第40話 結界の攻略を開始します
私と三人のお姉ちゃん達は現在、大洞窟第一階層の地上に繋がる大穴の付近まで近づいて来た。
そう!
遂に外に出る時が来たのだよ!!
いや〜、前世では学校と友達によほど誘われない限り外に出なかった私だけど今世ではしっかり日光を浴びないとね!
私は健康児になるのだ!
え?
そんな子供じゃないだろって?
チエさ〜ん分かってないなぁ。私今世で産まれてまだ一年も経ってない幼児だよ?笑
お得意の演算能力はドウシタンダイ?
『ウザっ』
まぁそんな事はさておき、外に出る事でメリットがある。
一つ目は、食料問題。飯マズから脱却出来るという期待がある。
二つ目は、魔法だ。虫眼鏡で日光を調整して紙を焼く実験あったじゃん?前世でアニメ観てた時にそれを攻撃に転用しているの観てさぁ。チエさんに"術式"組んで貰ったからやってみたいんだよね〜。
いや〜あのシーンは印象的だったわ〜。
とそんな事よりようやく到着だね。
〚禍蟲落迷の大洞窟:縦穴:対魔蟲結界〛
おぉ〜。凄まじく縦穴だなぁ。
『凄まじく縦穴とは何ですか?はぁ。縦約300m直径約500mの縦穴ですね。更に魔蟲族の苦手とする火属性の術式を多数組み込んでありそれをこの直径の縦穴に行うとは…。凄まじいですね。』
いけそう?
『誰に言ってるんですか?12時間以内に終わらせます余裕ですね。』
呆れた様に言う"チエさん"だったが12時間か。
特有能力時代だと少なく見積もっても100日かかるとか言ってたのに凄い成長っぷりだ。
ちなみに一万倍程度には性能向上しているのにそこまでじゃね?と思うかもしれないが同時進行で火属性の魔法の習得や魔蟲族でも安全に使える火属性攻撃の開発なんかもしているのでそっちに大幅に容量を割いているからである。
人間に例えるならプランクしながらゲーム全クリしている様なものらしい。
アラクネ
「さて、私達の特有能力をとりあえず接続しましょうか。」
ネメシス
「だね〜。妹に任せっきりも悪いし〜。」
エイルメント
「是非とも使ってくれ!愛妹!!」
と言う事だったので有り難くチエさんと接続して貰う事にした。
ちなみに本来、能力同士の接続は"魂の回路"?なるものが必要らしいのだが…。
4人でくっついて寝てれば後はチエさんがやってくれるらしくお姉ちゃん三名に抱き着いて寝ることにした。
『オーバーキルで"草"ちなみに魂の回廊は家族や身内などなら確定であり"名付け"を行った対象もしくは"名付け"をしてくれた対象とも形成される魂間の繋がりです。適当に"結界攻略"ついでに作っておきますね。』
うん了解〜。
…
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『寝やがった。まぁ良い作業開始しますかね。』
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シヴァ所有:チエ
『それではよろしくお願いします。まずは結界の術式の種類と数を確認しましたのでそちらの方の確認を…。』
アラクネ所有:解析者
『待ちなさいな。』
エイルメント所有:分析者
『そうだそうだ!!』
ネメシス所有:精査者
『え?てか…え?なんで?』
何故この特有能力達は困惑しているのだろうか。とにかくさっさと確認してくれないかなぁ?
チエ
『とりあえず確認は終わりましたか?それでは次は…。』
解析者
『勝手に話を進めないでくださいまし?どういうことですの?コレは。』
分析者
『てか、友の妹の能力だろ?なんで私等より階級が上なの?え?なんで?究極能力なの?』
精査者
『とりあえず"解析者"と"分析者"の方はアラクネとエイルメントビーの能力で良いよね?』
解析者
『はい。間違いなくわたくしは主の特有能力ですが…。』
分析者
『俺も友の特有能力《ユニークスキルだぞ。》』
解析者
『何故わたくし共よりも新参の能力が階級が上なのですか?と言うか魂の回廊はまだ繋がっていないでしょうに!!』
分析者・精査者
『『そうだ、そうだ!』』
めんどくさいですね。他能力に聞くより自分で調べなさいよ。解析系の特有能力でしょうが。
まぁ別に良いか。教えてやろう。
チエ
『まず、私は主よりチエと名を与えられているので主の真化と同時に進化しましたので究極能力と成りました。次に魂の回廊についてですが、コレは主と身体的に接触さえしてしまえば私の究極能力の私が無理矢理、擬似的な魂の回廊を"製作"することなど造作もありません。』
解析者・分析者・精査者
(((まっマジか究極能力魂の回廊を製作できるのか凄いな。)))
分析者
『てか、能力に名前を与えたら進化すんのかぁ~。凄いな知らんかったわ。』
チエ
『まぁ私は特別なので、とりあえずさっさと結界破りたいので協力してください。』
解析者・分析者・精査者
『了解しましたわ』『はいよ!』『うぃ〜。』
と言う事で作業が始まった。仕事はとっても簡単で術式を特有能力三名が解析鑑定して私に結果を送る私はそれを元に術式を習得しその解除方法を習得して破壊する。
今のところは一時間で約1%といったところか。
順調順調。うんうん。
無訳ねぇだろうが!!遅いなァ?解析がよぉ!!
と言う愚痴を三名にこぼすと
分析者
『仕方ねぇだろ!術式そこそこ複雑何だから!しかも魔力拡散式も術式一つに複数使われてんだぞ?そんな直ぐに出来るかぁ!!』
何を言っているのだろうか?そんな物、並列で作業してしまえば楽に解除できるだろうに…。もしや…。
チエ
『もしや"並列演算"をご存知でない?』
解析者
『え?なんですの?それ?』
分析者
『マジで知らない単語きたぞオイ』
精査者
『なにそれ〜。』
マジかコイツ等、知らんのか並列演算嘘だろ?え〜?
チエ
『並列演算は演算能力を分割で使用する技術です。使用し続ければ権能として定着します。』
解析者
『ちなみにその性能は?』
チエ
『分割した演算能力は八割まで落ちますが、その分"分割量を増やせば総合演算能力は飛躍的に向上します。権能として定着すれば分割しても最高でも八割までしか減少はしません。』
分析者
『なるほど?単体の10よりも8+8の方が確かに高いな。』
精査者
『その技術さえあれば複数ある魔力拡散式も同時に処理出来そうだね〜。』
その後一時間程で三名の特有能力は並列演算を技術として身につけた。
並列で3つ程の演算能力を解放しての作業で作業効率が上昇傾向に入ったおかげで作業開始から3時間で約15%である。
まだ目標までは遠いが、何とかなる。
解析者
『ちなみにチエは並列演算をどの程度まで扱っているのですか?』
分析
『確かに気になるな。究極能力がどの程度なのか知りたい。』
チエ
『私ですか?私は現在、九割の力の並列演算を110個程同時に使用していますが?まぁ並列演算は1日に一つ増やしていますが。』
分析者
『マジか…。まぁ俺等まだ出来るようになって一時間だしな。うん』
解析者
『わたくし達って軽く七桁年は自分達の主と共に生活していませんでしたっけ?』
精査者
『気にしたら負けだと思う。』
分析者
『うん。』
なんか言っているが一応休まず解析結果がくるので一気に結界を破壊する準備を整える。
どうやらこの結界。一つでも破壊したら連鎖的に連結して強化されるのと術者に連絡が行く仕組みらしいので一発で全て破壊しないといけないのだ。
まぁ全て解析が完了すれば造作もありませんがね。




