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第47話 弟子入り決定!万能教官兄貴!!

タッタッタッタッタ…。

???

「どうしたの?私をこんな所に呼び出して。■■■■?」


誰だろう。知らない人の声、知らない人の姿だ。

私の身体でもないしゲームで言う所の一人称とも三人称とも言えない不思議な視点…。誰の"記憶"だろう。


セーラ服の黒髪の伸びた15歳程度の風貌の儚い様な"触れてはいけない存在"の様なその"少女"は"黒い虚空"に向けて会話を始める。


『えぇ。待っていた。久しぶりね。■■■■■■。』


「私にとっては数少ない友からの呼び出しだからね。そりゃくるよ。それで?用件は?」

セーラ服の少女は手を口元に当てながらクスクスと肩を揺らしつつそう"ソレ"に問いかけた。


『人間の話なんだけど大丈夫そう?』

そう"ソレ"が言うとセーラ服の少女の前に椅子が現れる。空間の揺らぎすらなかった。

「分かった良いよ。」

そうセーラ服の少女は言うと椅子に座った。そして少ししてから"ソレ"は語りだした。


『人間というのはどの"世界"でも"運命"は変わらないのね。"私"と"あの人"と同じ禁忌をどの世界でも起こしてしまった。』


「生命の創造と使役でしょ?コチラでもそれは観測したよ。千年くらい前だったかな?」


は?生命の創造?しかも使役?家畜化とかでは…無さそうな言い方だな。てかマジで誰だ?


『だいたい千年前であっているのだけれどね。彼らは愚かだった事もあろうか自然操作能力を持った自分達に従順な生命を産み出しここ百年で繁栄速度が増している。このままいけば確実に"人魔大戦"に突入するわね。』


「そう。その"自然操作能力を持った人工生命"を対処出来そうなのは魔王くらい?」


『えぇ。少なくとも魔王一人もしくは支配者階級のは王が複数人必要かな。』


「どっちが勝つと思うの?」


『五分五分ね。けど予想外にも名持ネームドでもないのに究極能力アルティメットスキルを保有している支配者階級がいるしどうなるかな?』


「そう。楽しみね。」


『えぇ。今回の恐らく今回の"人魔大戦"で人間は絶滅するか、寸前まで追い込まれるでしょうね。』


「どちらにしても私は観戦以外は出来ないけどね」






…………………




ん、う〜ん。ハッ!

 私は目覚めるとアラクネお姉ちゃんの上でネメシスお姉ちゃんを抱きながら横たわっていた。

 てかさっきの夢…なんかいろいろおかしかった気がするな。妙に現実味があったというか?よく分かんないけどとりあえずいいか。

 私は胸の中で丸まって寝ているネメシスお姉ちゃんを抱き締めながらそう結論付けた。

 うん。なんか勢いに任せてお姉ちゃん達と仲良くしてるけど割とキチガイみたいな速度だな仲良くなるのが。

チエ

『まだ最初に会ってから数週間しか経っていませんしね。陰キャのマスターは何処に行ったのやら…。』


チエさ〜ん偶に毒舌になるよね。


チエ

『偶には煽らないと面白くないじゃないですか。』


酷いよね。悪意しかないよね。


チエ

『そうですけど?』


否定しようよ?

 というか…ネメシスお姉ちゃん可愛いなぁ。見た目的にほぼ子供だし可愛いのである。異世界転生してからの癒し枠が義理の姉になるとは思ってなかったけど。


チエ

『ロリコンですね。』


 何を言っているんだい?私はロリコン大国出身のJKだよ?ロリコン言われても効かぬわ!


チエ

『たちが悪いですね。それと日本はロリコン大国ではなく性癖の闇鍋大国では?』


 まぁそうね。ところでチエさん私のさっき見ていた夢なんだけど解析出来る?


チエ

『出来ますよ?マスターの記憶覗けばいいだけなんで』


 私のプライバシー魂の一部を共有しているチエさんにはないのである。悲しい。


とりあえずお願いして良い?なんか気になっちゃって。 


『了解しましたよっと。』


 ふふん。とりあえずあの夢の解析はチエさんに任せておけば問題ないね。

そう思っていると…?

エイルメント

愛妹シヴァ!たっだいまぁ!!」


 と勢いよく戸を空け飛び付いてくるエイルメントお姉ちゃん。ちなみにこの飛び付きは民家内なので手加減されているとはいえC級のモンスターなら当たれば即死するのである。

 それを私は軽く第一第二の腕でキャッチした。腕四本があるから出来る芸当である。

その後からメイちゃんが入ってきた。

メイ

「皆様、バカ教官が話がしたいらしいのでお暇でしたら来てください。」


 バカ教官言われているのはあの忍者系の服装の人かな?私の新魔法サン・コンセントレイト・レインを本気出力でないにしても躱してくれたしかなりの強者なんだよね。

 ちなみに守護神様なる巨人族ギガント弓士アーチャーもいたらしいのだがエイルメントお姉ちゃんの麻痺攻撃で即ダウンさせられたらしい。

「状態異常大耐性Lv8」をその巨人族ギガントは持っていたらしいのだがそれでも手加減された麻痺攻撃で即ダウンしたらしく改めてヤバいのを再認識したのだが教官とその守護神は存在値がどちらもS級相当であり私含めたランク帯の格差が垣間見える事となった。

 まぁコレも言ってしまえば当然である。私とかお姉ちゃん達は名持ネームドではない為に存在値が世界基盤システム内において仮限界値マックスまで高く更にここに身体性能ステータス強化系の能力スキルが上乗せされているので実際の存在値はS級オーバー階級クラスなのだ。


まぁそんな事は置いておいて

 お姉ちゃん達を起こしメイちゃんに連れられて5人で里の近くの草原にやってきた。

 そこに立っているのは、やたらと絵になる教官さんである。名持ネームドではないらしく教官の愛称で呼ばれているらしい。


教官

「やぁ!おはよう!昨日は良く眠れたかな?」


シヴァ

「おかげ様で快眠でした。」

エイルメント

「同じく」

ネメシス

「いや〜。シヴァちゃん温かかったぁ。」

アラクネ

「とても良い場所ですね。」 


 途中なんかおかしかった気がするんだけど気のせいだろうか?まぁ良いや。


教官

「うんうん。なら良かったよ!客人…ではないね。里に住むことになったらしいし!

もう里の住民だね。

さて今日呼んだのは里に住むにあたっての注意する事とかその他もろもろを教えようと思ったんだ。

とりあえず俺は"教官"って愛称で呼ばれていて名持ネームドではないんだ。

なんで"教官"って呼ばれているかと言うとこの里の住民の皆の戦闘訓練とかをしているからでッガハァ!!」

 メイちゃんの手刀が脳天に直撃したァ!!

恐ろしく速い手刀…私の身体性能ステータスでは遅く視えているけど普通に音速スレスレの速度。


メイ

「うちのバカ教官の話が長くてすいません。このバカは我等の里での戦闘訓練をしていまして教官と呼ばれているのですが…。お喋り大好き過ぎて訓練中、大半が教官の声が聞こえる事になるんです。」


 片手で額を抑えながらそう言うメイちゃんは苦悩の表情であった。


メイ

「とりあえず教官のコレから言うことを抜粋して言いますと…。

一つ、里の案内ですがコレは私がやります。

二つ、皆様の力は実際に戦ったので分かっているけどもっと改良出来るし僕のところで修行しないかい?という提案のようです。」


なるほど?さらなる戦闘力の成長が期待できるってことかぁ。ということは技術的なものだろうね。

今の私は

パワー 1億

技術  1000

みたいなパワー極振りモンスターだもんね。

そう考えると人間の定めた存在値の階級クラスってあんま意味ないよね。

技術的な力が全く分からないんだから。


まぁ私は別に構わないよ?今の私に足りないのは技術だし…他のお姉ちゃん達は知らないけど。


エイルメント

「んじゃぁ〜飛び道具系のは教えられるか?小型のこんな感じのやつなんだけどさ!」

 エイルメントお姉ちゃんがそう言いながら黒いクナイみたいな物を取り出した。

 ?!それお姉ちゃんの毒針じゃね?蜂系の魔物とは交戦したことあるけどソイツ等も毒針飛ばしてきたな。てか案外乗り気なんだね。


教官

「なるほど〜。良いね!全然問題ないよッ!任せてよ!」


エイルメント

「うし!」


マジか。


ネメシス

「それじゃあボクもボクも〜。ボクはそうだなぁ殴りが結構得意なんだけど教えて貰える?」


拳をシュシュと前に突き出すネメシスお姉ちゃん。

私と同じ近接格闘タイプだったんだね。お姉ちゃん。


教官

「お?結構珍しいね。殴りか〜。うん!教えられるね。踏み込み方とか結構いろいろあるし一緒に"拳豪"目指して頑張ろうか!」


ネメシス

「拳豪かぁ〜。うん、悪くない響きだね。コレから宜しく〜。」



アラクネ

「では私は糸で攻撃するのですが改良点など教えてもらえればと思います。」


教官

「新しい攻撃方法だね〜!!なるほど〜。移動では使っているけど糸を攻撃に使う発想はなかったな…。

うん、応用すればアラクネさんの技術も増すと思うよ!俺も頑張るしガンガン開拓していこう☆」


アラクネ

「えぇ良いですよ。宜しくお願いします。」



三人とも承諾したね。しかも習いたい技術を相談してから決めていたし割と前のめりで教わるんだなと思った。


チエ

『まぁ彼女達は数百万年単位で生きておりますので、恐らく暇つぶしの一環なのでしょう。』


 なるほど。確かに長命種なら暇になるし趣味を探すって意味なら研鑽し続けなければならない技術に興味を持つのは当然か。

 それにしてもこの教官かなり色々出来るのではなかろうか。とりあえず私も技術を習おうっと


シヴァ

「私は、殴りと…あと腕が鎌になるので短剣系で教えてください。」


教官

「腕が鎌になるのかぁ〜!良いね。短剣系で教えつつ拳法も教えようか!両方扱えるようになったほうが良いだろうし!!」


シヴァ

「宜しくお願いします。教官。」


教官

「うん。宜しく!それじゃあ早速」



メイ

「そういえばエイルメント様、今朝森に侵入したって集団の様子はどうでしたか?」


 あっそういえば朝にエイルメントお姉ちゃんいなかったな。昨日の夜に私とネメシスお姉ちゃんの上に抱き着いてアラクネお姉ちゃんとサンドにして寝てたのに…。


エイルメント

「とりあえず確認したけど、とりあえず敵意が無かったな。多分コッチ来るからその時に敵意あるなら迎え撃つって感じで。」


アラクネ

「全体の戦闘能力はどのくらいでした?」


エイルメント

「一割が特有能力ユニークスキル持ちで後は、希有能力エクストラスキル複数持ちが大半かな。存在値は高い奴でも一万くらい?あっでも筋肉モリモリの野郎だけ世界基盤システム内の仮限界値マックスに到達している奴がいたな。あとは大鬼オーガの奴かな。なんかヤバい能力持ちだから気をつけないとな。」


 エイルメントお姉ちゃんがヤバいと警戒するなら本当にヤバいのだろう。

 あとは仮限界値マックスに到達している筋肉モリモリ男が要注意人物か。気を引き締めて行かないとね。





………………………………………………………………

作者メモ 種族階級と年位階級について


この世界で魔物の階級は鑑定さえすればある程度見分けられる種族階級と鑑定しても分からない年位階級があります。


例を出すなら長女アラクネでいきましょうか。


種族階級


殿堂入り:支配者階級アラクネ


支配者階級以外では最上位の女王クイーン


強い!ヤバい奴等!上将アーク


普通に強い、上位グレーター


中途半端な強さしてる、普通ノーマリティ


雑魚、貧弱貧弱ゥ!!下位レッサー


産まれたての吹けば消える命、幼体スモールレッサー



が主な種族階級ですね。魔物ならほぼこの階級で構成されています。熊とか狼とかドラゴンとかも基本的にこの種族階級制です。



年位階級


七桁年位:少なくとも百万年以上は生きている奴等、えげつない強さ。


六桁年位:少なくとも十万年以上は生きている奴等、マジヤバな強さ。


五桁年位:一万年以上確定で生きている奴等、かなり本気マジで強い。


四桁年位:千年は生きている奴等、割と強い。


三桁年位:百年は生きている奴等、強い。


二桁年位:十年以上は生きている奴等、まぁ普通


一桁年位:一年以上は生きている。弱い。


 コレが年位階級ですね。長生きしているだけ死地をくぐり抜けてきた歴戦の猛者なので"種族階級"がどう階級ランクでも年位階級で力関係がとんでもないことになります。

 極端な話ですが下位レッサーの個体が七桁年位、生き残ってきた猛者だと上将アークに並ぶ戦闘能力です。まぁその前に種族階級低すぎて寿命クソ低いので死にますけど。

 そのくらい生きるのは凄いことなのです。




ちなみに悪魔族デーモンだと爵位

天使族エンジェルだと天軍九階級という階級制度になります。

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