3名が野放し状態なのが世界を管理する上で障害になるとかなんとか〜。」
「流石は傲慢の称号持ち、世界の管理とは踏み切ったな。更にめんどくさ過ぎる断る。と言うか俺や嫉妬はともかくとして暴食は放っといても良いのか?アイツ隣接する異世界で生命根絶させまくってるぞ?」
「異世界の事情は知らないし〜正直どうなろうが興味ないから〜問題ないね〜。」
その時、色欲が目覚めた再生したのである。
「怠惰、強欲は勧誘には?」
「乗ってねぇよアホンダラ。」
「その見た目でその口の悪さ…興奮するわ。」
マモンとベルフェゴールの顔が同時に引き攣る。
「玉潰すぞオラァ゙?」
「控えめに死んでくれ」
「息合ってるなお前等。所でマモン一発ヤらせてやるからサタンの配下にならないか?なんなら抱かれてやろう。」
そういうと変態の身体がスタイルが良く強調された胸の露出のやたら多い女体へと変貌する。
「ほれほれ、コレが良いんだろう?」
アスモデウスは自身の胸を掬い上げながらそうマモンにアピールする。
しかし、
「普通に気持ち悪いから俺の視界に入るなクソったれ。」
マモンは無反応であった。
「ほぅ、このナイスバディをみても無反応とは…もしや貴様、幼児好きか!」
何かを閃いたかの様にその様に口にすると5歳児程度の少年になったアスモデウス。
「中身がお前の時点で気色悪いって言ってんだバカが。頼むからもう一回頭食われてこい。」
完全にアスモデウスと言う存在に嫌悪感を示しているのだろう。なんの反応も示さなかった。
マモンは決め手の一撃を有していた。
「そんなんだと変態吸血鬼と相性良さそうだよな。」
マモンからの一言によりアスモデウスは級に真顔になった。
「え、儂一応同意の元ヤってるしガキが出来た時はしっかり子育て協力してんだけど?無責任クソドS野郎と儂同じなの?」
戸惑うアスモデウス。
彼は変に常識のある変態でありプライドもあるのか、自身とは正反対のレミリスに対して嫌悪感を抱いているようだ。
「んまぁ、軽く万単位で子供がいることに目を瞑ればアレよりはマシ…か?」
「そもそも範疇超えてるから同等。」
シンプルな罵倒であるがそれでもアレよりはマシという評価に満足したアスモデウス。
「んじゃ、取り敢えずマモンの勧誘は失敗か。」
「そうだね〜。力ずくでやる気はないし、正直サタンの言うことを聞くのが怠すぎる。」
特にベルフェゴールもアスモデウスも本気で勧誘する気がなかったのだろう。
直ぐに手を引く事にしたようだ。
「魔王二人に見られてるしさっさと帰りなマモン。」
「ご忠告どうも、んじゃぁな。」
マモンはその場から消え去った。
そして、
「変態、お前絶対魔王に手出すなよ、特に妖神霊のほうは下手すれば死ぬよ。」
流石に分かってると言う顔しつつアスモデウスも頷きその場を後にする。
こうして【大罪称号者】同士の接触は終わりを告げたのだった。




