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第48話 チエさん初の失敗?!

 という訳で来ましたよ。何がって?決まっているだろう?

200人の多種族部隊だよ!

 とりあえず戦闘になるようなら私とお姉ちゃん達、教官と守護神の巨人族ギガントが攻撃に動く予定だ。

里長のグウルさんが200人の前に立つ。

 何気にあの人もA級相当の実力者であり里長としてこれ以上の侵攻は許せないらしい。ちなみに大太刀と普通の太刀の二刀流らしい。化物かな?


グウル

「止まれぇ!!コレ以上進むようなら手加減はしないぞ。戦闘目的ならば死ぬ覚悟はあるのだろうな!」


 かなり殺る気を感じるなエイルメントお姉ちゃんの話だとそんなに殺る気はないって報告だったんだけどなぁ。

さてどう動くのだろうか?

その時、先頭に立っていたスーツ姿の筋肉モリモリ男が前に出てきた。

アームス

「待ってくれ。俺達は確かに人間国から侵攻してきたがお前達と交戦するつもりはない。」


グウル

「なに?」


なに?人間国から侵攻して来て交戦するつもりがないだと?どういうことなんだってばよ。


アームス

「俺の名はアームス。とりあえず自己紹介はこのぐらいにして我々は君達と戦闘する気はない。」


グウル

「どういう事だ」


 そうだそうだどういう事だと心の中で思いながら耳を傾ける。


アームス

「我々は召喚者で構成された部隊だ。召喚者は召喚時に呪いで服従させられるがそれでも戦闘はしたくない。」



 召喚者か。呪いで服従させられているのに何故そんなにペラペラと会話してんだ?コイツ?やっぱ敵じゃね?


アームス

「俺はもう時期、命令違反ということで国に強制転移させられるだろうが他の者達を助けて欲しい!!頼む!」


 てことは?コイツ自己犠牲で命令違反してでも他の人達助けようとしてんの?!

 


グウル

「事実は分かったが呪いの解除なんて出来んぞ?」


あぁ。確かにねぇ呪い解除なんて相当準備がかかるししかも召喚者でしょ?てことは魂関係の呪いだし解除はかなり難しんじゃないかな。

…里の人達だとね。

チエさ〜んいけますかね?


チエ

『誰に言っているんですか?余裕ですが?』


はい。ご本人より余裕発言が出ました。

 それじゃあパッパとやりますかねぇ。あのアームスとかいうのから先に解放してあげようかな。自己犠牲は良いけど別にカッコつけなくても良いでしょ。

 と言うわけでアームスの目の前に移動し額に手を当てる。

 ※この間約0.1秒やはり存在値1億のスペックは伊達じゃない。

 チエさんが解析を始めるのだがアームスがいきなり消えた。魔法での強制転移である。

チエさん逆探知!!

『逆探知不能です油断しました。解析に反応し強制転移が作動したと思われます。』

なんだと!!

究極能力アルティメットスキルの性能を持ってしてもダメだったたの?!

てか油断すんなよ!!


『解析に反応し強制転移する呪いを先に解除するつもりが予想以上の速度で対応されました。』


 油断も妥協もせずにチエさんは反撃カウンターから先に潰そうとしたらしいが反撃カウンターが想定以上に凄まじかったようだ。

 あの万能チエさんでも対処出来ないなんて…。え?初じゃね?チエさんが対応しそこねたの初じゃね?


『ムカついたので他の199名の転移者達にも掛かっている解除反応かいせきカウンターに対抗する術式を組みました。今度こそ確実に解除します。』


 チエさんがキレていらっしゃる。というか不機嫌極まりない。私実感わかないもん私の相棒がミスるなんて本人も予想外だったみたいだしガチもガチで今は解除をしている。


アラクネ

「まさかシヴァの究極能力アルティメットスキルでも対応しきれない呪いとは思いませんでしたね。」

ネメシス

「ねぇ〜。ボクの精査者から聞いたけどだいぶヤバい実力って聞いてたのに。」


エイルメント

「てかお前等の解析系の特有能力ユニークスキルも感情持ちだったんだな。」


アラクネ

「そうですね。まぁ私としては暇な時間の話の相手にも丁度良かったですけど。」



 後ろでめっちゃ雑談しているなお姉ちゃん達けどとりあえず今は無視無視。

 ガンガン解除しないと終わらないからね。一人につき3秒程度の時間が掛かっているがどんどん速度を上げまくっており、とんでもない勢いで演算の最適化を行っているようだ。


そんな呪い解除の嵐の中、一際異彩を放っていたのがこの大鬼オーガである。

額に生えた一本角とガタイの良い力士の様な3mはありそうな体型の大鬼オーガ

 コイツだけ呪いが付いてなかったんだよね。エイルメントお姉ちゃんがヤバいと判断したのも恐らくコイツのことだろうけど自力で呪いを解いたのかな?コイツ?しっかし綺麗な三角形の体型してるね。

 逆三角形は安定感ないけど三角形は安定感あるよねぇ。てか目に感情を感じないんだけど?

 というか感情を一切感じない顔しているぜコイツぁ。

ふ〜む。感情の"空白"って感じ?呪いも効いてないというか染まっていないって感じらしいし本当に空白って感じだ。


シヴァ

「ブランク…。お前の名前ブランクでどうよ。」


アレ?私今なんて言った?MPが半分以上減ったんだけど?!


『まぁ名付けはMP使いますからねちなみに消費量は相手の存在値に由来します。ので自分のMPが相手より低い場合の名付けだと満腹度を消費します。

それでも足りなければ飢餓状態に入り死にますので気を付けてください。』


新情報ありがとうね。まぁ四分の一ぐらい削れたけどこの回復速度ならあと数分で全開するか。


ネメシス

「なッ馬鹿!!シヴァちゃんそれは本当に馬鹿!!なにやってんの?!」

アラクネ

「名付けなんて下手にするものではありません!!魂の一部を共有する儀でもあるんですよ?!」

エイルメント

「体調悪くないか?大丈夫か?!」


お姉ちゃん達を本気で心配させてしまった。コレは素直に謝ろう。


シヴァ

「ごめんなさい。ついうっかりと…。」


アラクネ

「うっかりですむ問題ではありません!!」


アラクネお姉ちゃんがそう言うと糸でぐるぐる巻きにされる私。無論抵抗出来るはずもなく私は連行される事となった。



 ちなみにその他の召喚者達はネメシスお姉ちゃんとエイルメントお姉ちゃんの二人で解除したらしい。

 チエさんが演算方法を共有していたらしく可能となったようだ。それはそれとして私コレからどうなるのでしょうか?

チエ

『十中八九、お仕置きされる事が確定していますね。』


知らなかった、だけなのに…。






………………………………………………………………

冥界・通称:悪魔界デモンワールド



 ここは今日も悪魔族デーモンが自然発生しては強者に殺されるバトロワ状態の世界であった。

 悪魔族デーモン含め精神生命体スピリチュアルクリーチャーは自然発生での誕生がほとんどであり偶に上位グレーター上将アークなど高位の存在が産まれる事も珍しくは無かった。

しかし自然発生で誕生する悪魔族デーモンの最大値は上将アークでありそれ以上の存在となるには"爵位"を高めねばならないのである。

 そして悪魔族デーモンには絶対存在たる大罪之六悪魔と実力は大罪之六悪魔に及ばないがそれでもヤバい奴等であるソロモン72柱というのが存在する。

 ソロモン72柱は活発に行動し人間に召喚されては暴れ周る文明崩壊常習犯である。

そんなソロモン72柱のうちの一柱が堕ちる。


 ソロモン72柱が一柱グラシャラボラス爵位:公爵たる彼がA級上位相当の戦闘能力を有する彼が左腕を突如として吹き飛ばされたのだ。

 基本的に奇襲というのはこの世界に置いて実力差がある場合、成立することが難しいのだ。

 しかしそれでもグラシャラボラスの左腕は肘からキレイに吹き飛んだ。恐らくは遠距離攻撃での狙撃であろうが魔法では無いのにも関わらずこの威力…。

 悪魔族デーモンは基本魔法が得意であるがこの攻撃は魔法以外の物であり悪魔族デーモンが魔法以外でこれだけの攻撃を出来るとは考え辛い。

 しかしグラシャラボラスはそれを瞬時に理解し戦闘体勢になるも別の場所から撃ち込まれた攻撃に反応できず頭を撃ち抜かれ呆気なく死亡した。


 敗北とはしたグラシャラボラスのソロモンの座には新たにグラシャラボラスを倒した者が加わる事となる。悪魔族デーモン精神生命体スピリチュアルクリーチャーである為死んでも復活する為グラシャラボラスはいずれ復活する。


 そしてグラシャラボラスを倒したのは、迷彩魔法と認識阻害魔法を自身に掛け更に特有能力ユニークスキル「狙撃手」を持った全身白いギリースーツで白い帽子を被った姿の誕生から僅か20年ほどの若い上将悪魔アークデーモンであった。

 彼は未だ名持ネームドでは無いがいずれ至るだろう。その後、彼は名を得るまでこのように呼ばれる事となった。


 −−−−−−−−−−−−−−白い死神−−−−−−−−−−−−−−

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