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第44話 話は聞かせてもらった。お詫びとして人類を返り討ちにしてやろう!!

 村に到着したが村と言うか里って雰囲気だね。村と里の違いなんて知らないけど。

 しかし和風な建築物が多いなぁ。里の周りも段々畑だったしかなり和風だね。

のどかな雰囲気で私は結構好きかな〜。

 里の人達が全員上を見上げているけどどうしたのだろう?というのは冗談で私達は今、女王蜘蛛クイーンスパイダーの上に乗って移動して来たのでビビっているんだろうね〜。

 普通にこの女王蜘蛛クイーンスパイダーの存在値は9000万以上つまりS級モンスターの中でも上位層の存在だからね。

 驚きなのがこのレベルの眷属をアラクネお姉ちゃん、エイルメントお姉ちゃん、ネメシスお姉ちゃんは100体ずつ保有しているらしくもはや意味が分からないよ?

 しかも各個体それぞれちゃんとした自我を持って行動することができるらしい。

どういうことなんだろう?

私もいずれそのレベルの怪物達を眷属として持つことができるのだろうか?

 まぁそれに関してはアレだね。卵が孵化しないと始まらないね。一応卵の周りには結界を張っておいたし孵化すれば結界も消える構造なので一応孵化までは安全なのだよ。

メイ

「あっ教官様コレはいったい!洞窟から現れたあのとんでもない気配はどうし…。」


 私達の方を見て言葉が止まる。外見だけなら17歳ぐらいかな?まぁビビるよね~。抑えてるとはいえ外部に漏れ出た魔素だけでも君達より多いんだもん。

結構抑えてるんだけどなぁ。


教官

「やぁメイ!それがその〜あのね。勘違いで戦闘になったんだけどとりあえずお互い誤解は解けたね。うん。」


アラクネ

「封印を破って一斉に出てきてしまったので誤解させてしまい申し訳ありません。私は死滅半人半蜘蛛アラクネと申します。そしてコチラの二人が…。」


アラクネお姉ちゃんが自己紹介している。ビビらせ過ぎない様にかなり穏やかな口調だけど下半身が蜘蛛だからね〜。あんまり効果がなさそう。


ネメシス

「ボクは重滅鋼兜蟲ネメシスビートルだよ〜。一応支配者階級の魔蟲族インセクタントだよ〜。よろしくね。」


一応ってかがっつり支配者階級の一角何だよなぁ。あっ次は私だね。こういう自己紹介ってなんて言えば良いのか迷うよね〜。けどここはオーソドックスにいこうかな。


シヴァ

「はじめまして。私は死鎌蟷螂シヴァマンティスです。シヴァって呼んで良いよ。あと一人いるし今向かって来てるからちょっと待ってね。」


メイ

「ぴゃ、ぴゃい。」


『対象個体の恐怖反応が増幅しています。…対象が普通能力コモンスキル「恐怖耐性Lv1」「気絶耐性Lv1」を獲得したようです。』

恐怖が限界突破しちゃったか〜。支配者階級が3回連続で目の前で自己紹介してきてるんだしそうなるか〜。

しかもあと一人いるって言われていたらもうヤバいか〜。


その時、私の半径1km以内に音速の10倍で侵入して来た者が一人、まぁお姉ちゃんだね。

とりあえず衝撃波で里が吹き飛ぶので思念伝達で減速するように伝えようか。

(エイルメントお姉ちゃん。減速して〜里が吹き飛ぶ〜。)

エイルメント

(うん?シヴァちゃんか分かった。30秒待ってろ軽く旋回して減速する。)


(分かったゆっくりで良いよ。)



 まぁエイルメントお姉ちゃんなら初速から音速飛行したり急停止、急降下程度雑作もないことだけど急停止した場合発生したエネルギーで里にも影響が出るからね。

 本気ですらない移動だけでもこの1km³の範囲はある里に大打撃を与えられるのが私のお姉ちゃんなのだ。

まぁそれを言ってしまえば私も含めた四姉妹全員と女王クイーン級の眷属達にも言えることである。

怖いよね〜。

 ちなみにコレが元の世界だった場合、東京都心に女王クイーン級が一体いるだけで怪獣映画超えの破滅を招く事になる。

 まぁ軽く音速超えの移動をする山が動いてるようなものだからね。

そりゃそうなるのだ。


 そういう事を考えていると時速100kmの速度まで落したエイルメントお姉ちゃんが真上登場した。


エイルメント

「待たせたな!」

アラクネ

「えぇ。とりあえずさっさと自己紹介を済ませてしまいなさいエイルメント。」


エイルメント

「はいよ!私は即異常毒蜂エイルメントビー魔蟲族インセクタントの支配者階級の一角だ!!」


 エイルメントお姉ちゃんの自己紹介も終了しましたと言う事で目の前の子は大丈夫なんだろうか・・・。


メイ

「ハッハイ。トトリアエズ教官、アトハタノミマス。ワタシハスコシヨコニナリタイトオモイマス。」


教官

「え?」


メイ

「え?とは?」


教官

「メイも行こうよ。女性同士の方が案外話が合うかもよ?」


メイ

「はぁ〜?!!!」


 メイってこの叫びが里全体に響き渡った。

顔色が!正気が抜けていやがる!!いったい誰がこんな事を!!

 ちなみになんで私の知識がこんなに増えているのかと言うとチエさんが特有能力ユニークスキル「知恵者」だった時に私の魂の一部を吸収してたじゃん?

今になって恩恵と言うか私にもチエさんの莫大な情報の中でもこの世界の常識?がインプットされているんだよね〜。

 しかも私の種族:〔死鎌蟷螂シヴァマンティス〕というか支配者階級、もしくは支配者階級と同等の地位の存在は情報処理能力だけなら特有能力ユニークスキル並みだから…簡単に言えば私自身の処理能力がバカみたいに向上したって訳だ。

期末テストで欲しかったなぁこの頭脳。






私達の道案内をする教官とメイって子。

 どうやら里長のグウルって人の所に向かう事となった。


 人一倍豪華な造りの家だな。曰くこの里の広場のような場としても使われているらしい。そりゃ広いわけだ。


あの人かな?白髪混じりの銀髪のオールバック、筋肉モリモリで白髭の生えたあの人かな?


チエ

『属性モリモリですね。』


筋肉もモリモリだよね。


グウル

「はじめまして。俺がこの里の長のグウルだ。コチラの守護神様とバカ教官が済まなかった。どうか許して欲しい。」


教官の頭を殴り腰を90度に深々と下げて里長のグウルがそう言った。


アラクネ

「いえいえ。私達が結界を破った事が事の発端ですので気にしないで下さい。それよりも少しお聞かせ願いたいのですが…何故この里は戦闘体勢に入っているのですか?」


アラクネお姉ちゃんがそう言う。まぁこれに関してはこの里に着いてからずっと感じていた事だ。

里の周りを囲うように建てられた木製の壁とかその他の罠系の魔法の数々…。

しかも私達に向けられた物ではなく他の存在、しかも対軍用のものだと思う…戦争でも始まんのかな?


グウル

「あぁ。アレは人間国の軍勢が攻めて来た時用のものでな?今も拡張しているんだ。」

ネメシス

「人間の軍勢?」

グウル

「あぁ。人間共が魔王の領地に向けて侵攻を開始してな。ちょうど侵攻経路にこの里があるもんだから迎撃の為の準備をはじめているんだ。」


人間が攻めて来ているのか…。大変だね。と言うかなんでこの時期、このタイミングで?

『おそらくは、魔蟲族インセクタント用の結界が弱まるこの時期に戦力の偏りが出る為であると思われそこを狙って来たのだと思われます。』


ほう?つまり何かね?結界の管理の時期に入って魔王軍が忙しくなるタイミングで侵攻開始したと言うのかね?

『そうですね。』

マジか〜。魔王軍も大変だね〜。そんな大事な時期に人間が侵攻してくるなんて…。

アレ〜?私達って「魔蟲族インセクタント」だよね?

『はい。』

てことは?

『魔王軍に狙われる危険性がありますね。封印破りやがったんですから。』


OMG 


O オゥ


M マイ


G ガァ


なんて事だ。こんな筈では無かったというのにどうやら私達も知らず知らずの内に巻き込まれているらしい。

嫌だなぁ〜。

嫌だ

嫌…アレ?

むしろチャンスなのでは? 

確か人間って結構、経験値取れるらしいし…。

チエさん。人間を倒した時の経験値ってどのくらい?

『?そうですねぇ。個体差はあれどA級モンスターを倒したぐらいは経験値が取れるかと…。まさかマスター?殺る気ですか?』


ムフフフフ。今の私のLvは未だLv1!!「慢心」が何故かLvMAXなのに進化してくれないから地竜を狩っても全く経験値が足りなくなってしまった。

しか〜し!!

人間を狩れば?

レベルが上がるって訳だ。最高だね。

更に魔王軍に狙われるならLv上げは必須だしね。


ちなみに理屈としてはゲームとかでは主人公(人間)が魔物を倒すとLv上がるじゃん?

アレと逆な訳よ。

人間も魔物を倒せば経験値が豊富に手にはいるけど魔物も人間を倒せば経験値が大量に手に入る。


簡単な話。国一つ滅ぼせば私のLvも100まで上がるって事なのだ。

協力を建前としつつ私のLv上げも同時進行させて貰おう。


シヴァ

「グウルさん。よければ私達が人間侵攻の返り討ちの協力しましょうか?」


アラクネ

「あら?」

エイルメント

「ん?」

ネメシス

「お?」


シヴァ

「そちらにご迷惑をかけたことの謝罪の意味もありますし何よりそちらにとっても都合がよくありませんかか?なにせ人間の軍勢を単独でも返り討ちに出来る存在が4人も味方につくんですよ?」


大見栄ではない事実なのだ。ネメシスお姉ちゃんとエイルメントお姉ちゃんはドヤ顔で胸を張っているしアラクネお姉ちゃんに至っては当然みたいな顔をしている。


何よりこの三人にはそれぞれ軍勢がいるもんね。それもS級モンスター100体とA級上位層、A級層のモンスター達やB級など幅広い力の存在達の軍勢がね?

勝てる勝てない以前に数と質がえげつないのだよ。

更に本人達の戦闘能力は未知数も未知数。

恐らくここ数百万年は本気で戦った事がない。本気で戦える相手がいないと言うレベルの圧倒的な強者だ。


グウル

「なるほど…。条件は?」


アラクネ

「そうですねぇ。どうしたいのシヴァ?」


シヴァ

「とりあえず、この里に住んでも良い事と私達。魔蟲族インセクタントの縄張りとしてここら一帯の地下の使用許可をお願いします。」


グウル

「なるほどな。活動拠点か?」


シヴァ

「はい。私達4人は里の手伝い及び守護を担当し地下には私達の眷属達を置いて置くことで万が一の際にも迎撃できるかと思いまして。」


グウル

「まぁ里に住むのは構わんし地下に関しても別に構わんしな。そう言うことなら是非とも宜しく頼みたい!」


交渉締結だね。

最もこの地の地下にも洞窟は広がっているからお姉ちゃん達には、ここら辺に眷属達を移動させて貰う事になるけど。

それにこの里に滞在するのには理由がある。

そう!飯だ!!

さっきから出されている串団子とお茶がマジで美味しそうなんだよね!!

こんなの餌付けだよね?!

こんな物を食べさせられたらもうねぇ。

全力でご協力させていただきますとも!!



………………………………………………………………

作者メモ  〜謝〜。謝罪について


第38話 最恐種《魔蟲族》第四系統確立 での文章中で、主人公のステータスを記載しましたが。

種族をシヴァマンティスではなくミニマンティスと記載していました。

更に耐性一覧に「痛覚無効」と「苦痛無効」の記載を忘れていたのでこのミスを謝罪します。

今回の第44話公開前には訂正しておりますので、誤解を生んでしまった方には深く謝罪いたします。


最後に[底辺虫系JKの異世界冒険譚]をいつも見てくださりありがとうございます。

誤字脱字等に関しては鼻で笑ってご指摘いただきたいと思っておりますので宜しくお願いします。

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