第53話 百鬼夜行②
百鬼夜行は三話編成でやりたいのですが、主人公達の登場は、百鬼夜行終了までお預けですかね。
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鬼族とは、"亜人"に分類されながらも"魔物"や悪魔、天使などの様な"精神生命体"の様な"特殊"階級性の生物である"魔族"に分類される種族である。
鬼族の階級性度は"武士階級"である。
酒呑童子の率いている鬼族軍勢は、
小鬼約8000体
人鬼約3000体
大鬼約500体
鬼人約10体
の合計1万1510体の大規模編成であり最も種族階級が低い小鬼であっても"足軽"階級でありその存在値はD級の中でも上位クラスである。
その1万1510体の鬼族軍団が人間軍勢と衝突した。
鬼族軍団の中でも5つの部隊に分かれておりそのうちの一つ夜叉率いる青之軍勢は装甲戦車部隊の相手をしていた。
夜叉
「う〜し、んじゃさっそくお前等!あの鉄屑をどうにかしろ!!」
夜叉からの指示ではあるものの細かな命令はなく放任主義での言葉に夜叉の側近たる煉残は
「夜叉様?もう少し詳しく命令の方を…、」
夜叉
「あ゙ぁ?なんだお前。
今ので分からねぇの?
あの鉄屑さっさとぶち壊せって言ってんの分かる?」
仲間割れである。しかしそんな好機を見逃す程に彼ら人間軍勢も甘くはない。
装甲戦車部隊は全200台の10mはある装甲戦車に十名の乗組員を乗せ構成された部隊である。
五台づつに隊長が存在し"五分隊長"と呼ばれており"五分隊長"はそれぞれの50名の人間を指揮する。
「あの鬼共、こんな戦場で仲間割れしていやがるぞ。」
「あれは…青色の系譜か?キレやすいらしいな。」
五分隊長
「ならばよし、散開しながらMP減衰結界を発動せよ!!
無論、戦車内部には結界の影響を相殺するMP増強結界を張れ!!
散開しつつ装填次第、砲撃を許可する!!特に大鬼と鬼人を狙え!!
固定魔法砲台で人鬼と小鬼共を撃ち殺せ!!作戦開始!」
「「「「了解!!」」」」
主人公のいた世界での戦車の性能なら人鬼でさえ三体集まればギリギリながらも撃破可能である。
しかしここは異世界である。
召喚者達から得た技術に魔法刻印や"弾頭"に爆発魔法印、戦車自体の"砲身"も弾頭の速度を加速させる為の風魔法や魔法そのものの威力を高める魔法増強の刻印が施されておりA級下位程度の魔物であれば"直撃"さえすれば倒せる程の威力にまで向上している。
装甲には多重装甲と結界を重ね掛けしており周辺の"魔素"を吸収し結界の維持をしているが大鬼の攻撃三発で装甲が破壊されてしまう。
その為、接近される前に"ぶっ殺す"というのが装甲戦車部隊の鉄則である。
しかしそれでも−−−−
煉残
「軍勢の編成とかするこっちの身にもなれや!!
テメェおぉん?!まいどまいど適当な指示ばっかしやがってふざけんッ−−−−」
装甲戦車からの分速500m以上の砲撃が"夜叉"めがけて一直線に放たれるも夜叉は片手で"煉残"の頭を掴み砲弾を"煉残"で防御した。
"煉残"の下顎が吹き飛ぶが、希有能力「HP高速再生Lv9」によって再生が始まる。
「あ゙ッガ…グァ……ぎゃ……。」
夜叉
「んじゃ改めて−−−」
夜叉の言葉に青之軍勢が背筋を伸ばす。側近でさえあのような仕打ちに遭うのだ。
自己の危機管理能力が存分に警鐘を鳴らしている。
「あの鉄屑を壊せ。
中のゴミは〜ぶっ殺しても良いぞ。
殺れ。」
もはや文句、苦情などいえば人間との戦闘の前に"自分達"が殺されるだろう。
そう感じとった青之軍勢は装甲戦車に突っ込んでいく。
小鬼達は、周りにいる下級騎士達と多対一での戦闘に追い込みつつ大鬼達、上位種族階級の邪魔をさせないように立ち回る。
それでも装甲戦車に轢き殺される者も多く戦いは拮抗していた。
戦車の1台が不意に前方方向に傾き止まった。否、アクセルは機能しているし動力源である魔結晶石は問題ない。
「後部を掴んで持ち上げている者がいるせいでキャタピラが地面に付いてないです!!」
「隊長!どうすれば!!」
一分隊長
「ッチィ!どうすれば打開できるのだッ−−−−」
打開策を考える隙すらなく装甲戦車は空中で一回転し他の装甲戦車に投げつけられ他の装甲戦車ごと爆発した。
煉残
「テメェ等が領域侵犯したせいで私が夜叉様に理不尽に殺されかけたじゃねぇか!!ぶっ殺す!ぶっ殺してやんよ!!オルァァァァ!!!」
と身体性能任せに投げ飛ばし装甲を破壊し魔結晶石を破壊。
破壊された"魔結晶石"から大量のエネルギーが溢れだし2次爆発を広範囲で発生させた。
五分部隊のうちの3部隊が一瞬の後に殲滅させられた。
夜叉
「そもそも出来んだから俺に聞かねぇでさっさと殺ればいいのによぉ〜。
たく、いちいちめんどくせえ。」
そう言っていると夜叉の後方から圧が二つ程消え失せた。
(悪路王と茨木童子が殺したな。あと一人いるがそれはアイツに任せて置くとしよう。)
という思考の後、棘の付いた棍棒型の武器で向かってくる騎士達の頭を通り過ぎざまに粉砕。
更にまだ息のある騎士を掴み砲弾をその騎士の身体で防ぐ。
「あ゙ッアァァァァ!!!」
悲鳴が響き渡るがそんな悲鳴は"夜叉"にとっては心地よいリズムとなりストレスの緩和を促す。
しかしうっかり握る力を強めてしまい鎧ごと騎士の腹を抉り取ってしまった。
相変わらず人間というのは耐久力が欠片もないのだなと思いつつ装甲戦車を豆腐感覚で粉砕していく。
「何なんだ…あの桁外れの力はッ−−−」
ある一人の騎士が呟くも言葉は続く事は無かった。
「人間等より遥かに上位の存在の力だが?文句あるか?」
人間軍勢の被害
勇者親衛幹部:グリアド、エルイネ死亡
盾騎士団506名死亡
魔法師団708名死亡
弓兵58名死亡
装甲戦車47台完全破壊
13台半損
一般騎士1569名死亡
鬼族軍団の被害
小鬼520体死亡
人鬼120体死亡
大鬼約1名片腕片足欠損
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作者メモ 鬼の武士階級
基本的に他の階級と同じ様なものですが階級を上げる方法が他と異なり"戦闘技術"が高い者がより高い階級となります。
征夷大将軍
戦国大名
総大将
侍大将
足軽大将
馬廻り
足軽
小者
の8階級で構成されており今回登場した"夜叉"は"総大将"の武士階級です。
また"悪路王"は"戦国大名"。"茨木童子"は"侍大将"の武士階級です。
当然"酒呑童子"は"征夷大将軍"の武士階級となりますがどっかの"蜂"のせいで力の半分以上を失っています。




