第43話 最大最強の弓士&双剣教官VS糸&毒&鋼&斬の魔蟲族四姉妹
『攻撃2秒後に来ます。』
ッ?!
彗星か?!
私の眼にはコチラに迫る昼間でもとんでもない光を放つ閃光だった。
最初に動いたのはネメシスお姉ちゃんだ私の足の間からいつの間にか抜け出し右手を上げている。
受けるつもりのようだ、そして。
ゴキュゥン!!ガァァァァーッ!!!!!
ネメシス
「フフッなるほど〜?ボクのHPを500"も"持っていかれたよ〜。こんなの250万年ぶりかも〜。」
HPが1億もあるネメシスにとっては掠り傷にも満たない攻撃ながらそれでも四姉妹の中で"最高硬度"の三女にダメージをまともに与える程の一撃であった。
右手には八方向に裂けた捻じれ赤熱化した柱が握られていた。
ネメシスが右手を閉じると同時に柱は握られた所から引きちぎられる。
ネメシス
「特有級武器かな?当たるなよ〜愚姉〜。」
エイルメント
「はいよ!!」
エイルメントが背部の二対の翅を展開しそれと同時に飛び立つ音速の数倍程度の速度で上空約1000m以上まで到達すると同時に先程の彗星の一射が放たれた場所を視る。
エイルメント
(分析者、解析結果は?)
分析者
『射撃地点およそ300km先、"矢"の飛翔速度からおよそ音速の51倍程で攻撃してきてるぞ!』
エイルメント
(弓士の類だろうがこの距離でも正確に当ててきたな。練度が高い更に地上にもう一人来ているが…まぁ問題ないな)
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マジか…。
俺の矢で仕留めきれねぇ。
というか効いてないだと?
いや、正確に言えば効いてはいるがそれ以上にHPが多いな?
存在値99600000の俺よりも多いとなると支配者階級…つまりは王の階級の存在だろうな。
更にそれが4体いるし無理だなこりゃ。
思念伝達を飛ばす敵陣に突っ込んだ奴がいるのだ。
(おいクソチビ。支配者階級が4体いるからどうにか謝って敵対を避けろ。)
正直コチラから攻撃しておいて虫の良い話だがそれ以上に勝てない相手と戦っても無駄なのだ出来れば敵対を解除したい。
情況としては最高だが弓士としての俺的には最悪なことに相手は"遊び"感覚で俺の矢を受けたし交渉の余地はあるだろう。
それは埒外の巨体で戦場の情報を把握していた。
"守護神"そう言われ始めてから約2000年以上もの月日をただ一つの村の民を護る事に費やしてきた75mを超える巨体、巨人族の中でも異端の巨体に蓄積している経験から勝てる勝てないの区別ぐらいは用意につくのだ。
そしてコレは賭けでもあった。
最悪4体のうちの誰かがあのクソチビに興味を持てば敵対から休戦状態に出来るそうなればコチラの勝ちそうでなければコチラの負け…つまりは死だろう。
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狙いは私ですか!!
目の前には地面スレスレまで姿勢を低くして走ってくる忍者っぽい服を着たイケメン野郎がいた。
まぁ私のタイプではないかなぁ顔は整ってると思うけどッ!
私は迫りくる片手剣を首を動かす最小限の動きで躱し鎌を展開した左腕でのラリアットを叩き込む。
シヴァ
「死鎌横薙腕!!!」
しかし大振りだったからか?躱されてしまった。
この男やるなぁ?特有能力「暴体者」を試せそうな相手だぁ。
躱した片手剣を反転させ勢いよく振り下ろして来たので躱すが右手首の皮を切られた…。
チエ
『報告しておきましょう。相手は竜人族存在値は88880000です。』
なるほど?結構、身体性能は近めか…けど私には「暴体者」があるし身体性能面では全く問題ないね。
問題なのは相手の身体操作能力と技量かな?
技量はチエさんでも測る事が難しく身体性能の差を埋める事も出来るほどの存在もいるらしい。
さてこの男はどうなんだろうか?私の身体性能でも二連撃目を完全には躱せなかった所をみるに恐らく想像以上の技量を持っている。
ネメシスお姉ちゃんとアラクネお姉ちゃんは戦闘に参加せずに見守る感じだね。
まぁ別に問題ないけど。チエさんアレ試してみる?
『お?やりますか?』
いよいよ〜。躱せなかったらその程度って事だしッ!
私は勢いよく飛び上がる。いうなれば垂直に跳躍しただけだがそれでも軽く500m程の上空だ。
私の足元に透明な板が展開される。空間系の魔法であり上空での足場として展開したのだ。
『魔法陣が完成しました。いけます。』
良しきた!!
虫眼鏡の要領で日光を集中させたビームの雨だ頼むから躱し切ってくれよ?
シヴァ
「一つ頼もうかな。死ぬなよ?」
シヴァ・チエ
『「一点集中日光雨!!」』
直径約10mのレンズに集まった日光を僅か1mmまで圧縮してから対象に向けて雨の様に放つ魔法。
元が日光故に光の速さの攻撃であり更に普通能力「疫病Lv10」、「酸魔法Lv10」のおまけ付き当たれば痛いどころじゃないぞ?
しかしマジか…。
光速のしかも1mmの攻撃の雨を見事に躱していやがるしいつの間にか双剣になって武器の刃の部分で的確に反射していやがる凄いな…良しチエさん10発から上げても良いよ。
『了解しました。100発まで上げますね。』
より攻撃の密度が上がる。
そう今までのは小手調べで一度に10発しか撃っていないのだ。それが100まで上がるとなれば相当だろうね。
案の定右腕にヒットした…けど動くね。「痛覚無効」と「苦痛無効」の影響だろう。
「痛覚無効」で痛覚はなくとも身体はダメージに反応し一次的にだが反応が鈍る。
いうなれば熱いものに手が触れた時、レゴブロックを裸足で踏んだ時の脊髄反射の影響だ。
脊髄反射は防御反応であり通常の反応よりも速い反面、一瞬しか働いてくれずその後僅かに身体の動きが鈍くなる。
しかしここで「苦痛無効」があれば話は変わってくるのだ。
肉体の緊急回避行動である脊髄反射のデメリットである回避後の鈍りを無効化できそのまま次の行動に移すことが出来る。
ただ鈍りを無くすだけの耐性系スキルだがそれでも音速を凌駕する戦闘においてはある者と無い者に差が出ると言うものだ。
さてそろそろ私自身も攻撃に移らせて貰おうかな?
私の戦い方はいうなれば初の地竜戦と同じだ。
分担戦闘、私は近接戦でチエさんは魔法での援護に周る。
相手にとっては最悪な事に二対一での戦闘を強いられる訳だ。
更にチエさんは並列演算の権能を持っているらしく場合によっては二対一どころではなく百対一にもなり得るらしい。
どちらにせよお姉ちゃん達よりも私弱いけどそれでも私結構強いんだよね〜。
しかしここで情況が変わる
チエ
『報告。対象に何者かが思念伝達を行った直後に敵意が消失しました。』
なぬ?何者かって?
『恐らく先程の一射を放った本人と推測。現在エイルメントビーが対応しています。』
なるほど。とりあえずこの忍者系の男は敵意無しか…。まぁ警戒はしてるっぽいけどどうしよ?相手側から攻撃してきたし。
カツッカツッカツッカツ
後ろからアラクネお姉ちゃんとネメシスお姉ちゃんが来た。
アラクネ
「シヴァ貴女強くなっているようね。先程の魔法は本領の一割も出していなかったようだけど面白かったわ。」
ネメシス
「エグいよね〜光速速度の攻撃の連撃って普通に〜。ボクなら耐えられるけど〜。」
シヴァ
「硬すぎじゃない?ネメシスお姉ちゃん」
ネメシス
「フフン。まぁそれだけじゃなけどね〜。」
にっこりと上目遣いで笑うネメシスお姉ちゃん。だが先程の言葉に嘘はない。
恐らく初見でも私のお姉ちゃん達は先程の【一点集中日光雨】を対応されるし発動前に倒されそうなのだ。
怖。
アラクネ
「さてそれでは単刀直入にお伺いしましょうか。貴方死にますか?それとも生きますか?」
単刀直入過ぎない?!まぁ相手から攻撃して来た訳だしコチラがわざわざ時間かけるつもりもないと言うことだろうね。
何か事情でもあるなら聞いてみるかといったところか。
教官
「まずは謝ざっ」
アラクネ
「聞いてましたか?死ぬか生きるかを私は聞いたはずなのですが…耳ないんですか?」
教官
「…生きたいです。」
…怖。絶対今謝罪する雰囲気だったのにてかサラッと魔蟲の覇気出してるし。
アラクネ
「よろしい。では攻撃して来た理由を述べなさい?私は妹達とは違って優しくないのです。」
…
……
………
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……………
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その後、この忍者系の男が言うには此処から300km先の山岳地帯に村がありヤバい気配を感じた為に先制攻撃をしたと言うことらしい。
ん〜コレは正直予想外だったね。村の近くってほどでもなくともこんなのが現れたら誰だって怖いだろうし。
なんか申し訳ない。
アラクネ
「そのような事情でしたか。すみませんでした。ただの無謀者かと思っていたので謝罪します。」
教官
「いえいえ!俺達の方こそ早とちりで攻撃してしまってすいませんでした!それでお詫びと言っては何ですが村に来てみませんか?」
アラクネ・ネメシス・シヴァ
「「「?」」」
教官
「食事をご馳走しますよ。先制攻撃してしましましたしコチラが出来そうなのはそのぐらいですから!」
ネメシス
「ちなみに何が出るの?」
教官
「そうですねぇ。とりあえずお茶とか3色団子とか〜串肉ですかね。」
3色団子だと?!是非とも食べたいぞ!!
アラクネお姉ちゃんとネメシスお姉ちゃんはイマイチ分かってないようだけど普通に甘味じゃん!!
食べたい!!
甘味なんて食えるのか!この世界!!
アラクネ
「末っ子が食べたそうなのでご迷惑でなければお邪魔させていただきますが…。」
ネメシス
「そだね〜。3色団子とか言うのも気になるし愚姉を回収しに行かないとだしね〜。」
と言うわけで忍者系の男に連れられて向かう村に向かう事となった。
アラクネ
「歩くの面倒ですので足代わりを呼びますね。来い。」
数秒後、地面が爆ぜ超極太のビームが天まで昇った。
そして現れたのは女王蜘蛛である。
改めてみてもデケェ〜!!
教官
「んなぁッ〜!!」
うんそういう反応が自然だよね。うん。
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作者メモ 〜武〜武器の階級について
まぁありますよね。この世界にも武器はあります。
あんま登場しないので忘れがちですが今後はこういうのも出したいです。
さて武器の階級ですが…。そもそもこの世界において武器にもステータスと能力があります。
ステータス項目
耐久力
攻撃力
のに二つ項目であり一応存在値も存在します。存在だけに
さて能力ですがどちらかと言えば権能の方に近いですね。
武器に宿っている物って解釈でオッケーです。
階級と特徴
粗大級:ゴミです。魔物に傷一つつけられませんし権能の一つもありません。更に平均存在値100です。
一般級:マシですね。権能はありませんが末兵が使う分には十分です。平均存在値は1000です。
希少級:おぉ割と良いです。コモンスキル級ではありますが権能も持ち合わせています。平均存在値も10000はありますね。
特有級:凄く良いです。希少級場合によっては特有能力級の権能を有している可能性があり侮れませんね。平均存在値も10万以上ですしヤバいですよ。
究極級:マジかよ。特有能力級の権能が最低でも一つは付いている武器の階級です。更に存在値は脅威の1000万以上といきなりインフレします。
神器級:あんの?えっあんの?!。究極能力と同等の権能を有しています。少なくとも存在値は1億ありますしヤバいです。しかしそんなに何本もあるわけでは無いてかあってたまるかと言う代物ですね。




